小梅日記

イングリッシュコッカースパニエルの小梅と爺やの日記。倍賞千恵子さんの歌が大好きです。

THE ROLAND KIRK QUARTET / RIP, RIG & PANIC (LIMELIGHT)

2023-07-19 07:45:04 | ROLAND KIRK


Roland Kirk, tenor sax, manzello, stritch, castanets, siren; Jaki Byard, piano; Richard Davis, bass; Elvin Jones, drums.
Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 13, 1965

A1. No Tonic Pres
A2. Once In A While
A3. From Bechet, Byas, And Fats
A4. Mystical Dream

B1. Rip, Rig And Panic
B2. Black Diamond
B3. Slippery, Hippery, Flippery

Atlantic 盤以降は数枚聴いていないレコードが有りますが、それでも断言できる R.Kirk の最高傑作。R.Kirk のソロ単位で選ぶなら "Mingus at Carnegie Hall" 収録の "C Jam Blues" ですが、アルバム一枚なら本作でしょう。リズムセクションの J.Byard と R.Davis の二人は B.Ervin の book serise 等でも聴くことが出来る最高のメンバー、プラス E.Jones だらか最強でしょう。最初に買った一枚は新星堂が1987年に発売した国内盤レコード、内容が素晴らしいので当然オリジナル盤も欲しくなり LIMELIGHT(STEREO) 盤に加え R.Kirk の写真がジャケットのUK盤 (MONO) も入手しました。R.Kirk のレコードで MONO と STEREO の両方を所有しているのは "Reeds & Deeds" と本作だけ、それ程好きなレコードです。お薦め曲は From Bechet, Byas, And FatsMystical Dream の二曲、魅力的なフレーズが次から次へと出て来ます。重量級でありながらフットワークが軽いのが凄く quartet の演奏とは思えません。A面だけなら五月蠅いジャズファンも納得の傑作、B面は少しアクが加わります。( Kirk ファンなら問題なし)

piano を弾いている J.Byard は本作や B.Ervin の Prestige 盤を聴いていると気になってくる人、自然と彼のレコードが欲しくなり実際に集めたのですが、サイドメンでの絶品のソロ演奏をリーダー作では余り聴くことが出来ない不思議な人です。