Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

アレサ・フランクリン

2009-01-21 13:52:22 | 音楽
ゆうべ・・・というより夜中ですが、見ました!
アメリカってこういうことになるとまるで映画の世界みたいに
かっこいいというか、かっこつけるというか。

オバマ大統領の就任式。どこかの古式ゆかしきお国の方々と違い
演説はちらちらカンペをみるなんてことはもちろんなく
朗々と歌うように語りかけるオバマ氏はなるほどケネディです。
いいなぁ、アメリカは前途有望だわ・・・

と、その中で興味があったのは「アレサ・フランクリン」です。
なんか・・・難しい曲を歌ってました。
いっそのことほんとにリズム&ブルースの名曲かなんかを歌っちゃえば
よかったのに…なんてことも思いますが。

高校時代、そりゃぁ熱を上げた・・・某バンドのボーカリストが
「オーティス・レディング」というR&Bのボーカリストに影響を
受けたとラジオで言いました。

弱冠23歳の若さで飛行機事故で亡くなったオーティスはまさに伝説。
そのオーティスら、R&Bの多くのアーティストが所属していたのが
アトランティックレーベルというレコードレーベルです。

当時のアメリカにはアトランティックとモータウンという大きな二つの
レーベルが存在しました。モータウンのほうがポップです。
たとえば、ジャクソン5、マーヴィン・ゲイ、シュプリームスなんてとこ。

で、黒人ブルースの色が濃かったのがアトランティック。
オーティス、ウィルソン・ピケット、パーシ-・スレッジ・・・
そしてこの、アレサ・フランクリン。

高校卒業したころの私はこのアトランティックのスターたちに夢中に
なりました。黒人になりたい・・・などという、音楽してるとよくある
あこがれが芽生えたりして。

アレサはまさに私のアイドルでした。かっこいい・・・呟きながら
毎日、当時流行し出したウォークマンで聴いていました。

懐かしい。

あのころ、まだ彼女たちにまつわるエピソードは黒人差別という背景の
悲しいものが多かったけれど、アメリカはその人種差別という長い間の問題の
おそらくは今までで一番大きな改革の第一歩をさっそうと踏み出した・・

夜中のテレビの前で胸が熱くなりました。
ルイ・アームストロングもきっと拍手していると思います。

先日、アメリカの黒人の方々がルーツを知ろうと、みんな調べてもらって
自分たちの祖先がどこから移住してきたかの報告を受けているというニュースを
耳にしました。
時代が、本当に時代が変わりました。過去を隠して生きてきた時代から
ルーツを知りたいと純粋に思う、いや、思える時代になったと。
オバマ大統領の効果はもうすでにこんなに素晴らしいスタートをきっています。

ねぇ・・・ところでうちは・・・わが日本もねぇ・・・
スーパーヒーローっておでましにならないのかしらん
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