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素敵な場所を訪れました。
誘ってもらって別府市民劇場の集まりに参加したのですが、その催がここ別府市公会堂でありました。
別府市公会堂は、
別府市制施行初代市長の発案により、
昭和3年に建設されました。
設計は、後に東京大阪の各中央郵便局などのモダニズム建築の傑作を残した吉田鉄郎。
以来、戦禍もくぐり抜け、何度か改修もされつつ平成28年2月に耐震補強、バリアフリー化などとともに昭和初期の空間が再現されたそうです。
さて、
本来、公会堂には建物正面に見上げる石段を登って入場します。
玄関を入るとそこは2階です。
鉄の曲線や直線で装飾された大きい扉が出迎えてくれます。
その扉の脇のブルータイルが目につききれいでした。
中に入ると2階広間(通路の役割が多いかと…)
アーチ型の天井に、左右、黒い扉、デザインされた照明が調和しています。
こちらは3階広間。
向こうに美しいブルーの光が見えています。楽しみです。
又、天井から下がる照明は星⭐️をモチーフににした不思議な形ですが、
この建物には星を形どった装飾がいくつかありました。
3階広間の左手にある第2会議室。
土足禁止!大切に保たれています。
やはり独特なデザインの照明が下がっていて、
正面の黒い石の暖炉は大理石か。
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…そう、先ほどのブルーの光は
窓に取り付けられた大型のステンドグラスです。…そう言えばここも星が光っています。
こちらは1階部分の広間で、シンプルなデザインです。
この左手に事務室がありさらにその先は、
本来なら、窓があるかと思われますが、実は先程登った石の階段の裏手部分。
別府市公会堂は、「公会堂」と呼ばれたり
「中央公民館」であったり、「市民会館」であったり…。
その訳がわかりました。別府市公会堂は
1階が中央公民館 2.3階が市民会館だったのです。
1階には、建物の脇に、まるで勝手口の様相の入り口から入ることができます。
中央公民館に講座室と呼ばれる広い部屋、研修室や料理室なとがあります。
2階3階の市民会館はバルコニー席を含む407席の大ホールでした。
創建当時の写真。
スエーデン、ストックホルムの市庁舎に影響を受けての設計と言われていますが、
今のアーチ
復元された正面玄関の5連アーチがこの建物の姿を引き立てています。
実は、十数年以上も前になるか?…
古楽器の演奏会で2度ここを訪れました。
古楽器に、似つかわしいと言うか、当時は本当に古い古い建物だった記憶です。
復元された公会堂は見どころいっぱい。
「アールデコ」っぽいデザインなのではないかと、私は勝手に思い楽しみました。
こんな古い、人々に親しまれた建築物が、守られて残されていくことはとても嬉しいことです。
こんな古い、人々に親しまれた建築物が、守られて残されていくことはとても嬉しいことです。
新しいものも良いですが、
古くなり取り壊す事と同時に、守り残していく事も考えて行ってほしいですね。
戦時中、屋上に空襲警報用サイレンが設置されていました。
今は、屋根から下ろされ
公会堂前南寄りの植え込みの間に置かれています。
大きいです。
今日も秋空の良いお天気。
公会堂前の楠の大木の緑が空に映え
植え込みの中に唯一、蔦の葉が真っ赤でした。
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