里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

万木の森の花と虫 その2

2019-09-16 | ここ里山の草花あれこれ
 
台風15号の襲来に伴う千葉県大停電に巻き込まれてしました。丸々4日間電気のない生活を経て木曜日の夜にやっと明かりが灯りました。

心から嬉しい瞬間でしたが、県内には未だ10万戸近いお宅で停電が続いており、1万戸以上が断水しているそうです。一刻も早い復旧を

強く願わずにはいられません。

電気がついた後は後片付けに追われました。それでも昨日やっと、チェーンソーで細断した倒木を市の集積場に運び込み、一応の応急処理が

終了したのを機に、またこのブログを再開したいと思います。


まず最初の花は私が大好きなシロバナサクラタデです。湿地帯に咲く可憐な花ですが、最近花の数がずいぶん減ってきているような気がします。

#1










センニンソウです。ボタンヅルにも似た花ですが、センニンソウの方が咲き方が賑やかな感じがします。有毒植物の宝庫キンポウゲ科に

属しているだけあって、やはり有毒です。

#2










キンエノコロ、秋の野にあって目にも色鮮やかです。

#3










咲き始めたばかりのクサギです。蕊が長くて大の字型の白い花を咲かせます。そういえばご近所のブログのお仲間がこの長い蕊を

女性のまつげに例えられていましたっけ。

花が終わると羽子板の羽根のような実をつけますが、その色合いがまたものすごく印象的ですね。

#4










ミツバアケビの実です。ご覧のように雌蕊の数と同じ7個もの実をつけていますね。たくさんの虫が集まる森の中ですから、受粉が

完璧に行なわれたんでしょうね。

#5










ビワというよりもイチジクに似た実をつけるイヌビワです。人間の役に立たない植物によくイヌという名前をつけるようですね。

#6










コモチシダです。コモチシダといいハナイカダといい、不思議な生態を持った植物だと思います。

#7










ツユクサとヒラタアブ。

ツユクサは万葉集では月草とも詠まれているようです。

#8










ヤブミョウガとヒラタアブ。

小さいながらもひとつひとつの花たちはものすごい美人さんですね。秋になると青藍色の実をつけますが、その実にも清々しい魅力を感じます。

#9










タマアジサイとヒラタアブ。

タマアジサイは他のアジサイよりも遅れて夏から咲き始め、秋まで咲いている息の長い花です。

#10










目の前をタマムシが飛んでいきましたが写真には撮れず。でも足元には別の個体の死骸がありました。

奈良時代の昔から人々を魅了し続けている虫ですね。

#11










同じく色鮮やかなハンミョウです。その優美な色合いとは裏腹に、いかにも獰猛そうな顎を持っています。

人の歩く前を飛んで、その先で止まっては人が来るのを待つような仕草をすることからついたミチオシエという別名でも有名ですね。

#12










キツネノマゴの上を飛ぶのはトラマルハナバチでしょうか? 尻尾に茶色い毛がないのがちょっと気になりますが・・・

#13










同じくキツネノマゴで翅を休めているのはヒメキマダラセセリかと思われます。巻いた口吻がゼンマイのようで可愛らしい♪

#14










この森ではモンキチョウよりも頻繁に見かけるキタキチョウです。表の褄黒模様を透かして見せているところがニクイですね。

#15










こちらもよく見かけるヒメジャノメですが、この蝶の幼虫の顔がなんともユニーク! まさに泣いたネコのような顔をしています。

興味のある方はググってみてください。

#16










最後はオオホシカメムシです。こちらも背中に人間の顔を背負っているように見えます。大星さんという人の顔なのかな? 

なんちゃって・・・

#17





















 
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