個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

貴重な時間を有効に使わせてあげてほしい

2018-01-06 12:47:13 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

基本的に塾では、量に違いはありますが宿題を出すようにしています。宿題を出す目的としてはいくつかあります。まずは、塾で一緒に勉強したことをもう一度復習することによってしっかりと定着させることです。毎日塾に来ているわけではないですので、宿題をしないとその間に解き方を忘れたりして、塾に来たときに、もう一度その説明をしなければならなくなり、結果的に時間を有効に使えなくなります。

また、私は塾と自宅学習のバランスが大切だと思っています。毎日塾で何時間も勉強することが最も効果的な勉強法だと思いますが、そうなると当然費用がかかってしまいます。塾で教えられながらしなければならない勉強もあれば、一人でできる勉強もあります。そういったものはできるだけ自宅でする練習を今のうちからしておくべきです。費用の面でもそうですが、高校そして大学となると、自分で考えて勉強しなければならないときがやってきます。大学生になって、授業がわからないからといって塾や予備校になんて行けません。小・中・高と自分で何をするべきかを考えずに、塾や予備校に頼りきっていては与えられたものしかできない学生になってしまいます。

あとは単純に自宅で勉強する習慣をつけてほしいからですよね。特に高校受験はまだまだ考える力よりも覚える力が必要になる問題が多く、勉強時間の差が点数の差になることが多くあります。つまり自宅での勉強を習慣づけすることこそが、合格への近道となるんです。「勉強の仕方がわからない」というのは多くの場合子どもの言い訳です。「勉強のやり方」はどこの塾でもしっかりと教えているはずです。毎日勉強することは、初めのうちはしんどいでしょうが、だんだんとそれが当たり前になっていき、自然と勉強するようになればもう何も問題ありません。

口で言うのは簡単ですが、これを実際に子どもたちがしていくのは大変でしょうね。ほんの一部の子どもたちをのぞけば、家で毎日数時間勉強するというのは難しいはずです。ですが、受験前になるとやはり「合格したい」という気持ちが強くなって頑張って勉強し始めます。この貴重な時間を、せめてこの時期だけは受験勉強に専念させてあげてほしいのです。

中学校ではいわゆる副教科と呼ばれる、美術・音楽・体育・技術/家庭科という科目があります。もちろんこれらの副教科も成績がつき、高校受験時の内申点に大きな影響を与えます。定期テストの点数や、実技、そして提出物などで評価が決まります。言いたいことは山ほどありますが(副教科の問題についてはまた別の機会に)、今回はその中でもこの冬休みの宿題についてだけに絞って書きます。

冬休みが終われば、約1か月後に私立高校の入試があります。どの生徒も本当に必死で勉強しています。塾以外の家での勉強も、もっともっとたくさんしてほしいですし、生徒たちもできるだけ勉強したいと思っています。ですが、こんなにも大切な冬休みという短い期間であっても、副教科の宿題が出されます。1年生や2年生ならまだしも、受験が目前の3年生に副教科を宿題をさせる意図がわかりません。それも、中には10時間ほどかかるような課題を出している中学校もあります。何を考えているんでしょうか? あるいは、何の目的もなく、ただ形式だけの宿題を出している学校もあります。その証拠に、もう何年間もずっと同じ宿題を毎年出しています。教師は毎年そのプリントをコピーして渡すだけです。怠慢と言われても仕方がないでしょう。どうしてもその宿題を出したかったり、何か目的があるのだとしたら、少しでもより良い宿題にしようと毎年変化があるはずです。どうかしてますよね。

副教科の宿題はこのように受験生にとっては邪魔にしかならないものですが、5教科も受験勉強に役立つとは言い難いです。以前から書いているように、すべての生徒に同じ課題を与えているのは悪しき習慣です。受験前のこの時期には生徒の学力の差が最も大きくなっています。にもかかわらず同じ課題をさせるなんて意味不明です。学力の高い生徒にとっては、学校で出される宿題はもはや作業でしかなく、時間を無駄に使わすだけであり、逆に学力の低い生徒にとっては今すべき問題はそこではなく、学校で出された宿題は、またもや回答を写すだけのこれまた作業になってしまっています。せめて、3年生の冬休みだけは、生徒に宿題を選ばせるのか、宿題を欲しがっている生徒にだけ渡すのかできないものでしょうか。本来ならば生徒たちの高校受験がうまくいくように応援しなければならない中学校が、生徒の高校受験の勉強の邪魔をするようになってしまっています。

新年早々、怒ってしまいましたが(^^;)。年々中学校の長期休みの宿題がひどくなっているように感じたので。中学校はもっと真剣に、形式にとらわれずに、子どもたちのことを考えて指導していってほしいと強く願います。

ONE-SのHP

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