個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

それは絶対に老化じゃないよ

2021-04-15 22:07:28 | 教室から
こんばんは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

3月末からポスティングを始めて2週間以上が経ちました。たくさんの方に塾のチラシを読んでいただいただけでなく、多くのお問い合わせもいただき、さらに入塾もしてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。「この塾を選んでよかった」と思ってもらえるよう、一生懸命頑張ります。

ところで私は今年で50歳になるのですが、年齢による衰えを感じることが増えてきました。体力面では、20代の頃からほとんど運動らしきものはしていなくて、さらに車移動が基本ですので歩くこともほとんどなく(あれほど頑張ろうと決意したウォーキングもまったくしなくなり)、足腰は相当弱っていますし、たまに歩くとすぐに息切れします。前述のように先月末から塾のチラシのポスティングを始めて2週間ほど経ちましたが、初めの1週間は筋肉痛が酷く、全身湿布だらけでした。ポスティングで足腰だけではなく、上半身も筋肉痛になるなんてあまり聞いたことないですよね(笑) 30ほど年上の父よりおそらく体力はないかもしれません。

体力面ではこのように衰えの激しい私ですが、塾の講師たるもの、頭脳はいつまで経っても若いはず!と思っていました(無理やり言い聞かせていたのかもしれませんが)。しかしここ数年、物忘れがひどい!「玄関のドアのカギを締めたかな?」「毎朝飲んでる血圧の薬、今日はもう飲んだかな?」「車の中に財布置き忘れてしまった!」など。以前は「スケジュールなんて、すべて頭に入っているから大丈夫」などと余裕をかましていたのですが、現在は手帳を肌身離さず持っている状態で、手帳の中身も文字でぎっしり埋まっているほど書き込んでいます。毎晩寝る前と、毎朝起きたときに手帳のチェックが必須となりました。ドアのカギを締めるときには「はい、締めた!」と声に出しています。これが老化というものなのか……。

生徒の中にも「最近全然覚えられへんねん」「小学校のときは大丈夫やったのに、記憶力が低下してるんかなあ」という子は毎年一定の割合でいます。

もしやすでに私のように老化が始まっているのでは?ってそんなわけありませんよね。答えは簡単。気持ちの問題です。

小学生の頃は勉強が楽しく、あるいは楽しくなくて義務感であったとしても「頑張って覚える!」という気持ちで勉強に取り組んでいたのでしょう。それが中学生くらいになると、たとえば親や先生の言うことをあまり聞かなくなる、いわゆる反抗期に入ります。「勉強しなさい!」と言えば言うほど「やる気」をなくして勉強から遠ざかります。また、スマホなど新しい娯楽に触れる機会が増え、そのことばかり考えるようになります。あるいは、思春期を迎え様々な悩みが次から次へと出てきて勉強に集中できないこともあるでしょう。そしてなにより、中学校の勉強の方が小学校の勉強よりはるかに難易度が高くなるので、集中して勉強しないと理解できないし暗記もできません。

私がこれまで教えてきた子のほぼ全員、高校受験あるいは大学受験の直前になると最も高いパフォーマンスを発揮します。「合格したい!」という強い気持ちを持って勉強と向き合った結果、驚くべきスピードで吸収していくのです。いやあ、若いって素晴らしいですよね。

受験前でなくても、明確な目標、たとえば高校や大学や就きたい職業などを持っている子は効率のいい勉強ができます。あるいは明確な目標はないけれども、負けず嫌いであったり、プライドを維持するためであったり、どんな理由であっても勉強するためのモチベーションが高い子は、「頑張ろう!」という気持が強いためどんどん学力は上がります。

そうでない子たちをどうやって受験直前のような状態に近づけていくか、これが難しいんですよね。高校受験や大学受験、ましてや社会人になってからのことを話したところでピンとこない子が多いでしょうし、効果は薄いでしょう。そしてそういう子たちの多くは勉強に対する自信を失っています。なんとなく勉強した方がいいんだろうなということはわかっていても、「どうせ勉強してもできないし」という気持ちが大きいので、ますます勉強しなくなり学力が上がらないという悪循環に陥ってしまいます。

いくつか方法はありますが、やはり「成功体験」をしてもらうことが大きな変化に繋がることが多いですね。いきなり受験前のように1日何時間も勉強するなんてできないでしょうから、大きな成功ではなく、「頑張ってよかった」と少しでも思ってもらえるような小さなものでいいんです。具体的にはテストの点数が何点上がったなどでもいいのですが、「授業がいつもより理解できた!」「テストで練習した問題が出題されたから解くことができた!」など。いきなり全教科何点upではなく、得意な科目、あるいは点が伸びやすそうな科目をこちらで判断し、まずは1教科からこのような成功体験をしてもらうことで、気持ちが前向きになりやすく、その積み重ねによって、自信がつき、目標が生まれ自己肯定感が高まります。

もちろん、これは理想的な形であって、現実はなかなかうまくいかないことも多くあります。「うちの塾に来ればどんな子でもすぐに成績がグングン上がるよ!任せといて!」などそこまで強気な発言ができませんが(^^;)。ですがだからといって何のプランもなく指導していくのではなく、どれだけ理想に近づいた指導ができるかが塾の講師の腕の見せ所ですし、講師としての楽しみでもあります。

私もこれ以上老化が進まないように、毎日しっかりと頭を使うだけではなく、運動もしていこうと思います。歩数計を持ち歩いていますが、酷いときには1日に800歩というときもありますので(笑)、まずは私の小さな目標として1日2000歩を目標に続け、「俺だってやればできるんだ。いつもいつも三日坊主で終わらないぞ!」という成功体験をしたいと思います。

ONE-SのHP

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あっという間の5年間 | トップ | 少人数って勉強するにはいい... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

教室から」カテゴリの最新記事