里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

奥の細道雪景色・おたる水族館のおねだりアザラシ・小樽運河の遡上サケ

2024-08-03 | 心はいまも札幌原住民
 
このところの猛暑のせいで、のんびりと写真散歩を楽しむこともできずにいます。

なので今回は、ライブラリーからの写真を載せてみることにしようと思います。

涼しげな風景、楽しい光景、珍しい出来事を、再掲も含めて選んでみました。


<奥の細道 雪景色>(新掲)
              (2024.01.14 撮影)

滅多に雪の積もらないここ外房でうっすら雪化粧、奥の細道での風景です。

今年の冬の雪景色で、ほんのひとときでも暑さを忘れていただければ幸いです。

#1










杉の木に降った雪ですが、雪国育ちの私にはモミの木に降り積もった大小の

クリスマスツリーのようにも見えてしまいました。

#2










いつもの歩き慣れた道筋も、雪景色のおかげでいくぶんメルヘンチックな

雰囲気が漂っているような気がします。

#3










木漏れ日の中、風に吹かれた粉雪が舞い降りてきました。フキの葉の下に住むという

アイヌ伝説のコロボックルが出てきそうな場所にも見えます。

#4










降った雪が日差しを受けて溶け始め、ネイチャーセンターの建物や後ろの森を

幻想的に包んでいました。

#5












<おたる水族館のおねだりアザラシたち>(再掲)
                 (2013.09.11 撮影)

以前にも載せたことがあるおたる水族館の海獣エリアでの楽しい光景です。

ここはアザラシに餌をあげることができるエリアです。母娘と思しきふたりづれが

やってきました。

早くもアザラシは水面を前ヒレで叩いて、盛んに”餌くれアピール”をしています。

#6










お母さんがトングでつまんで、コマイ(北海道ではカンカイといいます)らしき

餌を与えていました。アザラシたちも猛ダッシュ。

#7










と、その時1羽のカモメが素早く餌を横取り!

母娘ビックリ! アザラシ呆然! カモメは餌をくわえて悠然と飛び去って

いきました。

ここに居ついているカモメやウミネコたちは心得たもので、いつも虎視眈々と

こういうチャンスを狙っているようでした。

#8










一方こちらでは小さな男の子がアザラシに餌をあげようとしています。

アザラシたちも「大丈夫かな? ちゃんとくれるかな?」と心配そうに

見ています。なんとも微笑ましい光景でした。

#9









熊牧場のクマでも同じような光景が見られますが、アザラシもこんな風に

水面を叩いて”餌くれアピール”をよくします。

誰か1匹がこのアピールをやると他の連中は、側で隙を窺う横取り部隊と

化すようです。アピールを1匹に任せることで餌が飛んでくる場所が

限定されるため、狙いやすくなるんでしょうね。賢い連中です。

#10










ほ~らね!

#11










こちらでもナイスキャッチ! なんとも愉快な連中でした。

#12












<小樽運河の遡上サケ>(再掲)
               (2012.10.22 撮影)

今は観光用として残されている小樽運河です。運河の手前には遊歩道もあって

観光客に人気ですが、小樽市民もよくここを散策していたりします。

今日も今日とて、遊歩道の一角で写生をしているおじいさんがいたり、

そのすぐそばではオオセグロカモメの若鳥がその様子を眺めていたり・・・

のどかな日常が流れている場所でもあります。

ムード満点のガス灯も印象的です。

#13










橋の上にも、運河巡りのボートにも観光客がたくさん来ています。橋の上、

左側にもガス灯が建っていて、古くから開けた街の面影が漂っています。

#14










さてここは小樽運河に注ぎ込む小さな街河川です。本来小樽運河にサケが遡上して

くることはないのですが、この年に限ってサケが上がってきてしまいました。

海に下って大きく育ったサケは生まれた川を目指して戻ってきます。川の近くまで

来るとそこの海岸にしばらく留まって体を真水用に作り替えます。そのため体の色も

こんな風に変わってしまうんですね。

それにしてもこの年に限って、なぜ運河なんかに迷い込んでしまったんでしょう?

#15











迷い込んでしまったサケたちはここで産卵もしたようですが、こんな街中の

浅い川ですから、カモメやウミネコ、マガモたちに卵を食べ尽くされて

しまったようです。サケ自身もこのウミネコたちにつつかれたりしていました。

哀れなサケたちでした。

#16








産卵を終えて力尽きて命を終えたオスの姿もありました。

川を遡上し始めたサケはもう脂分も抜けてパサパサになってしまい、食べても

全く美味しくないものになってしまいます。”ほっちゃれ”と呼んで誰も食べない

サケです。

死んだサケも本来は次世代の生き物たちへの糧になっていくはずですが、

こんな川ではそれもままならないことだろうと思います。なぜこんなところに

迷い込んでしまったんでしょう?

地元テレビのニュースでも報道されていましたが、原因はよくわからないようでした。

なんとも不可思議な出来事でした。

#17




















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想い出の札幌 この10年の記録(第6弾)「札幌という街 その2」

2020-09-12 | 心はいまも札幌原住民
 
前回に引き続き「札幌という街 その2」です。

まずは札幌駅です。とっても大きな駅ですから、ちょっと目先を変えてフィッシュアイで狙ってみました。

札幌駅周辺はもう何度も何度も改修され続けてきた歴史がありますが、北海道新幹線の札幌延伸に伴って、

またしてもその姿を変えることが予定されているようです。駅前の超一等地、そのむかし五番館が建っていた

場所も未だに更地のままですし。

#1










札幌駅に隣接してひときわ高くそびえ立っているのがJRタワーです。ここの展望室にはかなりおもしろい

トイレがあります。というのも、ここの男子トイレにある便器の前面がガラス張りになっていて、用を足すとき

まるで札幌の市街地に向かって立ちション(失礼!)をするような爽快感を感じられることなんです。

オープン当初に行ってみて、愉快な体験をしてしまいました。(すみません、いきなり下品な話題でした)

#2










そしてその隣にはESTAというビルが建っています。ここはビックカメラがメインのような感じがするビルですが、

このビルの10階レストラン街に私が大好きな日本蕎麦屋さんが入っています。

#3










この「霧の下」というお蕎麦屋さんです。その美味しさゆえに、私が大学生の頃からもう50年近く通い続けている

お店です。私が大学生の頃は駅の西側にあるセンチュリーロイヤルホテルの地下街にありました。

頼むのはいつも決まって盛りそばの大盛り。学生時代は大盛りを4〜5枚頼むことも普通にありました。でもいまはもう

年齢的なこともあってせいぜい1〜2枚になってしまいましたが、その美味しさにはいつも嬉しくなってしまいます。

あ、宣伝口調になってしまいましたが、これはあくまでも私個人の感想です。万人の方々にその美味しさを保証するものでは

ありませんので、念のため。。。

#4










札幌駅から4丁目までを繋ぐ地下歩行空間(チカホ)です。

もう50年も前、札幌オリンピックに合わせて、4丁目からススキノまでの地下商店街のポールタウンと丸井さんまでの

オーロラタウンができましたが、札幌駅の方まで延伸されることはありませんでした。

それが最近になって、このチカホができたことを札幌のブログのお仲間 ヌリプラ倶楽部店長さんに教えて頂き、

喜び勇んで歩きに行ったものでした。ある意味、この札幌駅までのチカホは札幌市民の、長年の悲願だったように

思います。

#5










さて、こちらは日本3大がっかりの一つに数えられるという時計台です。ビルの谷間に埋もれるようにして建っていますので

そんな風に言われるんでしょうね。でも札幌市民憲章の冒頭にも「私たちは時計台の鐘が鳴る札幌の市民です」と謳われて

いるように、ずっと札幌市民に親しまれてきた建物です。

私が中学生の頃はここが市の運営する図書館でした。その頃はよく通いましたし、時計の裏側の機械仕掛けを見学したことも

ありました。

#6










時計台の正面にかかげられているのがこの看板。「演武場 従一位具視」とあります。最後の五百円札の肖像になった

岩倉具視直筆の書ですね。お公家さんだけあって、味わい深い字を書く方だったことが窺われます。

#7










こちらもヌリプラ倶楽部店長さんに教えて頂いた旧北海道庁前の赤レンガテラスです。もともとは車道だった場所を

通行止めにして、市民や観光客が寛げる場所にしたものです。

#8










赤レンガテラスができる前はこんな感じでした。

#9










旧道庁を背にしたアフターはこんな感じです。

#10










同じ場所のビフォー。

#11










この左側の建物はもともと斗南病院があったところですが、斗南病院は北大植物園の方に移転したこともあって、

ずいぶん様変わりしてしまいました。

#12










こちらは旭山公園の展望台です。札幌市街地の南西に位置する標高531mの藻岩山という山の中腹に

位置していて、札幌市街が一望できる観光名所です。設置されているこの看板には、ここから見える

市内の各ポイントが表示されています。

たとえば ③JR札幌駅(JRタワー) ⑤さっぽろテレビ塔 ⑧北海道百年記念塔 ⑨札幌ドーム 等々

#13










この旭山公園から見えるそんな特徴的な場所をこの表示板に倣って点描してみますと・・・

まずひときわ高く札幌駅隣のJRタワーが見えます。その隣に見える丸いスカイラウンジはセンチュリーロイヤルホテルの

もので、いまはどうか知りませんが、私が学生時代は東京のホテルニューオオタニのスカイラウンジのように回転していた

ものでした。

#14










むかしは高くそびえていた札幌テレビ塔も、いまはビルの谷間にひっそりと建っているように見えます。

#15










遠く市街地の東の方に霞んで見えるのが北海道百年記念塔です。そしてそのまわりには野幌原始林の鬱蒼とした

森が広がっています。

#16










その野幌原始林の手前には、(いまはまだ)北海道日本ハムファイターズの本拠地 札幌ドームの銀色の屋根が見えます。

#17










その逆方向、百年記念塔から札幌ドームを眺めるとこんな感じになります。この写真には写っていませんが、旭山公園は

この右側になります。

#18










旭山公園から西側を振り向くと、標高1,024mの手稲山(ていねやま)が臨めます。市街地にある山としては

飛び抜けて標高の高い山ですから、各放送局のアンテナがずらっと並んでいます。

私が学生時代はこの山に初雪が降って白くなると、それを目安に車を冬タイヤに履き替えたものでした。

#19










北の方に目をやると、15km彼方に石狩湾が遠望できます。海まで15kmも離れているのに、よく札幌上空に

海に棲んでいるはずのカモメが飛んでいるのを見ることがあって不思議に思っていました。ところがさすがは

NHKです。とある自然番組で、札幌の市街地を流れる豊平川にはカモメが棲んでいるということを放送して

いました。なるほどそうだったのかと納得したものでした。

#20










この旭山公園のすぐ隣にあるのが私の母校、市立札幌旭丘高校です。私が高校生の頃はまだ旭山公園は公園としては

整備されておらず、温泉山という名前の小高い丘でした。体育の期間はこの温泉山でスキーの授業を受けたものでした。

スキーを担いで歩いて10分で行けましたから、非常に恵まれた高校だったと思います。

また、夏場には下駄を履いて登校することが許されていましたから、男子は競って下駄を履いて山道をかよったものでした。

柔道部の部員の中には片方2kgもある鉄下駄を履いてくる猛者までいたものでした。みんな青春をしていました。

#21










この写真はもう50年も前に私が通っていた当時の旭丘高校です。藻岩山の中腹に建つ高校でしたから、敷地自体が

山を削って階段状にした場所でした。建物の真ん中に見えるのが正面玄関で、当然ここは1階で地面の上にありますが、

建物左側には生徒の通用口があって、ここは地下1階なのですが、ご覧のようにここも地上に出ているんです。

しかも建物の後ろに見える体育館は2階にあるのですが、ここもすぐ下は地面になっていて、直で外に出ることも

できる構造になっていたんです。後ろに見える運動場も上下2段になっていて、そのすぐ奥は藻岩山という自然豊かな

環境で勉学に励んでいました。クラスメイトにはキタキツネやエゾタヌキなんかもいたんですよ(なんちゃって?)。

#22










札幌市街地の西から南にかけては、野生のヒグマも棲む豊かな自然が広がっていて、私も毎日山を眺めながら育ちました。

そんな山が近い札幌なので、街中からよく見える一種のランドマークとして、大倉山シャンツェがあったりします。

ここは札幌オリンピックのとき、90m級のジャンプ台として使われた施設ですが、それ以前から札幌市民にとっては

どこからでもよく見えるジャンプ台として親しまれていたものでした。

円山公園の一角にそびえる円山から見るとこんな感じになります。競技場まで行かなくても競技が見られる格好の場所

でした。

#23










先ほどの旭山公園からはこんな風に見えます。

施設の屋上にたくさんの人影が見えますが、これは北海道中央バスが企画する定期観光バスツアーのお客さんたちです。

東京のはとバスのようにいろんな観光場所を巡る楽しいツアーで、私もこの大倉山ツアーを申し込んだことがあったのですが、

残念ながら時間の都合が付かずにキャンセルしたことがありました。いま思うと残念なことをしてしまいました。

#24










南大通りからはこんな風に真っ正面に見ることができます。

#25










北大の第1農場からはこんな具合です。

ちなみにこの写真の右端に写っている樹木は平成のポプラ並木だそうです。たしかに若い木ばかりで勢いは

ありそうでしたが、私のイメージには合いませんでした。

#26










私のイメージとしてはやっぱりこちらの従来のものがマストです。老いたりとはいえ、やはり青春時代からの

たくさんの想い出がありますし・・・

#27










いまは倒木も多いため立ち入りが制限されているのでこんな風に通行止めの柵が置かれていたりしますが、

この柵もポプラの倒木で作られているそうです。ポプラって、ご覧のように非常にきれいな材質なんです。

#28










最後は中島公園です。ここはその中でもシンボル的な池、菖蒲池です。私が中学生の頃は夏はよくボートに

乗って遊んだものでした。そして冬になるとこの池は凍結しますので、市が運営するスケート場になりました。

私も自前のスピードスケートを持ってよく通ったものでした。いまはスケート場はなくなったそうですが、

ボートはいまでも運営していましたね。

学生時代には、池のむこうに見える札幌パークホテルに宿泊していた、極真空手の創設者の大山倍達さんに

会いに行ったことも懐かしく思い出されます。

#29










こちらは豊平館(ほうへいかん)という建物です。明治時代に高級ホテルとして建てられたものだそうで、いまは

重要文化財としてここ中島公園の中にありますが、もともとは大通りの市民会館がある場所に建っていたそうです。

私が学生時代、HBCローカルの番組で「ホッカイドウ26時」という深夜放送が始まりました。そのテーマソングを

歌ったのが、札幌南高校出身のキッパーズという6人組のバンドでした。その曲「風のふるさと」のシングルレコードの

ジャケット写真が撮られたのが、ちょうどこの芝生の上でした。らしい場所で撮るなーと思ったものでした。

#30










私が小学生の頃にこの公園に天文台が作られました。小学4年のときに社会科見学で来たことを覚えています。

#31










この日は太陽の黒点を見せて頂きました。ちょうど数日前に火星の大接近があったときで、館長さんが冗談で、

火星人が手を振る姿までよく見えたよとおっしゃっていました。

#32










私は天体望遠鏡のことはよく分かりませんが、この望遠鏡もそれなりに高性能なものなのではないでしょうか?

ちなみにこの館長さんも私と同年代の方で、むかし菖蒲池にスケート場があったことも覚えていらっしゃいました。

ちょっとした連帯感を感じて嬉しかったものです。

#33


















今回も最後までご覧下さり、ほんとうにありがとうございました。




















 
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想い出の札幌 この10年の記録(第5弾)「札幌という街 その1」

2020-08-28 | 心はいまも札幌原住民
 
今回と次回は心のふるさと札幌の街を点描してみたいと思います。

まず最初は大通公園の端にそびえ立つ札幌テレビ塔です。昭和32年に完成し、以来札幌市民の象徴的存在に

なっている塔です。大通公園の噴水越しに、飛んできたハトを意識しながら撮ってみました。

#1










夕暮れ時、もう50年も続いている高校の同期会に行く前に撮ったテレビ塔です。右に写っているのは札幌の老舗デパート

丸井今井です。むかしから札幌市民には、丸井さんという愛称で親しまれてきました地元のデパートです。

そして噴水の向こうに見える白い文字マークは、笑顔になれる街というコンセプトを持った、札幌市の最近のロゴマーク

”サッポロスマイル”です。まさに笑顔になれるような気がして、このロゴも大好きです。

#2










このテレビ塔に表示されている電光時計は、「宣伝効果がある!」という松下幸之助の鶴の一声によって

寄贈されたものだとか。2度の改修を経て現在の姿になっているようです。

#3










高さは147.2mだそうですが、威風堂々の姿をしています。私が子どもの頃は周りに高いビルはありませんでしたから、

いつもこんな風に見上げては高いなーと感心したものでした。そして愚かにも、これが東京タワーだとも思っていたものでした。

#4










テレビ塔のすぐ向こうに建つビルがほくでん(北海道電力)の本社ビルです。私の父親が勤めていた会社で、

その当時は夏休みになると社員とその家族を海水浴に連れて行ってくれる家族的な会社でした。

もうはるか60年近く前の話ですが。
#5










噴水の左側、ガラス張りの大きな建物は北洋銀行の本社ビルです、いまは。

そのむかしはたくぎん(北海道拓殖銀行)の本社ビルでした。当時は都銀13行の一角に数えられる大銀行でしたが

1997年に破綻してしまいました。北海道経済や道民心理に多大な影響を与えた出来事でした。

#6










さて、こちらは大通公園のとうきびワゴンです。私もとうきび大好き人間ですから、このワゴンに出会うと

ついつい焼きとうきびを買ってしまいます。とうきびの香りと焼けた醤油の匂いが鼻をくすぐるのです。

内地ではトウモロコシといいますが、北海道ではとうきびという呼び名が通り相場です。

そういえば「となりのトトロ」でメイちゃんがトウモロコシのことを「とうもころし」と言ってましたね。

とうきびならばそんな間違いはしなかったのでは、なんて思いそうですが、いえいえさにあらず。

私が子ども頃、近所の幼い女の子はとうきびのことを「とうびき」と言っていましたもの。

#7










その2年後、同じワゴンで同じ女の子に出会ってしまいました。楽しそうに働いている様子がいいなーと思って、

このときも写真を1枚撮らせてもらいました。

#8










大通5丁目にかなりむかしからある噴水です。私が幼い頃、父親にこの前に座らされて写真を撮ってもらった

記憶がかすかにあります。後ろから食いつかれそうで怖かったことだけはよく覚えています。

#9










明治、大正、昭和の天皇を讃える聖恩碑という大きな塔に配置された噴水です。

#10










ニッカウヰスキーの創業者 竹鶴政孝が寄贈したもので、泉の像といいます。大通3丁目に建っています。

このときはたまたま3人の乙女の像も加わっていました。

私のかすかな記憶では、この像はもともと札幌駅の南口にあったように思うのですが、いくつか文献を

当たってみても、どこにもそんなことは書かれていませんでした。私の記憶違いかなー?

#11










札幌観光幌馬車です。街の中心部を歩いているとよく出会う、レトロ感満載の幌馬車です。

#12










フランスのノルマンディ地方が原産のペルシュロン種のオスで、名前は銀太二号。体重はサラブレッドの2倍、

1トンもあるそうです。姿形の整った、とってもきれいな馬だと思います。

#13










そんな巨大な馬なのに非常に性格のおとなしい馬だそうで、いつも観光客を乗せて静かに歩いています。馬は本来臆病な

動物ですが、そのすぐそばを車が通っても驚くことなく悠然と歩いている姿に、悟りを開いた高僧のような風格を感じて

しまいます。

#14










南大通りを疾走するスーパーマリオです。初めて見たこの瞬間「えーっ?」とビックリしましたが、ちゃんと

ナンバープレートが付いていましたので、公道を走ることが許された一般車両なんだと思います。

#15










と思っていたら続いてもう1台、こちらはヨッシー? 色はドンキーコング? よく分かりませんでしたが、札幌市民も

いろいろと楽しんでいるようでした。

楽しんでいるといえば、いま私が住んでる千葉県でもバットマン姿で3輪バイク(トライクというそうです)を運転する

千葉ットマンという人物が話題になっていましたっけ。

#16










こちらは毎年秋に大通公園で開催されるオータムフェストの模様です。2013年のときのものです。

一種の食の祭典のようなものでしょうか? いまでは札幌市民にとっては雪まつりよりも人気があるとか。

#17










いろんな店が軒を並べて、食べ物や飲み物を中心にいろんなものを販売しています。

#18










北海道各地からのものが出店されますので、札幌市民にとっても楽しみなんだろうと思います。

#19










それにしても札幌市民はほんとうにお祭り好きだと思います。大通公園で毎月何かしらの催しが開催されていますもの。

#20










この年、この会場で偶然知り合ったのが、この私のブログにもときどきコメントを下さるヌリプラ倶楽部店長さんです。

ご覧のようなキティちゃんのジンギスカン鍋を通販等で販売している方で、札幌生まれの札幌育ち、私と同年代の方でも

あります。むかしの札幌をよくご存じの、言ってみれば同期の桜みたいな女性だと、勝手に私は思い込んでおります。

よく大阪人の家には必ずたこ焼き器があるという話を聞きますが、札幌市民の家には必ずジンギスカン鍋がありますね。

いまは外房に住んでいる私の家にももちろん、ジンギスカン鍋があったりします。

#21










狸小路はむかしから札幌市民に馴染みの商店街でした。私も小学生の頃からよく通った大好きな買い物街でした。

#22










4丁目と3丁目がメインの商店街でしたが、それぞれの丁目が工夫を凝らした多彩な商店街でした。

もちろん、いまでもそうですが。

#23










屋根のあるアーケード街は1丁目から7丁目までで、ここらあたりまでが狸小路の町並みということになるのだと

思います。

なかでも6丁目、7丁目にはいまはもうなくなってしまった、私が大好きな店がいくつかありました。

ひとつはラーメン屋の「富公」。菅原富雄さんという一癖も二癖もあるような頑固おやじさんがやっていた、

それはもう空前絶後のメチャクチャ美味しいラーメン屋でした。わたしが高校生のときから30年近く通った

店でしたが、彼が52歳で亡くなってしまい、悲しくも消えてしまいました。

もうひとつがジャズ喫茶の「ビーフラット」。フランスの画家ベルナール・ビュッフェのピエロ姿の自画像を

あしらったマッチも人気の店でした。地下に降りていく店で、マイルス・デイビスやオーネット・コールマン

なんかをよく聴いたものでした。この店も時代とともに消えていってしまいました。

#24










しかし、狸小路を中心に、いまでも存続し続けている大好きな店もあったりします。時代とともに様々な本州資本が

入ってくる中、よく頑張っているなーと素直に感心してしまいます。

そのひとつがこの中川ライター店。看板の古さが時代を物語っているのではないでしょうか?

私が小学生の頃はプラモデルの店でした。しかもそんじょそこらでは絶対に売っていなかったアメリカ モノグラム社の

プラモデルを売っている店として、プラモデル愛好家たちの間では垂涎の聖地でした。

長じてからは、パイプやパイプ関連用品を買う店としてよく通ったものでした。

#25










この店は甘味処の新倉屋(にいくらや)です。高校生の頃、よく通いました。その当時はどこの高校もそうだったと

思いますが、うちの高校も喫茶店に入ってはいけないという校則がありました。仲間4人でキャンプに行こうという

計画を立て、甘味処は喫茶店じゃないよなーと4人で勝手に確認しつつ、よくこの店でキャンプの作戦を練ったもの

でした。のちに4人が4人とも大酒飲みになるのですから、おもしろいものです。当時は何を注文していたんだろ?

#26










高校生の頃よく通ったビリヤード場もまだ健在で、嬉しくなりました。当時はいまのようにポケットではなく、四つ玉や

スリークッションが主流でした。この店の常連さんにはおじいさんが多くて、よくじょうずなおじいさんを「師匠!」なんて

呼んで仲良くしてもらって、いろんな技術を習ったものでした。ちょっと背伸びしておとなになった気分で楽しんでいたような

気がします。当時の高校の校則にビリヤード場に行ってはいけないという条文がなかったのも幸いでした。

#27










名取川靴店、靴屋さん一筋で80年も営業を続けているなんて、本当にすごいことだと思います。

この店では大学生のときに足駄(高下駄)を買って、北大構内を闊歩していたことを思い出します。バンカラを

気取っての行動でしたが、当然のごとくよくこけたものでした。いろんな意味で、若さゆえの愚かな所業でした。

#28










宮文(みやぶん)も狸小路の老舗の刃物屋さんです。いまは新札幌のビルの中にも店を出していますので、

数年前まで近くに住んでいた私の母はよくその宮文に包丁を研いでもらっていました。私も料理をしますので

包丁も自分で研ぎますが、この宮文で研いだ包丁は半年経っても切れ味抜群でした。さすがプロと感心したものです。

#29










玉光堂も想い出深い店です。当時は4丁目のこの店だけで、1階はレコード売り場、地下には楽器が置いてありました。

中学生のときに初めて買ったレコードはベンチャーズでしたし、高校生のときはこの店でヤマハのエレキギター12弦の

SG−12を買ったりしたものでした。

同じ高校生のときにこの店に入ろうとしたら、中から奥村チヨが出てきたこともありました。まだ「終着駅」を出す前の

あまり売れていない頃でしたから、地道にレコード店回りをしていたんだと思います。

すれ違うときに、「あ、奥村チヨだ!」と思って軽く会釈をしたら、ニコッと笑い返してくれたことが印象的でした。

もうひとつ印象的だったのが、彼女がものすごく小さかったことです。たぶん150cmあるかないかぐらいだったのでは

ないでしょうか? 大学卒業後は東京に就職しましたので何人も芸能人を見かけたりしましたが、私にとっては奥村チヨが

芸能人第1号でした。

#30










千秋庵(せんしゅうあん)もむかしからの老舗です。小学生の頃はこの千秋庵と雪印パーラーが憧れの店でした。

小学生の頃はまだ甘いものがふんだんに食べられる時代ではなかったので、たまーに親に連れて行ってもらうと

最高に嬉しかったものでした。

内地の方には千秋庵よりも六花亭という名前の方が有名かも知れませんね。でも六花亭ももともとは帯広千秋庵

でした。いろんなことがあって六花亭として独立したようです。

#31










ずっとむかしからススキノ4丁目の角を飾る象徴的な存在のニッカウヰスキー「ヒゲのおじさん」、いつも暖かく

ススキノを歩く酔っぱらいを見つめてきました。私が学生の頃はよくこのおじさんを見上げながらススキノに通った

ものでした。

#32










ヒゲのおじさんも少しずつデザインを新しくしながら、この交差点を見守っています。いつまでもなくならないで

いて欲しい大事な存在だと思います。

夕暮れ時にここに来たりすると、「さて、そろそろ日も傾いてきた。今夜もちょっと一杯飲んでいくか!」

そんな気分にさせてくれる、そんな魅力的な街だったのですが、ススキノって。

私も年をとりましたし、コロナもありますので、もう・・・

#33










懐かしさのあまり、今回もものすごく長くなってしまいました。ごめんなさい!

最後まで読んでくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。



















 
 
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想い出の札幌 この10年の記録(第4弾)「野生のエゾリスとエゾシマリス」

2020-08-12 | 心はいまも札幌原住民
 
今回取り上げるのは札幌に棲む野生のリスたちです。

まず最初は野幌原始林で出会ったエゾリスです。季節は10月の終わり、まさに秋真っ盛り。エゾリスの耳毛がずいぶん伸びています。

木の上からじっくり観察されてしまいました。

#1










こちらは10月の初め、まだ秋が深まる前の季節、2匹のエゾリスが原始林の木の上で追いかけっこをしていました。

下の忍者エゾリスはクルミをくわえています。上の子がそれを狙っているような様子。

#2










「俺にも分けてくれないかなー?」

#3










「よし、そばに行ってみよう!」

#4









「ねえ、少しくれない?」
#5











そんな会話があったかどうかはともかく、木の上をあちこち走り回って追いかけっこをしていましたが、結局くれることは

ありませんでした。

#6










最後は相手が諦めたので、やっとゆっくり食べることができました。

#7










こちらはまた別の日、10月の終わり頃の野幌原始林でエゾリスがキノコを食べていました。

#8










キノコはエゾリスの大好物です。

#9










エゾリスは冬眠しませんので、こうして秋のうちに栄養をたっぷり蓄えているんでしょうね。

#10










別の枝に移ってからも食べ続けていました。

エゾリスはしっぽをこんな風に背中に背負って座りますね。このリス独特の特徴で、こんな姿も可愛いと思います。

#11










こちらは北海道神宮の石段です。9月に撮影しました。

#12










見つけたクルミの皮(実)をむき始めました。

#13










じょうずにむいていきます。

#14










最後の一皮もむき終わりました。

#15










むき終わるとクルミの実(タネ)をくわえます。

#16










そして一目散に駆け出しました。

#17










参道の端まで来ると立ち止まって食べるようなそぶりを見せましたが・・・ そこでは食べずに、そのまま奥の藪へと

消えて行ってしまいました。

#18










こちらは6月初めの円山公園です。6月初めの札幌というと、雪が消えてからまだ2ヶ月ほどしか経っていませんので、

エゾリスもまだ冬バージョンの装いが色濃く残ってしていました。

#19










9月の円山公園で、1匹のエゾリスがクルミを見つけました。この子も北海道神宮のエゾリスと同じように

皮をむいてクルミを食べようとしていました。秋のエゾリスは冬に備えて大忙しなんです。

#20










ちなみにシッポのところに見える赤い模様はミズヒキの花です。札幌のミズヒキは房総半島のものよりもはるかに

立派でした。そのかわりマムシグサはずいぶんかわいらしいのですが・・・

#21










こちらも6月初めの円山公園です。何かを食べていたエゾリスが突然・・・

#22










「ひぇっくしょーん!」

#23










「見ーたーなー!」

#24










さて、もう一方の主人公、こちらもなんともかわいらしいエゾシマリスです。

今回登場のエゾシマリスはすべて円山公園で撮影しました。

#25










エゾシマリスはエゾリスと違って冬眠をしますし、あまり季節によって装いを変えることもありません。

#26










エゾシマリスはしっぽをだらんと伸ばしたままの姿勢が基本のようです。

#27










指をパチンと鳴らして、「しまった、家の鍵かけてくるのを忘れちゃった!」

ちなみにこれを北海道弁では、「しまった、じょっぴんかってくんの忘れちゃったべさ!」

#28










草の茎をくわえて遊んでいることもありました。

#29










リスですから当然木の上も大好きです。

#30










ときには苔むした倒木の上を猛ダッシュ!

#31










後ろ姿もユニーク!

#32










最後は猛ダッシュで逃げて行ってしまいました。

#33










今回は長丁場のブログになってしまいました。最後までご覧いただきありがとうございました。

















 
 
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想い出の札幌 この10年の記録(第3弾)「アクロバティックなシロハラゴジュウカラ、シジュウカラの凛とした巣立ち若、森の超絶忍者キバシリ」

2020-08-01 | 心はいまも札幌原住民
 
今回は独特の止まり方をする鳥、ゴジュウカラを取り上げてみたいと思います。札幌にいるゴジュウカラは

お腹が白いシロハラゴジュウカラという種類なのかも知れません。

#1










ゴジュウカラは木の幹に逆さまに掴まって、そのまま下に降りてくることも得意なアクロバティックな御仁です。

この鳥だけができるこんな止まり方も、メッチャカッコイイと思います。

#2










もうひとつの特徴が、くちばしからしっぽの先まで一直線に近い形をしていることだと思います。この姿もこの鳥を

印象づけているのではないでしょうか。

#3










ここは秋の円山公園です。折しも1羽のゴジュウカラが木の実をくわえて何かをしていました。

#4










大好物の木の実ですが、すぐに食べようとはしていない様子。

#5










どうやら、来たるべき冬に備えて食料を備蓄しようとしているようです。冬の札幌は雪が積もって食料を探しづらくなりますから、

多くの野鳥や冬眠をしないエゾリスなんかが、こうした冬への備えをするようです。

#6










いま木の隙間に木の実を隠しました。それにしても、こうして隠した場所を記憶しているなんて、みんな賢いんですね。

いつも感心してしまいます。

#7










こちらは初夏の円山公園です。秋には木の実を食べるゴジュウカラも夏場は昆虫食がメインになるようです。

#8










虫をくわえたと思ったら・・・

#9










すぐに食べてしまいました。

#10










「夏だもん、当たり前でしょ!」

#11










一方こちらは野幌原始林です。秋の風景です。

冬、雪が積もるとここを歩き回ることは難しくなりますが、スキーを履くと道でないところもすいすい歩けるようになります。

札幌市民がノルディックスキーを履いて動きまわる姿を、スキーを持っていない私はうらやましく見ていました。

#12










このゴジュウカラは初夏の野幌原始林で撮ったものです。なにやら2羽でケンカをしているような感じでした。

下の1羽が激しく怒っているような・・・ 何があったのかはよく分かりませんでしたが。

#13










ね! 怒っていますよね。

#14










それに比べて相手の方は軽くあしらっているような感じもします。

#15










ほんとうに何があったんでしょう? 謎です!

#16










で、こちらも一体何があったんでしょう? 下のくちばしが欠けているように見えませんか? これで餌がとれるんでしょうか?

#17










普通はこんな感じですから・・・ こちらも謎です!

#18










ゴジュウカラつながりでシジュウカラの巣立ち若です。こちらも初夏の野幌原始林で出会いました。

#19










正面から見るとぷっくりかわいらしい感じがします。

#20










若者らしい精悍さも感じられますね。

#21










エイヤッ、空中浮揚!

#22










こちらは森の超絶忍者キバシリです。どこにいるか分かりますか?

#23










はい、ここにいました。

#24










木の模様によってはもう少し見やすいこともあるようです。

#25










この子とは秋の野幌原始林で出会いました。なんといってもこの湾曲したくちばしが特徴的です。もうひとつ特徴的なのが

シッポです。キツツキと同じようにシッポを幹に押しつけて身体を支えています。

#26










わりと大きそうな鳥に見えますけど、物の本によるとスズメよりも小さいそうです。私の目にはそんな風には見えませんでしたが。

#27










キバシリは真横から見た姿も美しいと思います。

#28










なので影絵風に加工してみました。

#29










有名な影絵作家の藤城清治さんには遠く及びませんでしたが・・・  (いやいや、ずいぶん恐れ多いことを言ってしまいました)

#30




















 
 
 
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想い出の札幌 この10年の記録 (第2弾) 「オシドリの夫婦はおしどり夫婦じゃない!」

2020-07-25 | 心はいまも札幌原住民
 
いろいろと試行錯誤の結果、写真のサイズをもとの大きさにすることができましたので、今回からそのノーマルサイズで

載せることにしたいと思います。

さて、想い出の札幌の第2弾、今回は札幌の街で子育てをしているオシドリを取り上げてみました。

#1










円山公園を流れる円山川でみごとな婚姻色を纏ったオシドリと出会いました。かなりド派手な個体でした。

#2










オスが杉の葉の下をまさぐっています。何か餌でもあるのでしょうか?

#3










今度は同じところをメスがつついています。まさに夫唱婦随ですね。

#4










よく、仲のいい夫婦のことをおしどり夫婦と言ったりしますね。でもオシドリが仲良しなのは交尾のときまで。

交尾が終わるとオスは次のメスを求めてどこかへ行ってしまいます。

#5










そのあとの抱卵と子育てはメスがひとりで行います。でもそれがオシドリのやり方! そうやってこれまで子孫を繋いできたんですからね。

#6












おしどり夫婦という言葉を作った人間の方が勝手に間違っていたということでした。

#7










北大のクラーク会館前ではまた別のオシドリ夫婦と出会いました。 ふたり揃ってなにを見つめているのでしょう? 

でもよく見るとふたりとも両眼視をしていますね。オシドリも両眼視ができることを、このとき初めて知りました。

#8










こちらは北大工学部のすぐ横にある大野池です。落ち着いたたたずまいのオアシスです。

#9










私が工学部の学生だった50年近く前は人の立ち入れないただの湿地帯でしたが、いまはごらんのようにきちんと整備されて、

学生や観光客の憩いの場になっています。

#10










しかもこの池は人間だけでなくオシドリたちにとっても、毎年子育てをする場になっているんです。

この写真には11羽のヒナが写っていますが、さらにこのオシドリ母さんの後ろを2羽のヒナが歩いていました。

#11










噴水の水がかからないところで、みんな仲良く泳いでいます。

#12










こうやって人間のそばに居ることで、カラスやハヤブサなんかの捕食者に襲われないようにしているんでしょうね。

#13










さすがにヒナはかわいらしい姿をしていますね。

#14










背中の模様なんか、木漏れ日が当たっているような感じなんでしょうかね。じょうずなカモフラージュだと思います。

#15










こちらは旧北海道庁の北池です。ここも都会と自然が共存している札幌らしい一角だと思います。

この池でもオシドリやマガモがよく子育てをしています。

#16










こちらのオシドリは3羽のヒナを連れていました。

#17










メスの顔にはヒナ時代の模様が色違いで残っているんですね。

#18










「おまえたちは私がまもるからね!」 カルガモ母さんのそんな気迫が感じられました。

#19










札幌という街は、人間と自然が当たり前のように共存しているすばらしい街だと思います。
















 
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想い出の札幌 この10年の記録「クマゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、ヤマセミ、ハシブトガラ、キビタキ、ミヤマカケス」

2020-07-18 | 心はいまも札幌原住民
 
このところの新型コロナの影響であまり鳥撮りにも積極的に行けない状況が続いていますので、ここしばらくは

私が生まれ育った想い出の地、札幌のここ10年ほどの写真のうちからいくつかを抜粋再録してみたいと思います。

このgooblogに来る前の@niftyココログ時代に載せていた写真の抜粋再録ですので、両者の規格の違いもあって、

サイズは少し小さくなっています。


まずは北海道を代表するキツツキ、クマゲラ♂です。 この子とは野幌原始林で出会いました。

#1










なんといってもこの赤い頭が印象的ですね。ツルのタンチョウと双璧を為す特徴だと思います。

#2










「キョロ コロ コロ コロ」という独特の声で鳴きながら飛んできて、この木の幹に止まりました。

繁殖期には「キョーオ!」と大きな声で鳴きますね。森の中を歩いているとときどき聞こえてくる声です。

#3










しっかりとした尾羽を幹に押し当てて、それを支えにして止まります。

#4










猛々しい名前とはうらはらにかわいらしい目をしていると思います。

#5










木をつついて虫を探しながら、上へ上へと登っていきました。

#6










そしてこのあと、私の真上を飛んでもと来た方へと消えていきました。

#7










こちらはアカゲラです。この子とも野幌原始林で出会いました。

トドマツの幹に巣穴を開けて、まさに子育ての真っ最中でした。

#8










キツツキはみんな、オスメス協力して子育てをするようです。

#9










餌を咥えて戻ってきては、いったん側の木に止まって様子を窺っているようでした。

#10










そして安全を確認したあと、ヒナに餌を運んでいきます。

#11










一方こちらはオオアカゲラです。お腹に広がる薄い赤色がきれいです。やっこさん顔も凛々しいですね。

#12










なんといっても札幌という街のすごいところは、200万人が住む、その人間のすぐそばに豊かな自然が広がっている

という事だと思います。

たとえばここは真駒内公園です。むかし札幌オリンピックのとき、スケート選手として一番人気のあった”銀盤の妖精”

ジャネット・リンが尻餅をついたスケートリンクがある真駒内室内競技場のすぐそばなんです。こんな街中に

深山幽谷に棲むというヤマセミが普通にいるんですから驚きです。

#13










こちらは北海道を代表するカラ類のひとつ、ハシブトガラだと思います。この子とは円山公園で出会いました。

コガラとの区別が難しい鳥でもあります。

#14










こちらもハシブトガラ、かな〜? 

#15










もしかしたらコガラ、かも?

#16










この子はキビタキです。色のきれいな鳥です。野幌原始林にお棲まいでした。

#17










特にこの子は色のはっきりした美人さんでした。 ま、オスだけど・・・

#18










こちらも同じキビタキですが、この子とは円山公園で会いました。ちょっと色の静かな美人さんでした。

#19










ミヤマカケスです。内地にいるカケスと違って頭が黒くなく、目も優しい感じがします。

このときはちょうど、冬に備えて、咥えたドングリをどこかに隠そうとしているところでした。

#20










最後はカラスです。札幌では絶対外せない鳥です。なんといっても、良く言えばものすごく人なつこい、悪く言えば

人間なんか屁とも思ってない、そんなずうずうしいヤツなんです。

触れるぐらい近づいても逃げないんですから、ほんとかよと思ってしまいます。

#21




















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