無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

震災の中の良い話

2016年04月23日 05時51分02秒 | 災害・事件・事故
おはようございます。昨日は、168人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

なお続く余震、そして震災の影響、連日熊本地震関連の報道が続いています。

各自治体の支援の話、ボランティアの活躍の状況、そして住民同士でも徐々にボランティアや近所同士の助け合いする話題が報道されています。
そのような中、昨日の報道の中である女子中学生の言葉が印象的でした。
「じっとしているより、皆さんと一緒に何かしていると気がまぎれる。そして、人の役に立っていると思うと楽しい。でも、まだ夜寝ると地震のことを思い出して怖い。だから昼間、皆さんといることが楽しい。」
心の奥底では、いろんな心配事と葛藤していると思いますが、人間じっとしているといろんなことを考えます。しかし、こんな時こそ余計なことを考えず行動することが、精神的には良いのではないでしょうか。
この女子中学生にそれを教わった気がします。

夜眠れず車中泊を続けている方々も多いと聞きます。しかし、車の中にばかりいると余計なことは考えるし、一番身体に良くないと思います。
車から出て、周りを見渡し、少し行動すれば、気も休まるし身体の調子も良くなるのではないでしょうか。

また、今朝の天声人語に、家が倒壊の危険があり、車中泊している家族の話が載っていました。
家族4人、スーパーなどが休業し、困っていれば、近所の方から野菜のおすそ分け。
生物が好きな娘さんは、ヨモギや三つ葉などの野草を摘んできて食卓に彩を。
日頃仕事で忙しいお父さんは、鳴くウグイスの声、巣作りするカラスの姿、夜に飛ぶフクロウの姿を見て、これまで身近にありながら見たことのない風景に感動。

この震災で良いことも経験したと話していたようです。

まさに「災い転じて福となす」、このように思いながらこの震災を乗り越えてほしいと遠い地から思っています