以前ここでご紹介していたコンサートに行ってきました。
こんな素敵なガイドブックが準備されていました。
白銀のソプラノ、福岡生まれの国際的歌手、荻野綾子。
彼女の没後70年、彼女がはじめて「からたちの花」を歌って90年、
からたちの作曲家、山田耕作の没後50年、今年はまさにメモリアルイヤー。
第一部は、KBCのアナウンサー、澤田さんと奥田さんの語りで、
お芝居のように綾子のストーリーが歌とともにつづられていきます。
ピアノの音色と、森さんの声が美しいこと。
からたちの花はピアノでも、歌でも映える、やはり最高の楽曲でした。
第二部は、所縁のみなさんで綾子のエピソードをお話しされました。
ハープ奏者としても、、歌唱力もプロデュース力にも長けた綾子、
その生涯は45年・・・終戦を待たずに閉じてしまいました。
けれど彼女の功績は調べれば調べるほど、大きく、風化してしまうなどありえない・・・
と、多くの方々が、今、見直し、伝え続けようと活動を始めました。
私も今日のお話を聞きながら、驚くことしかリ、
そして、この福岡の方、何だか、誇らしくもありますね。
第三部は、森麻季さんの世界。
歌や声の素晴らしさはもちろんですが、その華やかさは格別です。
歌曲は一般には馴染みがありません。
けれどその中で、少し耳にしたことのあるものや、
楽しさや華やかさのあるものを選んで、会場をあっという間に魅了。
綾子と同じ、自分をプロデュースすることにも長けた方、
自分の魅力を十分に把握して、とても美しいゴージャスな時間を作り上げられました。
ピアノソロも2曲、ショパンもありました。
ピアニストは山岸茂人氏。お2人は息は本当にぴったり。
素晴らしい時間でした。
アンコールには「坂の上の雲」のテーマ、大喝采の中、幕を閉じました。
あ~たのしかった(*^_^*)、美しいピアノと歌を満喫してきました。
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