夏休みの8日から12日までの間、田舎の宮崎に帰省して来ました
お盆と言う事で、お墓参りにこの春から入院してしまった祖母のお見舞いそして両親との霧島温泉旅行と大忙しでした。
羽田発宮崎行きのジャンボ・・・・いや・・ウソです もっとちっちゃいやつ・・・
私は昔からこの飛行機というやつが苦手で・・・実家が宮崎という事もあり飛行機は頻繁に利用するのですが、飛んでいる約1時間半はこぶしを握り緊め・・・
冷や汗をかきかき・・・ ガタッとでも揺れようものなら口から心臓が飛び出そうになるです
どうも子供の頃ラジコン飛行機が好きでよく墜落させていた事が原因なのか・・・飛行機が飛び旋回し、着陸させるまでの事情を知っているせいなのか・・・『空を飛ぶ=落ちる』の図式が脳裏に出来ている様です・・・
ジャンボ旅客機だろがラジコン模型だろうが空を飛ぶ原理は同じなのです。 旅客機の窓から翼を見ていると、旋回時にエルロンという操舵翼が上下に動くのが分かります・・・このエルロンと尾翼のエレベーターという上昇下降させる操舵翼と垂直尾翼のラダーというものを操作して飛行機は旋回しているのですが・・・このエルロンがもしも今もげたら!とか・・つい考えてしまうです 極めつけは着陸時のフラップ・・・速度を落としつつ揚力を保つ為の補助翼ですが、こいつが主翼からウイーンと出て来る時の音と振動そして減速した時の不安定感が恐怖を最大限にしてくれるのです こんな事を考えながら飛行機に乗っているヤツは私だけかもですが、機会があったら気にしてみるといいです とても恐ろしくて飛行機に乗りたくなくなると思います 隣の席でスヤスヤ寝ていたおねいさんが羨ましかったです・・・
で・・南国ムードむんむんの宮崎空港。
車で帰るとまる一日・・・飛行機だと約1時間半・・・飛行機は偉大ですが、格安運賃は整備費が心配です・・・
両親と行った霧島は高千穂峰 活火山で去年には噴火して私の実家の方まで火山灰が飛んで来たそうです 富士山大丈夫かな?・・・・
実家で私が中学生の時のお祭りの写真を見つけました 奥正面が私・・・面影なし・・・
毎年7月の夏休みに入ると同時に行われる『西都夏祭り』 お神輿は『太鼓台』というモノでお神輿の中に据えられた一つの太鼓を4人の子供達(小学生から中学生)が叩きながら町を練り歩くのです この太鼓台は担ぎ手が進行方向を向いて担ぐのではなく、みんな外を向いて担ぎます。 担いでいるというより何とか浮いている状態・・それを進行方向に向かって後ろから押す感じでゆっくりと進んでいきます。
そんな神輿の柱にサラシで縛られた子供達・・・・その運命は・・・
これがまた恐ろしい・・・・ 『五親組』の大人達は酒に酔って荒くれ・・フラフラしながら担いで・・お神輿の脚を引きずるように練り歩いていてもこの様な広い交差点に差し掛かると!いきなり元気になるです 提灯が回り始め、ラッパが鳴り響き太鼓も荒々しくなると!始まります
これ・・・みんな上に持ち上げていますが・・この状態で押し合うとどこかが押し負けて下がって来るです・・・・そうなるとそっちの方に押し倒すというとてつもなく荒々しく危険なお祭りなんです 乗っている当時の落ち葉少年はもう必死の覚悟で太鼓を叩いていました
最後はこんな状態・・・・ 逆さになる時もあります・・・ シートベルトなんかじゃないですよ・・サラシ一枚でっせ・・・・
初めて乗ったのが小学生の時・・・母親が無事を願って作る真っ白な衣装と地面まで届く鉢巻き・・・腹にはサラシを撒きます。 サラシ一枚で柱に縛られた時は周りの風景がもう自分とは関係の無い世界に映りました・・・・ マジで死ぬと思ってた・・・チトちびったかも・・・・ 太鼓の上にゲロを吐く子もいました
中学生くらいになると同級生の女の子が心配そうに手を振ってくれるのが見えたりでだいぶ余裕も出てくるのですが、倒れるその瞬間までバチを離さず、まばらに響く太鼓の音と木のきしむ音が終わりを告げます・・・・兎に角このお祭りが近くなり神社での太鼓の練習が始まると気持ちが高揚してくるものでした。 高校生になると担ぎ手になりましたが、21歳の時に倒れてきた太鼓台の担ぎ柱に弾かれて怪我もしました 過去には人命に関わる事故も・・・・
今でもこの『太鼓台』は地元の祭りの花形であり、見物客の多さで近づく事も難しい程です。
宮崎の片田舎でのお祭り・・・別に有名なお祭りでもないのですが子供の頃はこのお祭りの為に一年が動いていた様な気がするです
田舎のお祭りのお話でした。
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