パンと雑貨と音楽と

かつて須坂市役所の隣にあったパン屋「こるぷ」のオーナーねぼすけパン屋のブログ再開いたします。

ヒロの旅:最終章~~~大袈裟かな?~~~

2012年02月20日 | 日記
「店長、今までありがとうございました。私は旅に出ます」
今は別のパン屋さんで修行をしている相方のヒロ。もう、随分前になるが僕の夢の中でそんなことを言っていたのを思い出した。
開店当初からのお客様には顔馴染みだった相方ですが、このたび、結婚することになりました。
もちろん、僕とじゃあありませんよ(^^;)
お店にいた頃は(長野市時代も含めてですが)殆どの方が僕のお嫁さんだと思っていたようですが、ようやくお嫁に行きます。
約10年、楽しい事も辛いこともともにしてきた相方、誰よりも僕を信頼してくれ、僕のパン屋人生の中で最も信頼できた相棒でした。
お互いに自分の信念を曲げることをせずに取っ組み合いのけんかをしたり、バザーやイベントの出張販売となると二人で徹夜をしたり、どちらかの体調が悪いと家族以上に心配してみたり、まあ、思い出すとキリがないんです。
当店「こるぷ」のロゴには四葉のクローバーをあしらっています。四葉の下にはパン生地を発酵させる籠(ドイツ語でコルプといいます)。四葉のうち一枚はお客様、もう一枚は僕達が焼き上げるパン、もう一枚は僕、そして四枚目はヒロ。四枚の葉っぱが「こるぷ」というお店の中でゆっくりゆっくりと成長してゆく、そんな僕のイメージを彼女がイラストの原画に起こしました。
四枚のうち、一枚はこのたびお嫁に行ってしまうのですが、お店のロゴは変更無しです。
彼女の「こるぷ」に対する情熱や愛情は今もこれからも変わることは決して変わらないと思うから...
ちょいと遠くへ行ってしまいますが、赤ちゃんを産むような事になった時には里帰りをするそうです。お店にも顔を出しくるでしょう、多分。
皆さんがお店に来た時にもし、彼女がひょっこり顔を出していたら、今までみたいに声をかけてあげて下さい。きっと喜びます。この店はいつまでも彼女:ヒロの居場所ですから。

約2年半前にこのタイトルを書き、時には叱り、時には慰め、時には実の娘と同じくらいに気をもみ、彼女を応援してきました、パン屋として、人間として(自分自身もまだ半人前ですが)生き方を教えてきました、いつもすぐ近くで見守ってきました、これからも見守っていくのでしょう、でも、今度はベンチからではなく、外野席から一杯やりながらです。ヒロには新しいパートナーがつき、やがて親となり、その時色々教えてくれるのはやはり、実の親なんです。

ヒロ、おめでとう。
しあわせになるんだよ。
今まで泣いたり我慢したりしてきた分、きっと神様は利子を付けてプレゼントを用意してくれているはず。そのプレゼントを手にしたら絶対に離しちゃいけない、大事に大事に守っていくんだよ(^^)

ひと月振りの海

2012年02月20日 | 日記

みんなのパン屋こるぷ、本日は定休日ということで、倅を連れて上越東埠頭まで毎度の釣りに行ってまいりました。
現地に着くまでは快晴だった天気がいきなり雪に変わり、二時間程はじっと我慢の釣りとなりました。
最初の獲物はヒトデ、あとはカレイと小ぶりのメバル、釣れないよりはマシ程度の内容。

帰りに市場や新井の道の駅で買い物をして、
市場では試食もたっぷりしながら日本海の味を少しずつ堪能。心もお腹も癒されました(^-^)
明日からしばらくは休み無しの長丁場、改めて(週刊須坂magazine編集長の小松郁さん風に)ずく出して頑張るばい( ̄∇ ̄*)ゞ