激写=テックニック。…だといいのですが、
完全に偶然でうす。
スロウシャッターを切ったとき、カメラを回してしまってきたものです。
いくら画面の中央にあるとはいえ、幹がほとんどぶれていないのは不思議です。
京都へは自宅から二時間かかるので、自分からはでかけません。
こういう有意義な用事が増えるといいなあ♪
完全に偶然でうす。
スロウシャッターを切ったとき、カメラを回してしまってきたものです。
いくら画面の中央にあるとはいえ、幹がほとんどぶれていないのは不思議です。
京都へは自宅から二時間かかるので、自分からはでかけません。
こういう有意義な用事が増えるといいなあ♪
午後餌を求めて
アスファルトの道に
うなずき読点を打つ
鳩の影
パンの欠片を与える私の影は
アスファルトに
句点を打ち
こうして鳩は続くが
人だけが
人を終えるのである
丸を打つとき
空しいとはおもわない
悲しいとはおもわない
丸なんだから
アスファルトの道に
うなずき読点を打つ
鳩の影
パンの欠片を与える私の影は
アスファルトに
句点を打ち
こうして鳩は続くが
人だけが
人を終えるのである
丸を打つとき
空しいとはおもわない
悲しいとはおもわない
丸なんだから
なるほど何も信じられないということは不幸である
という旅人の早春の発見ならば解放である
それは彼方の星、此方の岩石、浜辺の貝、野の花…
すなわちありてあるもの、
すべての存在が所有するところの信仰であるが
人間だけには怖ろしく困難な真理である
という旅人の早春の発見ならば解放である
それは彼方の星、此方の岩石、浜辺の貝、野の花…
すなわちありてあるもの、
すべての存在が所有するところの信仰であるが
人間だけには怖ろしく困難な真理である
時計を嫌いながら
生きてきたつもりだった
人の形をした
自分という
誰も食わない白い実にも
歳月が降り積もり
種ができたらしい
闇の上の方から
女のような鳥のような
重力がかかる
〈落ちろ
と鳴いている
誰にも見せない
青年ではできない
ちょと怖い顔をつくり…
〈落ちる
と鳴いて
愛ある鳥影をみた
生きてきたつもりだった
人の形をした
自分という
誰も食わない白い実にも
歳月が降り積もり
種ができたらしい
闇の上の方から
女のような鳥のような
重力がかかる
〈落ちろ
と鳴いている
誰にも見せない
青年ではできない
ちょと怖い顔をつくり…
〈落ちる
と鳴いて
愛ある鳥影をみた
「水の走る道」
野を
森を
峠を
小さな村を
水のような
道が走っている
誰でもない
道自身が
ひた走りに
走っている
それって擬人法?
なんて聞かないでほしい
いつかわかるよ
走り続けておれば
道だけが
道を
走られるってこと
道だけが
道を
超えられるってこと
ではもう一度はじめよう
人も馬もいなくなった
車も並木も消えてしまった
一本道を
水のような
道だけが
ひたひたと
走っている
道を
ほんとうの道を
生まれたままの道を
足音をたてずに
道だけが走り抜けているのだ
いま
あなただけが
あなたを
密やかな水のように
駆け抜けている
その方法で
野を
森を
峠を
小さな村を
水のような
道が走っている
誰でもない
道自身が
ひた走りに
走っている
それって擬人法?
なんて聞かないでほしい
いつかわかるよ
走り続けておれば
道だけが
道を
走られるってこと
道だけが
道を
超えられるってこと
ではもう一度はじめよう
人も馬もいなくなった
車も並木も消えてしまった
一本道を
水のような
道だけが
ひたひたと
走っている
道を
ほんとうの道を
生まれたままの道を
足音をたてずに
道だけが走り抜けているのだ
いま
あなただけが
あなたを
密やかな水のように
駆け抜けている
その方法で
通夜に出席した夢を見た
死んだ男は涅槃の仏様のように
半身で寝ていた
背中から覗きこむようにして
白い布をとると
その顔は自分だった
志村けんの演じたバカ殿様みたいに
白塗りの化粧をしていた
驚きもせず怪しみもせず
それから巻きずしを食べて
夜道をひとりで帰った
死んだ男は涅槃の仏様のように
半身で寝ていた
背中から覗きこむようにして
白い布をとると
その顔は自分だった
志村けんの演じたバカ殿様みたいに
白塗りの化粧をしていた
驚きもせず怪しみもせず
それから巻きずしを食べて
夜道をひとりで帰った