マチュピチュと大玉村の繋がりについては、このブログでも度々紹介してきました。
それが最近ではテレビで放映したり、全国紙の紙面に載ったり色々な所でピックアップされるようになりました。
というわけで、全国の皆さんが世界遺産マチュピチュの村の初代村長が福島県大玉村出身という事を少しずつ知っている最中に大玉村に住んでいる我々が知らないわけにはいきません。それでは灯台下暗し。
ところで書きながらふと思ったのですが、「灯台下暗し」と「大正デモクラシー」ってなんだか似てません?
と、脱線しそうになってしまいましたので、話を元に戻しますが、
昨日(2月19日)大玉16区で活動している「竹の子サロン」で3年前に大玉村及び近隣市町村等にお住いの方でペルー、マチュピチュに10日間ほど一団を引き連れて団長として行って来た
渡辺左内さんに講師になってもらい、その時の様子についてのお話をしていただきました。
その時のお話については、過去のブログに綴ってありますので、そちらを探しながら、これまでのその他の記事も合わせてゆっくりと振り返ってもらえればありがたいです。
今回はその時見学してきたいという「カラル遺跡」について書かせて頂きます。
皆さんはカラル遺跡という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
あまり聞きなれない遺跡名かもしれませんが、実はこの遺跡も世界遺産です。2009年に世界遺産に登録された遺跡で、なんとこの遺跡は約5000年前のものだそうです!
という事は皆さん学生時代に世界四大文明について習ったと思いますが、そのエジプト文明やメソポタミア文明などと同時期に南米にも文明が栄えていたんですね。さらにこのカラル遺跡には高い城壁もなく、戦争の傷跡もないんだそうです。つまり周りの文化と争うことなく、共生しながら、繁栄していたことになります。また、かまどが多数発見されており、もしかしたら火を信仰していた可能性もあるということ。
火を信仰すると言えばゾロアスター教。ゾロアスター教の神様といえばアフラ・マズダー。この神様の名前の一部が日本の広島に本拠地を置く自動車メイカーの名前になっているというのは面白いですね。
またまた脱線してしまいましたが、このカラル遺跡は他の文明と違って近くに大河、例えばインダス川の近くにインダス文明、チグリス・ユーフラテス川の近くにメソポタミア文明等、川があってそこに水があって魚や貝が採れるから文明が発展した、というように学校ではならったような気がしますが、ここはその面でも珍しいみたいです。
きっとまだまだ発見されていない文明が多数あると思うと歴史は夢がつまっていますよね。
愛読している考古学者が主人公の漫画があるのですが、その最終話のタイトルが「夢を掘る人」だったように記憶しています。
歴史には昔にいけばいくほど解明されていない部分がいっぱいあって、その部分がダイソンの掃除機のように強く心を吸引するんですかね。
邪馬台国の場所の正確な位置や、鎌倉幕府の成立年も私が学生の頃は1192年と習いましたが、最近の通説では1185年が主流になっているなど随時更新されていく、考古学者は土ではなく夢やロマンを掘っているんですね。
と言うわけで、サロンの活動紹介ではなくて、遺跡とロマンの話になってしまいました。