Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

海達公子

2015-01-08 23:56:27 | つれづれ
年末の紅白、
力強いなぁと感じた言葉。
美輪さんの愛の賛歌と中島みゆきの麦の唄。
どちらもスケール感があって、とても力強くて
もちろん、音楽も、二人のこだわった演出も見事だった。
そして、二人が選んだ、二人がつづった言葉が力強かった。

海達公子(かいたつきみこ)という詩人のことを思い出しました。
熊本は荒尾の、所謂、夭折の天才と言われた少女詩人です。
熊本の方はご存知の方も多いと思いますが、
10年ほど前、彼女の没後70年とかで少し話題になりました。
当時、みすずブームもあって
「もうひとりのみすず」として詩とメルヘンが取り上げました。
私はその時が初めてでした。



有名な詩は旋律がついて童謡になってるものもありますが、
このてふてふ、がそのときとても好きでした。
みすずよりも力強さを感じました。



これはたまらない・・・目に浮かぶ情景と、かわいらしさ。

このころ、小さいころの詩で、本当はとても好きだったものがあるのだけど
どこで読んだのか、何で書き写してないのか・・・(T_T)
バラだったか、ボタンとかだったか、
とても華やかな美しい花を見て、その美しさが目に映ってる間に
急いでおかあさんのもとに帰ろうとしてるような・・・
そんなストーリーだったと思うんだけど・・・
あー誰か知ってる方がいたら教えてほしい。

今手元にあるものには載ってませんでした。






これは女学校時代、ますます力強く、凛とした表情まで浮かびます。






この帯に書いてある通り、公子は16年の生涯を閉じました。
わずか、ほんの16年の歳月の中で多くの言葉を残しました。
こどもの、まっすぐで両手をいっぱいに広げて走っていく、
そんな強さ、そしてだんだん幼さが抜けて行って、女学生の背筋の美しさ、
清らかな強さが言葉となってあふれてくる・・・

初めて知ったとき、とてもとても魅力に取りつかれて
公子のイメージはふくらんで、まるで会ったことがあるように(^_^;)
親戚の子のように身近になったくらいでした。

久しぶりに、美輪さんと中島みゆきさんが公子を思い出させてくれました。

しばらくこの本、ベッドのわきに置いたままになりそうです。

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