小梅日記

イングリッシュコッカースパニエルの小梅と爺やの日記。倍賞千恵子さんの歌が大好きです。

TC-R6:40年ぶりの復活(11)両面に Bill Evans Live を録音する

2023-11-01 07:21:20 | オーディオ
レコードコレクターズの先月号を読んでいたら Bill Evans のSHM仕様SACD復刻記事が載っていました。そこに紹介されていた「"Waltz For Debby" と "Sunday At The Village Vangaurd" の2枚を10号リールに録音したら片面90分になるのでは」と気付き、更に実際のライブ通りの曲順にしたらオープンリールに録音する意味も充分に有ると思いました。幸いなことに1984年発売のボックス "The Complete Riverside Recordings" を所有しているので音源と資料も揃っています。実際の録音された音源はダブリ曲も有り90分を超えるので余分なダブリ曲は外し発売された2枚に収録されたテイクと未収録曲を演奏曲順に従って10号リールに録音しました。

Bill Evans - piano
Scott Laaro - bass
Paul Motian - drums
Recorded at The Village Vanguard, June 25, 1961

1. ALICE IN WONDERLAND
2. MY FOOLISH HEART
3. MY ROMANCE
4. SOME OTHER TIME
5. SOLAR
6. GRORIA STEP
7. MY MAN'S GONE NOW
8. ALL OF YOU
9. ALICE IN WONDERLAND
10 PORGY
11. MILESTONES
12. DETOUR AHEAD
13. WALTZ FOR DEBBY
14. JADE VISIONS



40年以上前、Bill Evans の "WALTZ FOR DEBBY" "UNDERCURRENT" "ALONE" の3枚を10号リール片面に録音してトリオとデュオとソロの3種を繰り返し聴く程ハマっていた時期がありましたが 、現在はサイドメンとして参加している "DAVE PIKE / PIKE'S PEAK" を聴くぐらいなので Bill Evans Trio をちゃんと聴くのは久しぶりになります。所有しているのはデッキ横のビクター盤でしたが今回10号リールへの録音に使ったのは国内発売の赤ボックス盤、音も良く(ビクター盤より良いのでは?)時間は掛かりましたが続けて確認のため再生しても聴き飽きる事もなく満足した3時間でした。後日ボックス収録の Shelly's Manne-Hole でのライブ盤2枚を残りの片面に録音し合計3時間の Bill Evans リバーサイド時代ライブ2種セット完成させました。
"JADE VISIONS" は実際のライブでも最後の別テイクを録音したのは演奏の終わりに手癖のようなフレーズも録音されていたので何となく選びました。驚いたのは Shelly's Manne-Hole の最後の曲でも同じ手癖フレーズを聴けたこと、これは B.Evans の無意識する終わりの合図?「今日も一日が終わったか!」かも。

TC-R6:40年ぶりの復活(10)両面で3時間、何を録音する?

2023-08-27 17:06:05 | オーディオ
休日に昼寝をする時に必ずお供に使うのがオープンリールデッキ、理由はお気に入りの音楽を針の上げ下げを気にせず長時間再生出来るからです。使用するのは勿論10号リール、1時間半も爆睡できます。10号リールの場合は往復3時間の音源を録音することが出来まが、問題は何を録音するか?
40年前だったらFM放送の洋楽等の実況ライブなど録音していましたが今はチューナーを持っていないので駄目、好きなレコードを録音するのが一番なのですが3時間の音源となるとレコード4枚分にもなり選択するのが難しい。最初に思いついたのは "Keith Jarrett,Gary Peacock,Jack DeJohnette / Still Live" を片面に録音しているので反対側に "Standards,Vol.1" と "Vol.2" を録音する事、しかし所有していると思っていた "Vol.2" がまさかの "Vol.1" ダブリ買いで手元に無い事が判明し今更入手する気も無いので不可。同一音源でない場合は関連性が欲しいと思っているので中々思いつかず他って置いたのですが、遂に見つけました。
"SUZANNE VEGA CLOSE-UP SERIES" の4枚、片面にレコード2枚を録音すると丁度1時間半、両面で4枚がピッタリ収まります。



"SUZANNE VEGA CLOSE-UP SERIES" (少し前にボックスで発売)




2010年に過去のレコードに収録されていた楽曲を新たに録音して "VOL.1,LOVE SONGS" "VOL.2,PEOPLE & PLACES" "VOL.3,STATES OF BEING" "VOL.4,SONGS OF FAMILY" のタイトルに振り分け収録した4枚です。
個人的にはオリジナルのレコードより、この4枚のが好きで最近聴くのは殆んど " CLOSE-UP SERIES" 、お薦めの4枚です。

TC-R6:40年ぶりの復活(9)再修理して完全復活!

2023-06-11 08:40:03 | オーディオ
オープンリールデッキが復活して半年過ぎても飽きることなく楽しんでいましたが、カウンターが動いていない事に気付きました。別に聴く分には問題ないのでそのままにして置いたのですが他にも不具合が有るので修理に出す事に。
不具合内容は以前にも記事にした「隣のトラックの音を拾っている」問題、新しいテープで試したら問題ないと思っていたのですが勘違いでした。
その時は25キロを超えるデッキの梱包が大変なので「テープの片面のみ録音」方法で修理せず使用、片面のみの録音なので毎回巻き戻す必要があり結構面倒くさいです。アブク銭も有ったので修理を決め梱包、重量が有るので今回は集荷をおねがいしました。


修理を終えて戻ってきたので「Madeleine Peyroux / Caress Love」を録音した7号リールのもう一面側にデッキ右横の「Madeleine Peyroux / Half the perfect world」を録音、このレコードは片面に10分程度収録の2枚組だけど盤を何度も返すのが面倒なのでオープンリールテープに録音しています。

TC-R6:40年ぶりの復活(8)録音レベルは控えめに!

2023-03-17 16:04:05 | オーディオ

新しいテープに "Keith Jarrett,Gary Peacock,Jack DeJohnette / Still Live"(デッキ横右側)を録音して繰り返し聴いていたらレコード再生時と比べ低音がぼやけている(ボワンボワンして締まりが無い)事に気付いたので調べると録音レベルを高めにしたのが原因かもしれないと気付きました。テープに録音するのは40年振りなのでヒスを抑えるためにレベルを高めに設定(レベルメーターの針がレッドゾーンで振れていた)したのが良く有りませんでした。改めてバルクイレーサーで消去し適正レベルで録音し再生、ほぼレコードと同じ低音が締まった音になり解決です。
それと通して聴くと片面ラストの曲の後にもう片面最初の曲が流れるのでラスト曲のが音が歪んでいることも良く判り(レコード収録時間にも関係)その内いつかやらねばと思っていたカートリッジのオーバーハング調整もする気になり重い腰を上げ老眼鏡をかけノギス片手に作業、歪みが気にならない程度になりました。老眼が進み細かい作業が億劫になり後回しにしがちですが、結局必要な事は最後はやる事になります。

Keith Jarrett,Gary Peacock,Jack DeJohnette / Still Live
Keith Jarrett, piano; Gary Peacock, bass; Jack DeJohnette, drums.
"Klaviersommer 1986", "Philharmonic Hall", Munich, West Germany, July 13, 1986

A1. My Funny Valentine
A2. Autumn Leaves
B1. When I Fall In Love
B2. The Song Is You
C1. Come Rain Or Come Shine
C2. Late Lament
D1. You And The Night And The Music
D2. Someday My Prince Will Come
D3. I Remember Clifford

二枚組90分弱のライブの一気に聴いても飽きることなく最後まで楽しめる一枚です。レコードだとA面とD面しか聴いていなかったので赤字タイトル曲の The Song Is YouLate Lament は最初に一回聴いただけで記憶に残っていない未知の曲でしたが通して聴くと良い曲だと改めて再確認、今まで勿体無い聴き方をしていました。

TC-R6:40年振りの復活(7)寝ても大丈夫!

2023-02-10 07:44:24 | オーディオ
前回、10号リールを入手して "Keith Jarrett,Gary Peacock,Jack DeJohnette / Still Live" (デッキ横上側)を 19cm/秒で録音し再生し楽しんでいましたが巻き戻さなくても楽しめるように裏側にも録音しました。選んだレコードはデッキ横下側の "THE MODERN JAZZ QUARTET / THE LAST CONCERT (Atlantic)" の二枚組ライブです。時々聴いていたレコードで大抵A面を聴くだけでしたが10号リールに録音してからは丸ごと聴くようになり改めてライブの本レコードの良さを再確認、途中で飽きることなく1時間半楽しんでいます。
お気に入りのレコードをソファーに横になって聴いていると自然とウトウトしますが針を上げなければならないので寝るわけにはいきませんけどオープンリールデッキなら大丈夫です。1時間半ぐっすり眠ることが出来ます。(なんのこっちゃ)