Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

翼の折れたエンジェル

2013-01-29 21:00:18 | 音楽
締め切り、に追われる仕事が一息つくと、
譜面やデータを整理、ということになります。
収納場所がない・・・と古い資料などはにらめっこしながら
もういいかな、なんて処分するのですが、
これがね、仕事の資料はなかなか捨てられないものです。

そんな資料の中から懐かしい楽譜・・・

「翼の折れたエンジェル」

あーもうこれほんとに何年前だろう・・・。
まだraisonをしてた、それもえりちゃんがいてまだ
raisonの中期くらいのころ・・・10年前、いやもっとだわ、
15年くらいになるかもしれないかなぁ・・・。

某先生の出版記念パーティーでの演奏。
その日、ゲストがいました。
「翼の折れたエンジェル」、中村あゆみさん。

このジャケット、見覚えのある方は多いはず!かわいい!


このころからいうと、多分、20年近くたってたことになりますが・・・。
当日のリハ以外に、1回?2回?小さなスタジオでリハしたときの
彼女の第一印象、「顔、ちっちゃいっ!!」

福岡でしばらく活動してたのは赤ちゃん産んでしばらく、という頃だったと記憶。
こども産んだのに、こんなに細い!って思ったからね^_^;

そのころ、新しいアルバムの中には、その愛娘に捧げるような歌もあって
そういう新曲も何曲かしましたが、
何といっても、わたくし、同世代でありますので、
翼の折れたエンジェルは歌ってたあゆみさんにとってももちろん青春だったろうけど、
聞いてた一般若者の我々にとってはまさに青春の一曲。
みんな、翼の折れたエンジェルだったわけで^_^;
懐かしかった。リハで初めて一緒にやった時は感動的だったなぁ。

細い体で振り絞るような歌い方で、ハスキーボイスはなかなか魅力的でした。
それとね、このひと、笑顔がね、たまらなくかわいいっ!
ほんと、楽しいステージだったなぁ。

彼女の印象、もうひとつよく覚えていること、
そのパーティーの後、ピアノのある、クラブみたいなところで二次会。
バンドのメンバーは食事に行ったけど、
私はドレスに着替えてひとりでピアノを弾いていました。
そこにマネージャーさんたちと一緒に現れた彼女は
「こういうの、苦手なんだ」という通り、笑顔とは言えない表情だった。
が、私が弾いてるのを見つけると、あの三日月眼の笑顔でやってきて、
ピアノの長椅子にちいさなお尻をのっけて、おしゃべり。
なんてことはないことをね、ましてや私はピアノ弾きながら聞いてるわけだけど
横に座ってぺちゃぺちゃ。「こういうの苦手なんだ」ってな感じ^_^;
「あゆみさん、いいの?こんなんとこ座ってないで、パーティーに入らなきゃ」
「うーん、でもねぇ・・・もう帰ろうかなぁ・・・」^_^;

なんだかね、リハの時もステージの時も、やっぱりボーカリストって印象が
とても強かったのだけど、この、ほんの数分ですっかりイメージがかわって
翼を歌ってた頃の、かわいい女の子、を思い出しました。
「も、いこ!、じゃね、がんばってね!」

手を振りながら、三日月目の笑顔で去って行った彼女はほんとに普通の女性で、
くったくのない、という言葉がぴったりでした。

それからしばらくして、本格的に活動を再開した彼女は
その時よりももっともっと本当にきれいでますます魅力的になって登場しました。
プロだなぁって、テレビの前でとてもとても感心しました。

音楽してるとね、たまに、こんなふうに、青春時代のミュージシャンにあえたりするのが
ちょっと楽しいですね。


さて、今はますますカッコよく歌っていて、女性版もんたよしのり、と
私は勝手に思ってますが、
多分、当時のかわいい映像のほうがいいかな、ちょっと飛んでるけど、ライブ映像ね。
どうぞ。一緒に歌いましょう!

   翼の折れたエンジェル 中村あゆみ  

10代のころの歌をいつまでもこんなふうに歌えるってすてきですね。

   翼の折れたエンジェル 大人編 
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