こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
私はサッカーがとても好きで、特にスペインのバルセロナというチームをもう20年ほど応援しています(サッカーを自分でプレーするのではなく、観ること専門ですが)。スペインと日本は時差が8時間ほどあり、しかも試合開始時刻が現地時間で19時以降ですので、テレビで生観戦しようとしたら夜中に起きとかなければなりません。年齢的にも無理できなくなってしまっているので、最近では年に数回の本当の大事な試合以外は録画観戦で我慢しています。
最近では日本のサッカーもレベルが上がってきましたが、やはりバルセロナの試合を見ると日本代表やJリーグの試合が物足りなく感じてしまいます。それほどバルセロナは素晴らしく、サッカーをあまり見たことがない人でも十分に楽しめると思いますので、ぜひ一度ご覧ください(笑)
リーグ戦では、1シーズン中に同じ相手と2回試合をします。バルセロナの本拠地であるカンプノウで戦うホームでの試合と、相手のスタジアムで戦うアウェイの試合です。バルセロナというチームは、スペインだけでなくヨーロッパ全体を見渡しても互角に戦えるチームは数えるほどしかなく、はっきりと世界トップクラスのチームです。ですから、毎年のように優勝争いをしているのですが、それほど強いバルセロナでも、リーグ戦で格下のチームに負けたり、引き分けたりすることがあります。それも1シーズン中に何度もです。そういった試合のほとんどすべては、アウェイでの試合なのです。
その原因はいろいろ考えられますが、ホームでの試合は多いときには10万人を超えるサポーターの大声援を受けて、しかも自分たちの慣れ親しんだスタジアムでプレーできる一方で、アウェイでは逆に敵チームのサポーターで埋め尽くされた慣れないスタジアムで、ボールを持つたびに敵サポーターからの大ボーイングを受けるというまったく真逆の環境での試合になることが最大の原因だと思われます。選手1人1人の能力は、バルセロナの選手が他の格下のチームの選手を圧倒的に上回っているにもかかわらず、その能力を発揮しきれずに敗れてしまうことがあるんです。
こういった超一流のアスリートですらアウェイの空気や雰囲気を苦手とするのですから、私たち一般人がアウェイで力を発揮できないのは当たり前かもしれません。
私は学生時代から人と接するのが苦手で、どのアルバイトをしても居心地がよくなくすぐに辞めてしまい、大学を卒業して就職しましたがその空気に耐えることができず、わずか2週間で退職し、そこからひきこもりになったことは以前のブログで書いたと思います。私にとっては、すべてがアウェイでの戦いで、自分の力を発揮するどころか委縮してしまい、自滅するかのような試合を繰り返していたのです。
27歳のときに学習塾を始めて、15年ほど経って生徒たちと冗談を交えながら話をすることはもちろん、保護者の方とも特別緊張することなく話せるようになって、私自身は自分の弱点を克服したのではと思い込んでいました。しかし、現実はそんなに甘くはありませんでした。
新しく今のONE-Sを立ち上げるときに1年間の準備期間があり、その間に小学校の現場のことをもっと知りたいと思い学童保育のアルバイトを3カ月ほどしました。「ずっと塾で仕事をしてきたし余裕やろ」と思っていましたが、それはそれはとんでもない間違いで、3カ月間のアルバイトが終わった後は、ストレスでしばらくは耳鳴りがとまりませんでした。塾での20年弱は完全にホームでの試合だったため、自分の好きなようにプレーをすることができ、おそらく能力を120%発揮できていたのですが、いざアウェイでの戦いとなると、まったく勝手が違い、パスミス・シュートミス・トラップミスの連続で何もできなかったのです。
そしてONE-Sを立ち上げてからは、有難いことに講演会や集会でお話させていただく機会が増えました。嬉しいことなのですが、やはりこの場所も私にとってはアウェイでの戦いとなり、毎回毎回緊張の連続で反省ばかりしています。いつもホームで戦えるとはかぎりませんので、いかにしてアウェイでの戦いに勝利していくかがこれからの最大の課題だと思っています。
子どもたちにとっても、どの場所が居心地がよく、自分の能力が発揮でできる場所なのかを見つけることがまず大事ですね。その場所が学校であれば特に問題ないのでしょうが、学校がアウェイだと感じる子どもにとっては、ホームを探してあげることも必要です。それがクラブ活動であっても、塾や習い事であってもいいと思います。やはり安心できる場所がないと、ずっとアウェイでの戦いばかりでは気持ちも体もしんどくなってしまいますから。
子どもが力を発揮できていないように見えたり、頼りなく見えてしまうこともあるでしょう。でもそれは、子どもにとってはアウェイでの戦いであるのですから、そう見えて当たり前なのです。そんなにすぐに苦手意識は克服できません。きっと子どもたちが輝け、安心できる場所があります。そういったホームでまずは自分の力を磨いていき、そしてちょくちょくアウェイでの試合を経験していけばいいんです。そのときに、私がうまくサポートして、アドバイスできるように、私自身がアウェイでの試合をもっと経験し、その戦い方を研究していきたいと思っています。
ONE-SのHP
私はサッカーがとても好きで、特にスペインのバルセロナというチームをもう20年ほど応援しています(サッカーを自分でプレーするのではなく、観ること専門ですが)。スペインと日本は時差が8時間ほどあり、しかも試合開始時刻が現地時間で19時以降ですので、テレビで生観戦しようとしたら夜中に起きとかなければなりません。年齢的にも無理できなくなってしまっているので、最近では年に数回の本当の大事な試合以外は録画観戦で我慢しています。
最近では日本のサッカーもレベルが上がってきましたが、やはりバルセロナの試合を見ると日本代表やJリーグの試合が物足りなく感じてしまいます。それほどバルセロナは素晴らしく、サッカーをあまり見たことがない人でも十分に楽しめると思いますので、ぜひ一度ご覧ください(笑)
リーグ戦では、1シーズン中に同じ相手と2回試合をします。バルセロナの本拠地であるカンプノウで戦うホームでの試合と、相手のスタジアムで戦うアウェイの試合です。バルセロナというチームは、スペインだけでなくヨーロッパ全体を見渡しても互角に戦えるチームは数えるほどしかなく、はっきりと世界トップクラスのチームです。ですから、毎年のように優勝争いをしているのですが、それほど強いバルセロナでも、リーグ戦で格下のチームに負けたり、引き分けたりすることがあります。それも1シーズン中に何度もです。そういった試合のほとんどすべては、アウェイでの試合なのです。
その原因はいろいろ考えられますが、ホームでの試合は多いときには10万人を超えるサポーターの大声援を受けて、しかも自分たちの慣れ親しんだスタジアムでプレーできる一方で、アウェイでは逆に敵チームのサポーターで埋め尽くされた慣れないスタジアムで、ボールを持つたびに敵サポーターからの大ボーイングを受けるというまったく真逆の環境での試合になることが最大の原因だと思われます。選手1人1人の能力は、バルセロナの選手が他の格下のチームの選手を圧倒的に上回っているにもかかわらず、その能力を発揮しきれずに敗れてしまうことがあるんです。
こういった超一流のアスリートですらアウェイの空気や雰囲気を苦手とするのですから、私たち一般人がアウェイで力を発揮できないのは当たり前かもしれません。
私は学生時代から人と接するのが苦手で、どのアルバイトをしても居心地がよくなくすぐに辞めてしまい、大学を卒業して就職しましたがその空気に耐えることができず、わずか2週間で退職し、そこからひきこもりになったことは以前のブログで書いたと思います。私にとっては、すべてがアウェイでの戦いで、自分の力を発揮するどころか委縮してしまい、自滅するかのような試合を繰り返していたのです。
27歳のときに学習塾を始めて、15年ほど経って生徒たちと冗談を交えながら話をすることはもちろん、保護者の方とも特別緊張することなく話せるようになって、私自身は自分の弱点を克服したのではと思い込んでいました。しかし、現実はそんなに甘くはありませんでした。
新しく今のONE-Sを立ち上げるときに1年間の準備期間があり、その間に小学校の現場のことをもっと知りたいと思い学童保育のアルバイトを3カ月ほどしました。「ずっと塾で仕事をしてきたし余裕やろ」と思っていましたが、それはそれはとんでもない間違いで、3カ月間のアルバイトが終わった後は、ストレスでしばらくは耳鳴りがとまりませんでした。塾での20年弱は完全にホームでの試合だったため、自分の好きなようにプレーをすることができ、おそらく能力を120%発揮できていたのですが、いざアウェイでの戦いとなると、まったく勝手が違い、パスミス・シュートミス・トラップミスの連続で何もできなかったのです。
そしてONE-Sを立ち上げてからは、有難いことに講演会や集会でお話させていただく機会が増えました。嬉しいことなのですが、やはりこの場所も私にとってはアウェイでの戦いとなり、毎回毎回緊張の連続で反省ばかりしています。いつもホームで戦えるとはかぎりませんので、いかにしてアウェイでの戦いに勝利していくかがこれからの最大の課題だと思っています。
子どもたちにとっても、どの場所が居心地がよく、自分の能力が発揮でできる場所なのかを見つけることがまず大事ですね。その場所が学校であれば特に問題ないのでしょうが、学校がアウェイだと感じる子どもにとっては、ホームを探してあげることも必要です。それがクラブ活動であっても、塾や習い事であってもいいと思います。やはり安心できる場所がないと、ずっとアウェイでの戦いばかりでは気持ちも体もしんどくなってしまいますから。
子どもが力を発揮できていないように見えたり、頼りなく見えてしまうこともあるでしょう。でもそれは、子どもにとってはアウェイでの戦いであるのですから、そう見えて当たり前なのです。そんなにすぐに苦手意識は克服できません。きっと子どもたちが輝け、安心できる場所があります。そういったホームでまずは自分の力を磨いていき、そしてちょくちょくアウェイでの試合を経験していけばいいんです。そのときに、私がうまくサポートして、アドバイスできるように、私自身がアウェイでの試合をもっと経験し、その戦い方を研究していきたいと思っています。
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