papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

papalionJapanTour2007~後書き~11

2008年05月20日 | キャンプでライブツアー'07・後記
>> 2007TOUR~後書き10~の続き

7月21日(土)、朝起きてテントを開けると、空は晴れ、風は強かったし時々曇りがちだったが気分のいい朝。
朝食はそうめん。ガスコンロの炎が強風にあおられて、熱湯を作るのにも一苦労。
朝食後、テントをばらして、干しておいた。夏の日差しはじりじりと身を焦がす程強かったので、ものの20分程度で乾燥した。

ライブまでかなり時間があったから、午前中は笠戸島を散策した。
キャンプ場<マップ>から少し歩くと公園があって、強大な恐竜の遊具があった。なんとも意味不明な遊具施設だが悪くはない感じ。
そこから少し行くと宿泊施設があり、バスが1台泊まっていた。瀬戸内海が一望できる綺麗な施設。その宿泊施設の周辺を歩いていると、長岡外史がいた。
長岡外史は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」で知った明治の軍人で、当時、髭が世界で二番目に長い人物。像の碑文を読んで見ると、スキーやら飛行機やら色々と新しい物を日本に導入した人物らしい。
「坂の上の雲」では気球を飛ばしたり、伝書鳩を襲わすため、鷹匠に隼(鳩を襲う習性を持つ猛禽類は隼だけとのこと)を飼い馴らしたりした奇人として紹介されている。

キャンプ場に戻り、車にキャンプ用具を全て積み込み、ライブに出かけた。
と、ライブハウス周南チキータに行く道中で、昨日行ったインターネットカフェに30分だけ仕事で寄った。
JR徳山駅で周南チキータの場所を確認し出かけ、周南チキータに到着。
周南チキータは国道2号沿いのホテルを改装したビルの1Fロビーにあり、ライブハウスらしくない感じ。店長さんやスタッフさんに挨拶して、荷物を降ろした。

ホールの天井はライブハウスとしては低かったがスペースは広かった。ステージも広くて、器材が多い僕らにとってはやりやすい。
リハもスムーズに進んだ。ただ、スタッフさんがPAさん一人だけだったので、かなりのんびりしてた。
他のバンドのリハも終わり、ライブまで小休止、朝飯ついでに作ったおにぎりを昼飯に食べた。食後、ライブハウス周辺を散歩したあとライブにむかった。

ライブハウスも開店し、お客さんも入り始めた。その日はお客さんも多かったし女の子の割合が多い。

周南チキータでのライブの詳細はこちら↓
周南チキータのライブ詳細
ライブはどうだったのかな?お客さんは、はてなマークがついてたんじゃないか。
でも、ツアー3回目のライブを終えて、問題点もお客さんの反応も見えてきた。大幅な改善はできなくても、マイナーチェンジは出来るんじゃないか、といった二人の一致地した意見。
ライブは最後に広島のツアーバンドが日本ツアーを終えて戻ってきた、広島での最終ライブ前のライブということもあって、盛り上がってた。

ライブがすべて終了し、出演者やスタッフさんに挨拶をして、周南チキータを出た。

国道を少し走って、コンビニで夜食を買って、高速の山陽自動車道にのり、少し走った下松SAで朝まで仮眠をとることにした。
高速のSAの夜は、仮眠を取るトラックの運転手さんが必ずいる。みんなエンジンかけっぱなしで冷房効かしてカーテン閉めて休んでる。
僕らはいつも窓を開けるだけだから、そのエンジン音が逆にうるさくて安眠を妨げるんだけど、しょうがない。
コンビニ弁当を食べて、寝る準備をして、車内でエンジン音にいらいらいしながらも寝た。
>>続く

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papalionJapanTour2007~後書き~10

2008年05月19日 | キャンプでライブツアー'07・後記
>> 2007TOUR~後書き9~の続き

7月20日(金)、朝起きてテントを開けると、雨が降っていた。風も強かったから横殴りにテント内に雨が入ってきた。思い切ってテントを出たら、夜にかなりの量が降ったようで、辺り一面水浸し、当然、一面見晴らせるはずの瀬戸内海の風景も見れなかった。
少し雨の勢いが弱くなり、テントの下に水が溜まっていたので、二人でずぶ濡れになりながらウォーターベッド化したテントをよいしょっと移動した。

炊事場で朝飯にパンとウィンナーを焼いて食べ、テントに戻ると、隣のテントサイトに広島から来たという親子連れが入ってきていた。夫婦は僕らより若そうだったが、小学校に入るか入らないかぐらいの娘さんがいた。
親子連れのキャンパーは、強風の中テントを建てた後、お昼前、早々にバーベキューを開始した。時折吹く強風と雨の中、お父さんも奮闘!
お子さんは何かにつけて「お母さん、お母さん!」と母親にべったりで、お父さんの頑張りも娘に理解されず滑稽な感じ。「お母さんの教育の勝利だね」とミズキの一言。

その日は雨がずっと降っている気配だったので、昨日できなかったメールチェックもかねて、インターネットカフェに行く事にした。

車で走ること20分程度、笠戸島を抜けてから意外と近くにインターネットカフェを見つけた。
2人で別々に個室を取って、ミズキはブログ更新、僕はメールチェック&ブッキングの連絡、とそれぞれ仕事をして、そして安らいだ。
ここまで2人ずっと一緒に行動を取ってたけど、久々に自分の時間をそれぞれゆっくり取った。ただマンガ読んだだけだけど。

お昼が過ぎ、15時くらいにインターネットカフェを出て、昨日行った大型スーパーに行き、夕食を買って、キャンプ場に戻った。
雨は降り止んだが、天候は相変わらずで、笠戸島は煙のように霧がかった靄に覆われている。キャンプ場内を散策してると、明日からの本格的キャンプシーズン前にキャンプ場内の植木を伐採したり、整備したりしてた業者さんが酒盛りを始めてた。こんな天気の中ご苦労様です。

早めの夕食、和風パスタとパンを食べて、暗くなり始めてからシャワーを浴びて、テントでゆっくりした。
風は相変わらず強かったが雨は止み、夜に暇を持て余し外に出たけど、やっと晴れて見通しがよくなった夜景意外に見るものも無く、遠くまで散策に出かけられるような明るさでもないし、だらだらしているうちにいつのまにか就寝。
>>続く

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papalionJapanTour2007~後書き~9

2008年05月15日 | キャンプでライブツアー'07・後記
>> 2007TOUR~後書き8~の続き

7月19日(木)、朝起きて、早々に朝食を食べた。昨日スーパーで買ったパンを軽く焼いたもの。
食後にテントを畳んで、荷物を車に詰めてキャンプ場の管理棟に別れの挨拶をした。
キャンプ場管理人さんは旅が好きだそうで、全国の安宿ガイドやら見せて貰って旅について色々話を聞いた。最後に「また遊びに来ますね~」と言って車に乗って出発、人懐っこいネコは近くにいなかった、最後までそのネコのことが心配になった。
今もしっかり生きられているかな・・・

山を下りた町にあったコインランドリーで、溜まった洗濯物を洗う。まだ8時台くらい。
洗濯後、乾燥機である程度乾かして、生乾きのものは荷物の上にどさっと置いて出発した。
本日の目標は山口県東部のキャンプ場、国道2号をひたすら東へ向かった。朝の国道はさすがに混んでいた。
道中で、BOWYの「SINGLES」を大音量で街宣車のように外に向かって流している車が、僕らの前をずーっと走っていた。迷惑ながらも、僕らの世代だとまあ少なからず知っているので、懐かしい曲を聴きながら後ろをついて走った。

お昼前、山口市内のJR新山口駅の2階にある観光案内所に立ち寄った。今日のキャンプ場を決めるための情報入手のため。
観光案内所で色々パンフレットを貰い、近くのショッピングモール内にあるマックに向かった。再度yahoo!の無線LANに挑戦するため。昼飯を食べながら、ネット接続を試みるが、やはりダメでネットには繋がらず・・・
気を取り直して、先ほど貰ったパンフレットでその日のキャンプ場を検討し、ライブハウス近くにある公園内のキャンプ場か、笠戸島家族旅行村のキャンプ場かに決めた。

車を飛ばし、周南市に入る。早速ライブハウス近くの公園内キャンプ場へ。公園自体はきれいだったが、キャンプ場の施設は、ただの野原で宿泊向きじゃなかった。
残るは笠戸島と、急いで向かった。
お昼の3時くらいだったか、笠戸島家族旅行村<マップ>に着き、キャンプの手続きをする。その日のキャンプ利用者は僕らのみ。キャンプサイトに行くと、
景色は最高、オートキャンプ場なので車を横付けに出来て非常に便利、文句無しだった。
キャンプ用の荷物を降ろして、急いで買出しに出かけた。
出掛けにキャンプ場の管理人さんにスーパーの場所を尋ねると、女性スタッフが、これから帰宅する所だからとスーパーまで誘導してくれた。
スタッフのおばちゃんの軽の後ろをついて走って赤信号で停車した時に、おばちゃんが車を急に降りて、「ここが西友で、・・・」と色々教えてくれた。
わざわざそこまでしなくてもといった感じで誘導してくれて、ありがたかったんだけど恐れ入った。
西友で晩飯の食材を購入して、笠戸島に戻った。

笠戸島に戻って、仰天した。キャンプ用品とともに車から出して置いていた荷物の即席ラーメンが開けられ、散らかされていた。
頭上をトンビが旋回したり、カラスがじっと見つめてた。どうやらカラスが食い散らかしたらしい、なんとも恐るべし。

風が強くなる中、テントを設営し夕飯の支度。飯盒でご飯を炊いて、炒め物を作る。
その日のご飯の炊き具合は抜群!!

夜になり、キャンプ場のシャワー施設で汗を流して、テントに入る。だらりとしている間に風がさらに強くなった。
ゴウゴウと唸る強風にテントが吹き飛ばされるのではないかとハラハラしながらも、いつのまにか就寝。
>>続く

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papalionJapanTour2007~後書き~8

2008年05月14日 | キャンプでライブツアー'07・後記
>> 2007TOUR~後書き7~の続き

7月18日(水)、朝起きてテントから出ると、夜に雨が降ったのか朝露なのかテントが濡れていた。テントの側に、昨日は見られなかったキノコ発見。
見るからに食べられそうに無い形と色。

朝食にそうめんを食べた後、キャンプ場内をぐるっと見て廻り一通り散策した。昨日の人懐っこいネコが川に落ちたのかずぶ濡れ姿で泣いていた。
キャンプ場では管理人さんが世話している猫が何匹かいて、その人懐っこいネコだけは野良猫のようだ。つまみ出すように川に放り投げられたのかな。
そんな光景をよそに、車に乗って出かけた。
車を飛ばして近くの温泉に出発。林間を抜けて、森の中にある川棚温泉に到着。
川棚温泉はたぶん山口では有名な田舎町温泉だった。利用客は地元の人が多かったと思う。2日ぶりに汗を流して、心地よい極楽を味わった。
ロビーでゆっくりしていると、フロントで玉ねぎジュースなる不思議な飲み物を売ってて、飲んでみた。玉ねぎの匂いがする薬の味の飲み物。
身体にいいんじゃないかと飲んで満足して、ここにこないとこのジュースは買えないだろうとずーとその飲み干したペットボトルを車に置いていたが、
川越の日帰り湯で同じ物を売っていた・・・

川棚温泉を出た後、昨日買い物に出かけた町へ出て、ショッピングモールに行った。100円ショップではCDかごや手さげバッグ。ドラッグストアで虫よけの
ジェルなど購入した。既に昼下がり、15時前、お腹も減っていなかったので昼飯はお預けで、キャンプ場に帰った。

キャンプ場内で再び散策、今日は僕ら以外のキャンパーがいるようだ。小さな一人用のテントが見えた。住人は運悪く出かけていたけど。
森の中を歩いてキャンプ場からかなり離れた所まで来たところで、朝、ずぶ濡れだった人懐っこいネコに出会った。
こんな遠くまで遊びに来てた、しかも相変わらず人懐っこい。こんなに警戒心が無いと、車に轢かれないかとか、心無い人にいたずらされないかな、とか心配になる。
ひとしきり遊んで、キャンプ場に帰った。

夕飯は肉野菜の生姜炒めとご飯。初めての飯盒炊飯で、少々固めのご飯だったが美味しく頂いた。
森の中のキャンプ場、相変わらず蚊や虫に悩まされながら、次のライブに向けて、より近い場所のキャンプ場に明日は移動しようと話し合いながら就寝。
>>続く

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papalionJapanTour2007~後書き~7

2008年05月12日 | キャンプでライブツアー'07・後記
>> 2007TOUR~後書き6~の続き

黒埼でのライブ後、7月17日(火)一夜明けて下関に入り、下関のとあるスーパーで停車した後、下関の市街へ向かった。まずはpsp「みんなの地図」を頼りに、マック(マクドナルド)を探した。インターネットを使うためには2通り方法がある。ネットカフェに行くか、無線LANのあるフリースポットに行くか。
マックの店舗によっては無線LANがあり、yahoo!の有料会員になるとその無線LANを利用できる。東京であらかじめ会員になっておいた。
下関市街近くのマックに行き少し遅い朝食を取った。無線LANは使えるようだが、何度試みてもログインできない。うーん、東京で一度試しておくべきだった・・・
マックでのインターネットを諦めて、事前に調べておいた下関市街の無線LANフリースポットへ向かった。
無線LANフリースポットは無料でインターネットが利用できるサービスで、新幹線の駅構内やホテルのロビーなどに設置されている。

途中でキャンプ必需品の買い物部隊のミズキと分かれて、車を降りてフリースポットを設置しているホテルのロビーに向かった。
ホテルに着いて、フリースポットを探す。ホテルでは結婚式が開かれていたのか、陽気なスーツ姿の男女がいっぱい。
フロント横の一室にパソコンがズラーと並んでいた。フロントで無線LAN利用を申し出ると利用料金がかかるとの事。しかもインターネットカフェ以上の料金がかかる。
街をざっと車で廻ったけど、インターネットカフェ無かったし、しょうがないので利用する事にした。
ノートPCを持ち込んでメールチェックとキャンプ場検索。結局40分近く利用して、1200円ぐらいだったと思う。
コーヒー一杯分くらいは覚悟していたが、設定料金の異常な高さに腹立たしくなった。
背に腹は変えられずとしょうがなく利用したけど・・・ありえない。

その後、ミズキと合流。昼下がりの下関市街を抜けて、ネットで探したキャンプ場へ向かった。

台風の影響か、一部通行止めの道を突き進んで深坂自然の森キャンプ場に到着。1時間とかからなかったと思う。
深坂自然の森キャンプ場は低い山々に囲まれた森の中のキャンプ場。谷川もあり釣りが出来そうなダム湖もあり、下関にも近く、都市近郊の遊び場的な所だった。
まずは管理棟で受付。テントを張る場所を決めて、荷物を運び入れて、いそいそとテントを張った。テントサイトは森の中にあり、若干暗めだが、涼しくて居心地は良かった。
一通り準備が終わってから、その日の食材と、ガスコンロ、飯ごうを買出しに近くの町に車で向かった。

日本海側の国道191号沿いに、大型スーパーがいくつかあり、買出しには不自由しなかった。
再びキャンプ場に戻り、テントに荷物を運び入れて、まだ日が落ちるまでは十分時間があったので、キャンプ場周辺を散策。
人懐っこいネコがいた。恐ろしいほど警戒心がない。

だんだん暗くなってきたのでテントに戻り、夕食の準備。僕ら以外にテント客はいない。森の中のキャンプ場は夜になると真っ暗闇。
しかもがいたるところから虫が湧いて出る。蚊取り線香を数箇所で焚いて、夕食を食べる。夕食はトマトソースのパスタとパン。
少しお酒を飲んで、2日間のライブの反省をした後、かなり早めに就寝。そういえばお風呂に入ってない事に気づいた。
>>続く

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