中学生の頃、書店で楽譜を買うことを覚えました。
天神で本屋さんに入り浸ることは珍しくなかったけど
当時・・・紀伊国屋書店とかりーぶるとかね、
本屋さんに楽譜があることに気づいて、ニューミュージック集とか、
楽しい!ってなって、弾けもしないのに(笑)お小遣いで買う。
そもそもお小遣いの大半を本屋さんにつぎ込んでいたけど、
文庫と違ってなんせ高い。
となるとずいぶん迷うわけで(笑)かなりその場に座り込んでいました。
そんな中で買ったのが、映画音楽の曲集でした。
確か、ピアノの教室で映画の曲、「ある愛の詩」をもらって
(とにかく、なんでもくれる先生でした、
小学生の頃は、アグネスチャン、中学生の頃はさだまさしとかも)
きれいだっ!と思ってこういう楽譜を買うことになったように覚えてます。
でも実際弾くと難しいんですね(^^;
その中でね、「パピヨン」はわかりやすくて弾きやすい、その上
切なくて美しくて、青春時代の女の子の琴線に触れたわけで(笑)
映画の内容など知る由もなく、きれーかぁーと言いながら弾いてました。
高校卒業したころだったか、「センターシネマ」に行く習慣がついて(笑)
はい、当時の福岡の若者たちあるあるのルーティン。
学校さぼってとかね、そういうのね。
センターシネマで見た映画で一番印象に残ってる・・・
パピヨンです。
確か、それ以前にホフマンの卒業を見て、ホフマンの映画と思って
しかもあのきれいな曲の映画と思ってみようとなった・・・。
ね、卒業と、あの曲のイメージで見るわけですよ、
ショックを受けるのは言うまでもなく・・・
しかももう、マックイーンが恐ろしいのなんの。
とにかくあの表情が怖くて、それ以降、しばらく・・・
マックイーンの映画観ませんでした(笑)あーもったいないっ(笑)
少し前に久しぶりに、またみました、パピヨン。
・・・恐ろしかった(笑)
というか、マックイーンの迫力がね、それと時代ですよね、
あの無茶苦茶な時代というか・・・。
焼き直しが数年前、若い役者さんで公開されましたが
やっぱり、パピヨンはマックイーンです。ドガもホフマンです。
ラストシーンの二人、はい、やっぱりこの二人しかない・・・。
そういうわけで、何とも思い入れの多いこの曲をピアノにしました。
どうぞ弾いてみてくださいね。
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