個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

チッ!お前は二面性があるよな!

2020-06-04 19:51:58 | 教室から
こんばんは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

コロナウイルスの影響で仕事以外の外出はできるだけ控えて特にすることもなかったので、これまでのブログを読み返すことにしました。初めの方は文字数も短く、どこか自信なさげに書いているように感じます。約3年前ですので、今とは少し考えも異なっているのもあったり、まったく成長していない部分もあったりで、それなりに勉強になりました。それにしても学校に対する文句が多いですねー。2割ぐらいか、いやもっとあるか(笑)

といいながら、今回もその中学時代の話です。タイトルでもお気づきのようにまた文句ですね(笑)

中学校のときには今でもありますが三者懇談が定期的に行われます。実は私はこの三者面談で褒められたことがないのです。テストはほぼ毎回トップでしたし、授業中も妨害などするわけなどなく黙って受けていました。服装や頭髪も校則通りきちんとしていたのですが、三者懇談でいつも担任からぐちぐち言われました。母もどうしてこの子がそんなこと言われるのかと不思議でならなかったそうです。というのも私には1つ上に兄がいまして、兄は口から生まれてきたのかというほどよくしゃべり、小学校のときから目立っていましたが、私の方はどちらかといえば、もともと話すのが得意ではなかったのもあり、おとなしかったからです。

いろいろと言われましたが、一番印象に残っているのは先生が母に「松下君は二面性がありますよね。先生によって態度を変えるし」という言葉です。いやー、よくこんなことが言えましたね。もしそうだったとしても、もっと他に言い方はなかったんでしょうか?これには私も母も傷つきましたね。

ですが、確かにその先生の言うとおり、そういう面は私にはありました。五教科の授業のときは真面目に聞いていたけれども、副教科は手を抜いていましたから。それはテストの点数にも如実に表れていました。私の時代は、受験に必要な内申点は3年生のときの成績でしか判断されません。極端な話、1、2年生はずっと0点であっても、3年生で100点をとれば最高の内申点をもらえることができる制度だったのです。五教科は受験にも必要だからきちんと授業も受けようという意識がありましたが、副教科に関しては好きでもないし、苦手だし受験にも必要ないしで適当に流していました。テストの点数も五教科は90点以上で安定していましたが、一方の副教科は50点を下回ることは当たり前で、もっと悪い点数をとることもありました。副教科の先生にしてみれば、私のそういったところが気にくわなかったのでしょう。この発言をした先生も技術家庭科の先生でした。

だからといって五教科の先生には好かれていたわけでもなく、基本的にどの先生にも良い印象を持たれていませんでした。その理由はわかるんです。私が先生たちのことを嫌っていたからです。ほぼ全員の先生が嫌いでした。

なぜそこまで嫌いだったかと言えば、その理由は1つなのです。先生たちに、二面性があったからです。私の中学校は荒れていました。たくさんのヤンキーがいて、頻繁に暴力事件が起き、そのたびに全校集会が開かれます。その暴力事件を起こした当事者のヤンキーがその場にいないくて、なにも関係ない私のような普通の生徒が集められ説教されるんです。何の集会で、何のために自分はこんな場所にいて、何で怒られなければならないのか?いつも疑問でした。それでも、これはほんの30分ほど我慢すれば解放されますから我慢できましたが、許せなかったのは先生たちが、私のような普通の生徒に対する態度と、ヤンキーたちに対する態度がまったく違っていたことなのです。

まあそれも、校則をまったく守らず、授業を妨害し、暴力をふるってるヤンキーたちに厳しく、私たちには優しいのであれば学校の秩序を守り、みんなが勉強しやすい場所にするという点で良いことだと思いますが、まったくそれは逆でした。私のような普通の生徒に対しては、先生は高圧的な態度をとることはよくありましたし、体罰も何度もありました。しかし一方ヤンキーに対しては、暴言を吐かれようが、授業を邪魔されようが、いつもヘラヘラしてきちんと怒ることさえしません。「お前らの方が二面性があるやないかー!」ずっとそう思って、軽蔑すらしていました。嫌いでした。そういう私の気持ちがおそらく態度や雰囲気に表れていたのでしょうね。

私が正しかったとは言いませんが、やはり先生というのは少なくとも学校では、生徒の前では先生らしく堂々としていてほしいのです。先生らしく正しく公平でいてほしいのです。子どもは大人より敏感です。ちょっとしたことにでも気づきます。そして一度信頼を失うと取り戻すことはできません。それは簡単なことではなくかなり難しいということはよくわかります。それでもしないといけない場所が学校だと思うのです。難しいのであれば、実現できるように様々な面での改革が必要でしょう。そうしないと、今の私のように何十年経っても文句を言われてしまいますよ(笑)

私は生徒たちには尊敬なんてされなくてもいいと思っています。まあそもそも尊敬されるような人間性でもないですからね(笑)
ただ、生徒たちに信頼される先生になりたいと、これだけはずっと思っていますし、私の永遠のテーマでもあります。生徒たちに「先生、もっときれいに掃除しないと!」「先生、ご飯ぐらい自分で作らないと!」「先生、競馬ばっかりやってたらあかんで!」などと注意されることはあっても、「この先生は信用できる」とすべての生徒に思ってもらえるように努力を続けていこうと思っています。

ONE-SのHP



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