今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

衝撃の事実

2012-09-17 12:49:15 | GM
ゴッドマーズの小説に、タケルの部屋の窓から富士山が見えると書いてあったので、ずっとそう思っていたのですが…。

さきほど1話を確認したら…。

「見えてないやん!!」

海越しに伊豆半島らしきものが見えて、そこに光球が落下していくという…

バトルキャンプ西伊豆説が…崩れましたorz

でも、いいの。
西伊豆だと思っておこう。うん。


と、言う訳で数日後は沼津に行きます。
うまい魚を食うてきたるでー!

エネルギー充填中にしてもほどがある

2012-09-16 20:29:55 | ヤマト
ヤマト2199も順調に伸びてきてるし、ここらで昔書いたヤマトのSSでも引っ張り出してみるか…
と、フォルダの中を見てみたら…

どれもこれも書きかけで放置中やんけー!!


そうなんだよね。
ヤマトって群像劇だから登場人物が多いから、いざ書こうとした時に、それぞれの人物像を掘り下げていくのが大変で。
で、途中でお話しがヘンな方向にいってしまい、嫌になって放り出す。

そんなのばっかりorz

連載のつもりでアップした「Usquebaugh」なんて、全く手がついてないし。

ヤマトの神様はなかなか降臨して下さらなくて、エネルギー充填しても、すぐに漏れていっちゃうんです。
ホントに何年充填してるんだか。

先に書きました「Usquebaugh」はウスケボーと読みます。"命の水"という意味で、ウイスキーの語源でもあります。
好きな言葉だったんで、タイトルに使ったのはいいけど、頭の中のストーリーは完全にとっちらかって、"命の水"と全く違う方に行ってしまったという…orz

うん。ヤマトのお話しを書くのはやっぱり難しいです。
精進いたします。


近々伊豆付近に行きます。
三浦だったら古代くんの故郷なんだけど、伊豆はヤマトとは御縁が無いですね。
ちょっと残念。
伊豆は…ゴッドマーズなんだな、これが(苦笑)
いつか北アルプス付近に行って「ここにヤマト3の時の秘密ドックがあったのかー」なんて想いに行くのもよいかもです。←ヤマト関連の聖地wではここが一番近い

聖地巡礼…今はディープなオタクな方々の中では一般的になっているようですね。
リアル感を出すためにロケハンしたものを使うのか、手抜きなのかは判りませんが。
今は昔と違って、きっちりと設定を固める方向なので、ロケハンして…ってことになるんでしょうね。

あ。思い出した。あるじゃん、県内にヤマトの聖地w
でも、実写版なんだけどねorz
ヤマトのドックになっていた地下通路。←横山ダムだっけか?
イスカンダルからのカプセルが届いた荒れ地。←多治見の製陶用の土掘り場(一般立ち入り禁止)
…いまいち面白見に欠けるなあ。

ま、いっか。
と言うわけでヤマト関係、只今充填中でございます。

余談
南部くんの席のショックカノンのメーターが、どうしてもハイブリッド車のメーターに見えるんだよね…。
波動砲発射時のターゲットスコープも…。
現代の戦闘機のメーターや照準器と同じだと逆にオカシイ感じになるから、デジタル感を出そうとしているんでしょうけども。
モーターショーのコンセプトカーのメーターっぽいって感じ。
これは職業病かもしれん。

さて、第三章の公開まであと1ヶ月。
体調を整えて行かねば。うん。

買っちゃった♪  ※ちょっと追記あり ※さらに追記あり

2012-09-15 14:10:30 | GM
今日届いたほっかほかの古本



アニメージュ 1982年1月号


その昔、実家には60冊以上のアニメージュが途切れなく揃っておりました。
勿論これもその中にあったのですが…。

「もういい加減に処分しなさい!」

と、ありがちな御母上のお言葉。

アニメから離れていた時期ではあったけど、せっかく揃ってたから廃品回収に出すのは気が引けていたんですよね。
でも、汚部屋の主の私。とりあえず、場所を取っている物からなんとかしようと、アニメージュ5年分以上を一気に処分したわけです。

それから20年後、まさかまたGM熱に火がついて、この本を買い取ることになろうとは思いもしませんでしたよ。
アニメージュの中で1番好きな表紙でした。

傷ついた弟が、それでも敵に向かって行こうとするのを、必死で引きとめる兄。
本編にこんなシーンがあったら涙ものです。
見たかったなあ。

おまけ

かなり追い込まれてるのに、それでも立ち向かっていこうとするイノシシ的性格w


あくまで冷静な兄さん。でも見ようによっては弟をけしかけているようにも見えるというw


それと、37話のAR台本も買いました。
フローレと母親が出会った時のタケルの行動のト書きが読みたかったので。
でも、あくまでト書きで、細かい心情までは書かれていなかったのがちょっと残念。

※追記
処分したのはアニメージュだけじゃなかったんです。
「GB」という音楽雑誌これも5年分くらい。
「シンプジャーナル」という音楽雑誌 これも4年分ぐらいはあったんじゃなかろうか
他にもバラで買ってた雑誌もあったりで、押し入れ半間の上下のほとんどが雑誌とマンガで埋まっていたっていうねw
「押し入れの底が抜けるから捨てろ!」とも言われてしまったのですだよ…わはは(乾笑)

※更に追記
サグールさんの中の人が、宇宙戦艦ヤマト2199第三章でガミラス側のゲール司令の中の人になります。
ゲールさん、サグールさんみたいな落ちついた武人って感じじゃないからなあ…。
ギャップを楽しんでみますか。

ラストスパート

2012-09-14 19:50:03 | GM
去年の10月に発売された 『30th Anniversary六神合体ゴッドマーズSUPER COMPLETE BOX』に始まった、ゴッドマーズ30周年も、いよいよラストスパート。

去年はCOMPLETE BOX発売記念のイベントにも参加したし、この歳になって、やっとゴッドマーズのイベントをリアルに体験できて嬉しかったです。
リアル本放映時は、アニメ雑誌を読みながら指を銜えているしかありませんでしたから(苦笑)

そうこうしているうちにヤマト2199シリーズが始まり、ゴッドマーズだー!ヤマトだー!とわたわたしてるうちに、9月も半ばになっちゃいました。

そしたらば、急にゴッドマーズの神様が頭の中に次々と降臨なさっては種を蒔いて行かれるんですよ。
種から芽が出て、今、私の脳内はあちこちにゴッドマーズのSSの双葉が育ちつつあります。

って、どれから手をつけたらいいんだよー!と、ある意味贅沢な悩みを抱えつつ、でも、少しづつ芽を育てていきたいと思います。

しかし、神様。ラストスパートだからって、一気に種蒔くの辞めて下さい。
私の脳ミソがオーバーヒートします(苦笑)


今書いてるのはあまりに暗いので、これは書きあがってもアップしないかも。

早目に次のに取りかかっておこう。でないとせっかくの芽がしおれちゃう。


うふ。
某オークションでわたし的に超お宝級のブツを格安でGETいたしました。
届くのが楽しみだわん♪
届いたらここで見せびらかします(笑)

待ってろ長良川!

2012-09-12 21:43:22 | Aさん
Aさん秋ツアー「Flowers in My Planet」で追加公演が出ました。

12/14(金)長良川国際会議場

え?もしかしてホールツアーファイナル?
でも、平日だし、田舎だし、そんなに人来ないよね?(自虐的)

そんなわけで、全く行くつもりにしていなかったこの秋ツアー、
自発的に参加することにしました。

勿論、長良川国際会議場オンリーで

やっぱり地元に来られると「行かなきゃ!」って気持ちになってしまうのですよ。
3カ月後の体調がどうなっているかは判りませんが、今週土曜日のチケ取り合戦には参加です。
友人に「一緒に行く?」って誘われましたが、ずっと立って見ていられない人間が横に居ると、友人もノリにくかろうと思うし、私自身もそっちで変に気を遣ってしまいそうなので、一人参加にしました。

8月2日の記事にも書きましたが、ツアータイトルが本当に私の好みど真ん中なんですよ。
本当のど真ん中はアリーナツアーの方なんですけどね(苦笑)

ライブに参加するのは去年の春以来です。
そう言えば、去年の春ツアーの長良川も追加公演だったんですよね。
東海地区、会場が押さえにくくなっているのかな?
ま、そういう心配はイベンターさんとスタッフさんに任せてw
私はまずはチケ取り合戦に勝たねばです。

…それだけで1日のエネルギーを使い果たしそうなんだけど…

でも、がんがる!

かなり面白かったので貼ってみた

2012-09-12 06:23:41 | アニメ
ヨシナガ(僕秩)‏@dfnt

【すごすぎる「○○の絵柄で○○描いてみた」まとめ】


そしたらね、このまとめサイトはgooの規定じゃ不正らしいんですわ。
どうやってもリンクが張れない。
「NEVARまとめ」で検索して
"すごすぎる「○○の絵柄で○○描いてみた」"
を探してみて下さい。(左上の検索BOXで"絵柄で"で検索するとでてきますよ)
検索で出てきた中から「 すごすぎる「○○の絵柄で○○描いてみた」まとめ」をクリック!

めっちゃ受けますw

今月のヤマト2199@ニュータイプエース

2012-09-10 17:09:07 | ヤマト
いきなり島くんの見せ場でしたね。
アニメ本編でも、ドリフトするヤマトは見物でした(笑)

マンガでは、やっぱり古代くん、双眼鏡を手にしてる。
今回はヤマトが大陸に載ったかを目視してたみたいだけど、
普段はどういう用途なんだろう。
接近し過ぎた敵との距離測定とかに使うのかな?

P406の南部くんのへの字口が笑えるw

P407の古代くんの「よし、上陸だ」の時の顔が可愛いーーーーーー
浮遊大陸の光景に見とれていた古代くん、嘗ての美しかった地球を思い出してたのかな?

今月号の戦闘シーンの古代くんは凛々しいというか荒ぶってるというか、迫力が出てきましたね。

コミカライズは本編で足りない部分を色々と補ってくれていたり、ちょっと表現が変えてあったりして、本編とは別に楽しむことができます。
しかも、連載時と単行本で絵が変わってたりとか。ね。

第三章の公開まであと1ヶ月と3日。
今回はオリジナル要素が色々とあるようなので、それも楽しみです。


しかし、コミカライズの古代くんのメット姿が、回を追うごとにタケル化してるような気がする。
…じつは密かに嬉しかったりなんかしてます

promessa-約束- in the future

2012-09-09 20:32:14 | GM_SS
ギシン星との戦いを終えた地球は、一時の安らぎを得た。
地球を守る為のシステム、各惑星基地が整えられ、地球防衛の最終ラインとして、宇宙ステーション・ケレスも建設された。

タケル達クラッシャー隊もベースをケレスへと移転した。
ケレスから眺める地球は漆黒の宇宙に輝くラピスラズリのように美しく、眺める者の心を捉えて離さない。

ミーティングを終えたクラッシャー隊のメンバーが、地球を臨むカフェテラスで一息いれていた時、そこへキャプテンのケンジがやって来た。

「タケル、済まないがちょっと来てくれ」
「タケル、何か仕出かしたのか?」

などとニヤニヤ冷やかすナオトとアキラに

「違うよ、…多分」

と、自信なさげに反論しながら、タケルはケンジの後をついて行った。

小さな、しかしセキュリティーのしっかりしたミーティングルームにタケルは連れて来られた。

「キャプテン…」

と、タケルが真剣な顔で口を開きかけたところでケンジがフッと微笑んだ。

「タケル、お前の新しい隊員カードが出来た。今日はそれを渡そうと思ってな」

ケンジの言葉にタケルが少し首を傾げ

「新しい、カード…ですか?」
「ああそうだ。今のカードをくれないか?」

ケンジが言うままにタケルは左腕のクラッシャー隊のマークの所からカードと呼ぶには小さなチップを取り出し、ケンジに渡した。
ケンジがチップをレコーダー機に入れると、モニターに表示されたのは、明神タケルと言う名と、隊員ナンバー、そして地球での両親である明神夫妻の名前のみで、他は全てUNKNOWNと表示されていた。
タケルは驚いてケンジの顔を見上げた。

「俺の隊員カードって、何も情報が入っていなかったんですか?」

普段隊員は自分のカード情報すら見ることは出来ない。
初めて自分のカードに自分の情報が一切記載されてないことをタケルは知った。

「ああ、正確な生年月日も生まれた場所も何も判っていなかったからな」

タケルの表情に影が差した。

「もしかして、俺は戸籍も…」
「ああ、戸籍も無かった。地球人と同じように成長するのかどうかも判らなかったからだそうだ」
「…」

タケルがグッと歯を食いしばったのがケンジにも判った。
赤ん坊の時から地球人として生きてきたのに、その証しが全くないと言われたのも同然だからだ。
そしてケンジは、ギシン星との戦いの中で、タケルが一番恐れているのが孤独だと気付いていた。
今、タケルはまた孤独感に襲われているのだろう。

「(あの戦いで、タケルが失ったモノはあまりにも多すぎたからな…)」

ケンジは一つ息を吐いて、隊員カードのチップを入れ替えた。
そしてモニターをタケルに向けた。

「タケル、これが新しいカードだ」

ケンジの声に、タケルの視線がモニターに落ちる。

「!?」

タケルの表情が一瞬の驚きの後、笑顔へと変わっていった。

「キャプテン…」

新しいカードには

NAME:TAKERU MYOUJIN/MARS of GISHIN
FATHER:TADASHI MYOUJIN/IDEA of GISHIN
MOTHER:SHIZUKO MYOUJIN/AIEDA of GSHIN
BROTHER:MARG of GISHIN

誕生日はギシン星暦を地球暦に変換した日付で、出生地は自宅のあった静岡とギシン星がそれぞれ併記されていた。

「キャプテン!」
「タケル、お前は正式に地球人として認められたんだ。
同時に本来のギシン星人としての情報も加味され、承認された」
「…」
「お前の戸籍も新しく作られた。
残念ながら明神夫妻の実子ではないから、お前だけの戸籍だ。
そして明神夫人との養子縁組もされている。
ギシン星の方でも、お前が実のご両親から引き離された時点で抹消されていたパーソナルIDが、元に戻されたそうだ」

ケンジの言葉に、タケルの瞳が嬉しさのあまりに揺れている。

「俺…やっと地に足が着いた気がします」

タケルの喜ぶ様にケンジも自然と微笑みが浮かぶ。

「良かったな、タケル」

ケンジが手を伸ばし、タケルの頭をクシャと撫でた。

「はい!有難うございます!」
「タケル、お前が地球人として地球の為に必死に戦った、その事への地球からの感謝だ。
 同時に生まれた星の事も忘れないで欲しいと言う願いもな」

ケンジが機器からチップを取り出し、タケルに手渡す。
それを両手でそっと受け取り、タケルはチップを制服の左腕に大事そうに収めた。

「用件は以上だ」

ケンジの声にタケルは椅子から立ち上がり、姿勢を正した。

「はいっ!明神タケル、失礼します!」

と、踵を返してタケルは部屋を出た。
ケンジはタケルの古いチップを手のひらに乗せて見つめた。

『飛鳥さん、約束ですよ!』

10年にもなろうとする、あの日の事を思い出す。

「(本当に一緒に宇宙に行けたな。苦しい戦いだったが)」

ケンジは小さく微笑むとチップを手にして部屋を出た。
このチップは最重要機密として処分される。
タケルの辛く苦しかった日々の記憶と共に。


**********************************************

あとがき
これ、携帯のメールでポチポチと書きました。
一晩で(爆)
実は先日のpromessa-約束-の続きになっていて、そっちも、携帯で一晩で書いたんですよねー(苦笑)

タケルが9歳の時のケンジとの約束は叶えられました。
自分の母星との戦いという、悲しい形ではありましたが。

本編でナオトがタケルの隊員カードを調べた下りがありますが、
ナオトでもかなりのハッキング能力があるってことですね。
そういうのはアキラの専門かと思っていましたが、やはりクラッシャー隊はエリートかと。

タケルが頭が良いというのは、イデアさんの息子と言う事でまあ文句無し。
ただ、兄さんと違って天然が入ってるのがタケルなのよねorz

でも、隊員カードがUNKNOWNしか書かれてなかったと知ったタケルはショックだったでしょうね。
自分の今までの誕生日だって嘘だったわけですから。

そんなわけで、タケルにきちんとした隊員カードを作ってあげたくて、この話を書きました。
ギシン星との戦いが終わった後というのが、一番タイミングが良さそうで、そうしたらケンジからタケルへ渡すという、2人の繋がりも書けますので。
あ、英語のofの使い方、これで合ってるのか判らないまま書いてます。
旅先での英会話なら、なんとかなっても、いざ文章にすると副詞だとか接続詞だとかなんだとか訳判らなくなっちゃいますんで。
間違ってたらこっそり教えて下さい(笑)

最近すっかりケンジ&タケルにハマっておりますw
いつまでこのブームが続くかは不明です。
書きかけのも幾つかあるんですが、暗かったり、Rがついたりwなので、しばらくは放置かな。

2本連続でアップしたので、ちょっとGMは一休みします。
(今日、ニュータイプエースを読んで、ヤマト2199が自分の中で高まってきたので)

携帯メールでSS書くの、結構便利かもしんない( ̄▽ ̄)

弘法も筆の誤り…?そして更に満身創痍

2012-09-07 21:35:11 | 健康
軟骨の骨折だと思われていた、肋骨の痛みですが、
今はほとんど痛みは無く、傷めた側(左)を下にして横向きに寝ると
ゴリって音と感触、少し痛む程度になりました。

某ドクハラ医者で腰痛のリハビリをしてたのですが、
病院を変えて腰痛のリハビリを続けることにしました。

そしたらですね、ちゃんと腰のレントゲンを撮って、骨密度まで計って下さって。
当たり前のことなのに感動しました(をい)

そのついでに肋骨部分もレントゲンを撮って貰ったのですが…



第9&10肋骨の骨折でした。
居合切りでもしたかのように、斜めにスッパリキレイにずれておりました(笑)

総合病院の医師も見落とした小さな骨折。
ちゃんと見つけてくれたここの医師は信頼できそうです。

骨折の見立ては全治3週間。
既に2週間以上経っているので、あと少しでくっつくでしょう。

総合病院の先生、ちょっと筆を誤っちゃったんですね(苦笑)

肝心の腰は、腰椎分離もあるけど、それは大したことなくて、
どちらかというとヘルニアじゃないか…ってことでした。

…ヘルニアは面倒だなあ…。

ふははは。
満身創痍にまた傷が増えたぜ

promessa-約束-

2012-09-06 15:15:41 | GM_SS
訓練が終わったケンジは、外の空気を吸おうと、いつものように抜け道と化しているメディカルエリアを通り抜けようとしていた。
メディカルエリアの特別診察室の前に差し掛かったら、長椅子に一人ポツンと座っている少年がいた。

「(此処は普通、VIPか重症患者しか来ないし、ましてや民間人が…)」

ケンジは何故か少年が気になって仕方がなくなった。
年頃は7~8歳だろうか。
半袖半ズボンからスラリとした白い肌が覗いている。
髪は明るい茶色で、体格と相まって日本人離れしている感じだ。
ケンジは吸い寄せられるように少年に近づき

「隣、座ってもいいかい?」

と口にしていた。

「(おれは岬に行くつもりだったのに、どうしちまったんだ)」

ケンジの声に顔を上げた少年は「どうぞ」と、にっこり微笑んだ。
薄い茶色の琥珀のような瞳。明るい茶色の髪は癖毛らしくあちらこちらに跳ねている。

「君、1人なのかい?ここは防衛軍の人間と特別許可証を持った人しか入れない場所だよ。迷子だったら…」

ケンジの言葉は少年の言葉で塞がれた。

「心配してくださって有難うございます。さっき僕の検診が終わって今は両親が先生と
お話ししているんです」

「検診?君がか?」

普通、ここでは民間人の検診などすることは無い。
何か特別な少年なのか?ケンジは好奇心を抑えられなくなって、思わず質問してしまった。

「君は日本人かい?何歳なんだい?どこか具合がわるいのかい?」

タケルは少し真面目な顔して、服の中に入れていたIDカードを出した。
それは基地の長官室にまで入れるほどの上級カードだ。
そのカードにケンジはかなり驚いた。

「(何故こんな少年が…)」

戸惑っているケンジをよそに、少年は自己紹介を始めた。

「僕は明神タケルと言います。9歳です。毎月、ここで検診を受けてます。検診の後はいつも先生と両親が長い話しをするので、僕はいつもここで待っているんです」

つられてケンジも自己紹介をしてしまった。

「俺は飛鳥ケンジ。この4月に入隊したばかりだ」

何故自分まで自己紹介しなきゃならないんだと思いつつも、つい話してしまう。

「じゃあ、僕の方が基地歴が長いですね(笑)だって、赤ちゃんの時から毎月来てますから」

タケルがニッコリと微笑む。
それにしても。とケンジは思った。9歳の少年が、こんなに折り目正しい言葉を話すものなのか?

「タケル君、学校は?」

タケルは驚きもせず普通に答える。

「僕は学校には行っていません。オンラインシステムの教育プログラムで、今は大学準備過程を受けていて、来月にはMIT入学です」

ケンジは目が点になった。
自分達とて15歳までに大学過程をクリアしていたが、この少年は9歳でMITに入学すると言う。

「タケル君、君は将来何になりたいんだい?」

呆気に取られてケンジは自分でも間抜けな質問をしたと思った。
しかしタケルは気にすること無くケンジの質問に答えた。

「僕、小さい頃から宇宙が大好きなんです。不思議だけど懐かしい感じがするんです。だから、宇宙飛行士になりたいんです」

タケルの言葉を聞いたケンジは思わず

「タケル君、俺と一緒に宇宙に行こう。きっと普通の宇宙飛行士よりももっと遠い宇宙にいけるぞ」

その言葉にタケルの瞳が輝いた。

「じゃあ、約束ですよ飛鳥さん!僕のこと、覚えていて下さいね!」

ガチャリとドアが開いた。
学者風の壮年の男性と、もの静かそうな女性が出てきた。

「待たせたなタケル、早く帰ってゆっくりしよう。検査は疲れただろう?」
「大丈夫だよお父さん。飛鳥さんが僕と色々お話ししてくれたから待っている時間が短く感じたぐらいだよ」

母親と思われる女性がケンジに声を掛ける。

「息子がお邪魔をしてしまったようで申し訳ありません。今後は飛鳥さんにも他の方にも、お邪魔にならないよう、言い聞かせておきます」

謝られたケンジの方が焦った。最初に声を掛けたのは自分だったのだから。

「じゃあ、失礼します」と、親子3人はケンジの前から立ち去って行った。

途中でタケルが振り向き

「飛鳥さん、約束だよ!」

と言うのに、ケンジも

「待ってるぞ!」

と返した。

ふと気づくと、次のカリキュラムが始まる時間が迫っていて、ケンジは慌てて研修室へと駆け出した。

タケルのような少年が、将来、自分とチームを組めるといいな。
ケンジはまるで未来を見るようにそう願った。





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あとがき

最近、某さまのところでケンジとタケルという2人に注目した二次創作を拝見して、ちょっと触発されて書いたものです。

タケルは発見された状況が状況なだけに、恐らく身体検査をこまめに受けていたと思うんです。
どのように成長するかも判らないだけに、学校に安易に通わせられず、オンラインで特殊な教育プログラムを受けると同時に、その知能や精神状態を調べられてもいたのではないかと。

MITっていうのは、特に意味はありませんが、世界で一番頭が良さそうな大学だと思っているので書いただけです(笑)
MITもアメリカに行くわけではなく、やはりオンライン上での受講ということになります。
監視という名目の為に。

子供の頃から大人に囲まれ、同じ年頃の少年たちと遊ぶ機会の無かったタケルですから、言葉づかいが折り目正しくなるのも自然だろうな…って。
そうじゃないと、静子や明神博士と会話するのにあの丁寧な言葉使いって…てなりますもん。
地球防衛軍に入って、初めて同年代の人間と生活を共にするようになって、やっと少し砕けた感じが出てきたんだろうなあって思います。