こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
期末テストが終わり、今週は生徒たちがその結果を続々と持ってきました。私も一応はプロですから、だいたい何点ぐらいになるかは前日の授業のときにはわかります。時々予想が大きくはずれるときがありますが、下回っているときは要注意です。
ONE-Sでのテスト後のチェックは、すべての生徒から問題用紙と解答用紙を集めます。そして隅々まで、どの問題が間違えているのか、どうして間違えてしまっているのかを調べます。現時点での学力はそれぞれ異なるのですから、ある生徒は30点であっても何も問題なくよく頑張ったと言えますし、80点であっても注意する生徒もいます。本番の入試は結果がすべてですが、定期テストは結果よりもそれまでの過程が大切だと考えています。
今まで20点の壁を超えることができなかった生徒が30点をとれたら素晴らしいことですよね。ふつう、20点以下の点数になってしまう子どもの共通点は2つ。1つは絶対能力が低いこと。2つ目は勉強時間が少ないことです。暗記する力・計算力・語彙力などが低い生徒に対するテスト対策はすべての範囲を勉強せずに、難易度の高い部分は捨てて比較的易しい部分を集中して勉強します。それでも20点以下の点数だった生徒が30点以上をとれたというのは、この生徒が今まで以上の努力をしたからなのです。今回はいつもの2倍の勉強をしました。毎日の自宅学習の課題を与えて、勉強時間も決めたところその計画通りに勉強してくれ、見事結果につながったのです。答案をじっくり見ると、たとえばいくら点数が良くても、適当に書いた問題がたまたま正解していたりだったりした場合には意味はないのですが、この生徒の場合は一緒に勉強して、これだけは頑張って覚えるようにといった問題や、何度も何度も繰り返し練習した問題を正解できていました。100%この生徒の実力で勝ち取った点数なのです。この結果から「努力すれば点数が上がり嬉しい。自分もやればできる」
という幸福感が得られ必ず次の試験でも同じように頑張ることができます。ですから頑張って結果が出なかった生徒に対しても、その努力を十分にほめてあげることでやる気を継続させることが大切です。継続さえできれば、いつかこの幸福感を得ることができるはずです。
一方、80点以上の生徒であってもその間違え方が悪ければ注意をします。たとえば、出題されると決まっていたものや学校の提出物であるプリントやワークとまったく同じ問題なのに正解できていないときや問題をきちんと読んでないことが原因のケアレスミスが多いときです。こういった問題は先生からのプレゼント問題なわけですから、真っ先に勉強しておかなければならないところです。もちろん塾でも試験範囲表を見ながら、これは必ず出題されるから覚えておくようにと伝えますし、そのチェックもします。80点以上とれる学力があるのにそういった問題を間違えるということは、明らかに努力不足でテストに向けての必死さが欠けているのです。それなのに80点以上という得点をほめてしまうと、この生徒はこれぐらいの勉強でいいのだと思ってしまい、成長が止まってしまう危険があります。
このように、解答用紙と問題用紙をじっくり調べることで前回と比べて何点上下したかだけでなく、どれだけの努力をしたのか、どの部分を改善すればよいか、今後どういった勉強法をしていくべきかなどたくさんのことがわかります。これは点数だけでは絶対に見えてこないものです。学校ではすべての生徒の答案をじっくり見ることなどできませんから、点数だけの評価になります。保護者の方も同じく点数だけで評価しがちです。ですから、せめて塾だけは点数以外の部分をしっかり見てあげて、ほめるべきところは、しっかりとほめてあげていきたいと思っています。こういった作業をすることによって必ず子どもにとって最適の方法が見つけることができ、自然と結果にもつながってくるのです。
生徒たちにもテストの点数で一喜一憂するだけでなく、良いときも悪いときも何がこの結果につながったのかを考えてもらいます。それが計画を立てる力・目標に向かって努力する力・客観的に自分を分析する力などを育て、高校受験だけでなく今後の人生においても重要な武器となってきます。
生徒たちが普段からどのように考え、どのようにして暗記し、どれくらい勉強しているか、どんな悩みを持っているのか、いろいろなことを理解しているからこそ、生徒や保護者に表面的なものだけでなく本当に伝えるべきことがみえてくるのです。。それがしっかりとできるような距離感を保ち、信頼関係を築いていくことが塾の大きな役目ではないでしょうか。
ONE-SのHP
期末テストが終わり、今週は生徒たちがその結果を続々と持ってきました。私も一応はプロですから、だいたい何点ぐらいになるかは前日の授業のときにはわかります。時々予想が大きくはずれるときがありますが、下回っているときは要注意です。
ONE-Sでのテスト後のチェックは、すべての生徒から問題用紙と解答用紙を集めます。そして隅々まで、どの問題が間違えているのか、どうして間違えてしまっているのかを調べます。現時点での学力はそれぞれ異なるのですから、ある生徒は30点であっても何も問題なくよく頑張ったと言えますし、80点であっても注意する生徒もいます。本番の入試は結果がすべてですが、定期テストは結果よりもそれまでの過程が大切だと考えています。
今まで20点の壁を超えることができなかった生徒が30点をとれたら素晴らしいことですよね。ふつう、20点以下の点数になってしまう子どもの共通点は2つ。1つは絶対能力が低いこと。2つ目は勉強時間が少ないことです。暗記する力・計算力・語彙力などが低い生徒に対するテスト対策はすべての範囲を勉強せずに、難易度の高い部分は捨てて比較的易しい部分を集中して勉強します。それでも20点以下の点数だった生徒が30点以上をとれたというのは、この生徒が今まで以上の努力をしたからなのです。今回はいつもの2倍の勉強をしました。毎日の自宅学習の課題を与えて、勉強時間も決めたところその計画通りに勉強してくれ、見事結果につながったのです。答案をじっくり見ると、たとえばいくら点数が良くても、適当に書いた問題がたまたま正解していたりだったりした場合には意味はないのですが、この生徒の場合は一緒に勉強して、これだけは頑張って覚えるようにといった問題や、何度も何度も繰り返し練習した問題を正解できていました。100%この生徒の実力で勝ち取った点数なのです。この結果から「努力すれば点数が上がり嬉しい。自分もやればできる」
という幸福感が得られ必ず次の試験でも同じように頑張ることができます。ですから頑張って結果が出なかった生徒に対しても、その努力を十分にほめてあげることでやる気を継続させることが大切です。継続さえできれば、いつかこの幸福感を得ることができるはずです。
一方、80点以上の生徒であってもその間違え方が悪ければ注意をします。たとえば、出題されると決まっていたものや学校の提出物であるプリントやワークとまったく同じ問題なのに正解できていないときや問題をきちんと読んでないことが原因のケアレスミスが多いときです。こういった問題は先生からのプレゼント問題なわけですから、真っ先に勉強しておかなければならないところです。もちろん塾でも試験範囲表を見ながら、これは必ず出題されるから覚えておくようにと伝えますし、そのチェックもします。80点以上とれる学力があるのにそういった問題を間違えるということは、明らかに努力不足でテストに向けての必死さが欠けているのです。それなのに80点以上という得点をほめてしまうと、この生徒はこれぐらいの勉強でいいのだと思ってしまい、成長が止まってしまう危険があります。
このように、解答用紙と問題用紙をじっくり調べることで前回と比べて何点上下したかだけでなく、どれだけの努力をしたのか、どの部分を改善すればよいか、今後どういった勉強法をしていくべきかなどたくさんのことがわかります。これは点数だけでは絶対に見えてこないものです。学校ではすべての生徒の答案をじっくり見ることなどできませんから、点数だけの評価になります。保護者の方も同じく点数だけで評価しがちです。ですから、せめて塾だけは点数以外の部分をしっかり見てあげて、ほめるべきところは、しっかりとほめてあげていきたいと思っています。こういった作業をすることによって必ず子どもにとって最適の方法が見つけることができ、自然と結果にもつながってくるのです。
生徒たちにもテストの点数で一喜一憂するだけでなく、良いときも悪いときも何がこの結果につながったのかを考えてもらいます。それが計画を立てる力・目標に向かって努力する力・客観的に自分を分析する力などを育て、高校受験だけでなく今後の人生においても重要な武器となってきます。
生徒たちが普段からどのように考え、どのようにして暗記し、どれくらい勉強しているか、どんな悩みを持っているのか、いろいろなことを理解しているからこそ、生徒や保護者に表面的なものだけでなく本当に伝えるべきことがみえてくるのです。。それがしっかりとできるような距離感を保ち、信頼関係を築いていくことが塾の大きな役目ではないでしょうか。
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