ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

雨が降る。

2010-01-12 12:14:08 | 日記
 雪が降る。あなたは来ない。
 何かそんな歌がありました。

 今日は雨が降っています、少し暖かいのです。
しかし、東京株式市場では大雨が降っているそうです。
 日航の株式売買が成立しないのだそうです。現在37円。それでも買い手が現れません。売りたいと考える方が多すぎるのです。
 去年の9月、リーマンショックの金融恐慌が発生するまでの株価は確か200円程度であったはずなのですが、民間による再建を断念したとの情報による新たな事態が発生しているのです。
 倒産がほぼ決まった企業の株を買うような人はいないよなあ。

 国土交通省の大臣発言によって、ほぼ法的整理が進むことになりそうだからです。
 日航再生を支援する予定の企業再生支援機構は、会社更生法によって裁判所が選ぶ管財人の下、借金を棒引きしたり、リストラを促進したりと強制力を持って遂行してゆくことになるのです。

 決して日航がなくなるわけではないのですが、時代の変化について考えてしまいます。
 誰も潰したいわけでもなく、存続を望んでいるのですが、経営環境がそれを許さないのです。経営者と従業員と元従業員。彼らのこれからの立場が不透明となります。

 GMの倒産とかのように世界中の製造業に大風が当たり、今回の日航です。サービス業にも時代は変革を求めているのです。
 政府主導の経営は駄目です。といっているのです。

 大雨が降っています。引き受け手は未だ現れません。
 世界経済の担い手が現れてくれません。
 こうした事態になっても、円高は続きます。
 雨降って、地が固まれば良いのですが。

 高知県東部地域のように、地域経済のパイが小さいところでも、何かしら風評被害のような形で影響を受け、停滞から低下の方向に向かうのでしょう。
 観光客を運んできてくれる筈の航空会社に元気になってもらわないと困ります。