親子eighterはじめました。~母はなにわ男子も嗜みはじめました。~

AmBitiousも応援中!真弓のタケ垣にタケ立て掛けたのはタケ立て掛けたかったからタケ立て掛けたのです。

~青がすき~

2012-03-14 00:08:16 | 妄話
みなさま、ごきげんよう。


今日は久しぶりに妄話でございます。

母の妄想ですから、実在する人物や団体には無関係でございます。


これを読んで、みなさんの頭に浮かんだこと・・・

それも妄想です。


その辺りの区別が出来る、精神的に大人な方は続きへどうぞ。






~青がすき~



オレは青が好き

青い海も、青い空も。

ほんの少し前までは、いつだって近くにあったのに。


部屋の窓から外を眺めると、暗い灰色の空が広がっている。

あんなに澄んでいた、青い海にも、もう潜れやしない。

ほんの、ちょっと前まで青かったのにな。




とある一室



近未来の洗濯機を覗く…

青ばかりの衣類が水と戯れている。


「なんだか、海みたいやな・・・。」



オセンタクガオワリマシタ

コノママカンソウニハイリマス



「アカン、それは乾燥させへんねん。

これだけは、誰がなんと言おうと部屋干しやねんから。」



オレは洗濯が終わった物を、片っ端から部屋に干していく。


最近では空気汚染もひどくて屋外に干せない。


「部屋干し、完了!!

やっぱ、気持ちええな。」



オレは、ゴロンとベットに横たわる。

見上げた小さな天井は洗濯された青いパンツ。

そこには、オレだけの青空が広がっている。

俺の部屋には青い空があんねん。



「ちょ、お前まだ部屋干しかいな~。

古臭いわ~、アナログやわ~!

ほら、行くで。」



こいつが部屋に来たら出動だ。

オレは青い空が広がるこの部屋に、再び戻ってこれるのだろうか。