おきると荘の書斎

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表現についての雑談

2013-10-14 00:34:00 | ノンジャンル
やあ。お久しぶりです。

とは言ってもあまり長くは書きませんが。

何かを表現したいという欲求が唐突に湧き起ってくることがあります。そして、表現された何かを見たいという欲求もまた、唐突に湧き起ってくることがあります。

皆さんがどうなのかは分かりませんが、俺は比較的そのどちらか一方が時期によって強く出てくる傾向を持っています。例えば、表現したいと思った時にはあまり他のものを見なくなったり、逆に、とことん受容に回ると表現したいと思う気持ちが弱まったり。


表現することについて、俺自身強日々感じている事がひとつあります。
それは、表現したいと感じた時に表現する術を持っている人は、とても恵まれているという事です。


表現には様々な形態があります。例を挙げれば文章、音楽、映像等々。ダンおにも実況プレイも、もちろん表現の一形態と言っていいでしょう。

表現する枠の広さ、方向性はそれぞれ異なっていますが、表現力と創造力をどの分野に託すのかについては、それこそ十人十色と言うことでしょう。
しかし、重要なのは、どんな表現の根底にも、ある共通した表現欲というものが流れているという事です。

これを上手く外側に出してやる方法を見つけられる事ってのは、つくづく幸せな事なのだろう、と感じるわけです。


そういう意味では、大人が子どもに習い事をさせるというのは、ひとつの表現手法を枠組みとして子どもに提示する意味合いもあるのかもしれませんね。
俺みたいに中途半端な技量で終わってしまうと逆に歯痒い思いをする事もあるのでしょうが。

結局、絵なら自分が思ったように筆が動かせるようになってから。楽器なら、自分の思うように指が動くようになってからが、自分の表現力を十全に発揮するステップになるわけで。

素で絵がヘッタクソな人が描いた絵というのは、客観的な上手下手以前に、描いた当人にとっても思い通りの絵であると言えないわけです。

かといって、極めた人にでも思い通りにいかない経験はいくらでもある。でも、素人の思い通りにいかない感覚と、プロのその感覚とは、程度も質も全く異なったものなんじゃないでしょうか。
実力のある人が自分で内容を詰め、緻密に練り上げていく過程の中で、それでも自分の意図と違う形で表れる部分であったり、自分のどこから湧いてきたのか分からないようなアイディアがふっと降りてきたり。それでも、その意外性に気付いて、そこから更に作品を深めることができるのであれば、それこそは、真の創造性なんでしょう。


……そういえば今思い出したんですが、「演奏してみた」カテなんかで技術の高低に執着する喧嘩コメをよく見かけますね。確かに技術もれっきとした上手さの指標ではあると思います。ニコニコであれば、趣味を動画に投げるわけですから技能に目が行くのは至極同然です。でも、ひとたび有料の演奏会等に目を向けると、技能がそこに到達しているのは寧ろ前提です。或いは、ベテランピアニストの演奏なんかになれば、逆にミスタッチなんて度外視される要素です。大切なのは、自分の思ったままに演奏という形で表現することが出来る人が、どのように自分を表現するか、です。


ま、俺にはそういう分野がまだ無いから正直分からないんですけどねー(

ただ、下手くそにも下手くそなりに、自分の思い通りになっている部分、なっていない部分というのがあって、せめぎ合う事はできるはずなんですよね。下手の横好きでも、妥協せず頑張ることには意味があるんだろうなー、と思う今日この頃です。





……なげえ。