もうずいぶん昔、
高崎山で目線の高さの柵に猿がいて、かわいいなあと思いその顔を覗き込んだ。
そしてかわいいはずの猿に威嚇され、怖かった記憶がある。
でも、やはり猿が嫌いではない。
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先日、大分市の市報でも紹介されていた『ナンチュウ』がいた。手先の白いのが目印だ。
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顔が真っ赤かになっているのは、恋する時になっているからだそうだ。
猿と肩先が触れるほど、近くに居られる。
ただし、猿を触らない。びっくりさせない。目を合わせない。
とにかく、無関心を装わないといけない。
可愛かったのだろう、思わず背中を撫でてしまった猿に激しく威嚇されている人がいた。
おやつに、麦が撒かれると我先にと猿たちは大騒ぎ。今年産まれた小さい猿たちは、大きい猿の喧騒を避けるようにカズラの遊具に集まっている。
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見上げると、高い梢にも猿の姿が。
撫でたくなる猿の背中。
麦をもらおうと、猿が私の足の間を走り抜けた。