秋の訪れとともにモズの高鳴きが聞こえてくるようになりました。百舌の高鳴き七十五日という
言葉があります。モズが高鳴きを始めてから75日経つころに霜が降りだすということを教えた
言葉で、農作業の目安にもなっているようです。
モズはスズメよりもちょっとだけ大きな鳥ですが、その鋭く曲がった嘴を見てもわかる通り、
立派な猛禽類でもあったりします。2年近く前に載せたスズメを狩るモズを見るとそれが
よくわかると思います。
そんなモズの高鳴き風景をいくつか集めてみました。上に載せたスズメを狩るモズはオスでしたが、
今回載せたのは偶然みんなメスばかりでした。
まず最初は、太陽を背に受けて凛々しく立つモズです。
#1
小首を傾げるポーズも可愛らしいですね。
#2
枝かぶりになってしまいましたが、高鳴きを始めたところです。尻尾を立てて目一杯自分の縄張りを
主張しています。
#3
偶然撮れたこんな姿にもモズらしい可愛らしさが滲み出ているように思います。
#4
こちらは夕陽に向かって鳴くモズ。
#5
見晴らしのいい杉の木のてっぺんでもよく鳴いている姿を見かけます。
#6
別の日にも同じ杉のてっぺんで鳴いていました。
#7
電線の上も立派な縄張りになっていますね。
#8
いつも電線の同じところにとまって鳴いています。
#9
背中の模様も綺麗です。
#10
ひとしきり鳴くと別の場所へと移動していってしまいました。
#11
こちらの電線ではまた別の個体が鳴いていました。
#12
体の向きを変えながら、四方八方へと声を響かせているようです。
#13
今回おまけの写真は木漏れ日です。この木漏れ日という言葉自体にも日本らしい雅な情緒が
感じられますね。
#14
霧の朝、その霧に降り注ぐ朝陽が森の助けを借りてみずからを演出しているようでした。
#15