日々Change。今日の怒りも、恐れも、悲しみも、明日は夢と希望と喜びに。

少々高くても、日本の商品を買いましょう。力を合わせて日本の復興のために。

老人の介護に優しい国になってくれないか。

2011-08-18 22:03:52 | 日記
今日は室内の箪笥やもろもろの移動。義理の両親が病院へ行っているすきをねらて、大移動。少しでも便利に介助できるように、また、介助される側が自身で出来ることがし易いように、妻の指示で大移動と整理。
この家は大きいのに両親二人だけで暮らし、片一方が介助されるようになって、次第に全く掃除されていない部屋、押入れ、などできてしまったようだ。話では妻が初めて介助に来た時は押入れの中にはネズミが巣くい。台所は荒れ果て愕然としたらしい。きれい好きの掃除好きの義母が病気になって手が届かなくなり、義父が続いて、家の中は悲惨なことになったようだ。
この地域はやはり老人が多く、きれい好きのきっちりやさんだった人も年をとり、自分でなかなかできなくなると、どこも家の中外回り、手が届かなくなって大変なことになるようだ。
都会にいる子供が田舎の実家に通ったり、夫婦別居して実家で妻が面倒を見るなど、この日本にどれだけ、そんな人達がいるのか。親を引取れるならいいが。経済的にも健康的にも大変である。
せめて、国が大したことが出来ないなら、通わねばならない我々の交通費を安くしてくれないか。
大変なんだよ。いろいろ。

僕も、妻を残してそろそろ大阪に帰らねば。大変な腰痛も持ち帰ることになるんだろうな。

庭師のセンスあるかも

2011-08-18 20:09:33 | 日記
とにかく普段、両親と身体の不自由な義弟と妻で力仕事ができないので、私の出番である。今日はずっとほったらかしだった、家の周りの木々の手入れである。伸びすぎた木を切り、バランス良く整え、何より密集した枝を風通し良くすることを目指した。
ただ、高いところが好きだが、高所恐怖の私は、梯子を登って、梯子の最上階の作業は足が震えて無理である。それでもうまく回り込んだり、目標の枝を下の根元からきったりして、ほぼイメージ通り。家の周りの木々はすっきりした。
なんと風が抜けてくるのが実感される。家の中でも網戸を通して、前よりも風が入ってくる。見た目のバランスも悪くない。
残念なのはBefore Afterの写真を撮っていなかったこと。自慢したかったのに。
でもまあ、後で嫁さんから聞くと、義父に褒められたのでいいだろう。

それにしても、山のように出た切り取った枝を何度も家の裏の高みにある、琵琶の木の下に運んだこと、これがしんどかった。山登りのトレーニングと思ってやったが、もう、本当に本当に過酷やった。

もう、寝よ。

以外、近くに安藤忠雄の建築があった。

2011-08-18 18:18:21 | 建築。レトロ・旧家・古民家
昼から、身障者の義理の弟と「横倉山自然の森博物館」に行った。
僕が安藤忠男の建築が好きで、あちこちと彼の建物を見に行くのを知っているので、そう言えばこの近くに安藤忠男の設計した博物館があるから見てきたらと薦めてくれた。偶然にも、こんな田舎の山奥に彼の設計した博物館があるとは全く知らなかった。
弟の案内で早速出かけた。
途中の蛇行する仁淀川にかかる三つの橋は川の上流下流がわからなくなる、珍しい地形らしい。道は立派な2車線のきれいな道かと思えば、対向車が来れば、パニクッてしまう、すれ違えない崖の細い道が混在する。四国は急峻な山が多く、山道はどこも狭くカーブが多く大変な道が多い。昔、名もない山を登るのに登山口を目指したが、車がスタンダードな乗用車で轍がきつく、底を擦りまくり夜が更けた上に対向車が怖くて断念したことがある。

義弟頑張って山を登る

博物館を通り過ぎて先に横手山に登れるところまで行くことにした。義弟にとっては大変な道のりのようだが何か決意と言うか、挑戦する喜びのようなものが伝わり私も何かうれしい山行に思えた。
15分ほどで杉原神社に着いた。ちょっとジブリの宮崎駿のような世界で、巨大な杉に囲まれ建物が箱庭のような世界に感じる。神社はすばらしい彫刻が施され非常に神々しさを感じさせた。二人で巨杉の前でセルフタイマーで撮った画像は小人の世界に紛れこんだようだった。

大杉神社

もう少し「安徳水」のところまで登ることにした。安徳水とは湧水で安徳天皇とのエピソードがあるようだ。山小屋に着き、そのわき道をしばらく下ると安徳水である。杖をつく義弟が躊躇するので、一人先に行って道の状態と距離を調べることにした。
安徳水を目にした所で何か得体のしれない獣に出会い、ホントに驚いた。黒い顔と目が私を凝視したのだ。
迷彩服で体中を隠し、更に隠れている小型テントから持ち物、巨大ズームレンズのカメラまですべて迷彩模様だった。それで一瞬私は不気味なギョロ目の顔だけが目に入り驚いたのである。ホントにもう少しで女子のように大声を出しそうだった。「ほんとにびっくりしましたよ」と抗議したくなったものの、カメラマンにすればその都度大声で言うわけにもいかないよな。
義弟のところに戻り、彼の後ろに着き再び同じ場所に。ちょっといたずら心で黙っていたら、僕と同じように彼の背中が大きく驚いた。転倒してはいけないので、すかさず僕が鳥を写しに来たカメラマンだよ。と説明した。安徳水は上から流れ落ちるものではなく、溜まった所に湧きだしているので、たまった水を飲むのは少し躊躇した。湧水にしては冷たさもいまいちで、味も美味しくもなかった。
ここで引き返し、登山口に戻り車で通り過ぎた「横倉山自然の森博物館」に行った。やはり打ちっぱなしのコンクリートと水と大きなガラスの壁面の安藤建築だった。安藤忠雄の美術館や博物館は見学者を飽きさせない展示をみせる動線とインテリアだ。
この地域日本最古の化石が発見されたとか、数百年の樹齢の大杉とか原生林、たくさんの珍しい植物。世界的な植物学者、牧野富太郎の研究の山として有名らしい。植物に興味のない僕も飽きずに見ることができた。