里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

秋の日差しの中で咲く里山の山野草 と 美蝶アサギマダラ

2023-11-03 | ここ里山の草花あれこれ
 
忙しさにかまけているうちに季節がそっと動いてしまいました。でも今年はきちんとした秋を楽しむ充分な余裕がある

ようにも思います。今回はそんな秋の里山の山野草を載せてみました。


<<シロバナサクラタデ>>

何度も載せてしまう大好き花です。

上品なカップのような花びらからのぞく3本の雄蕊がこの花の大きな魅力になっていると思います。

#1










そしてもうひとつの魅力がこのガラスのように輝く花びらの繊細さではないでしょうか?

#2










<<ミゾソバ>>

そっけない名前とは裏腹にこちらの小さな花びらにも繊細な美しさが感じられます。

#3










蕾の先端にある薄桃色の色合いが京和菓子にみる上品な味わいを想像してしまいます。(食べたことはないのですが)

#4










<<カラスウリ>>

完全に時期遅れになってしまった感のある夏の花ですが、ま. m(_ _)m。

夜に咲く花ですが朝までに完全に縮れてしまわなかったのは、空気が乾燥していたせいなのかも知れません。

#5










<<ホトトギス>>

毎年里山の薄暗い森に静かに咲く花です。鳥のホトトギスが南へ帰ってしばらくすると咲きます。鳥の思い出を移し残した

花なのかも知れません。

#6










<<チカラシバ>>

私が学生時代にジュディ・コリンズが歌った「青春の光と影(Both Sides,Now)」という歌がありました。今でも原語で

歌えるほど好きな歌でした。あまり流行らなかった同名映画の主題歌でしたが、歌の方は当時の深夜放送で何度も聴いた

ものでした。

そんな、薄暗い森に咲く花に浮かび上がった光と影の妙を撮ってみました。

花の光と影 その1

#7










花の光と影 その2

#8










<<アザミ>>

花の光と影 その3

#9










<<セイタカアワダチソウ>>

蔓延る外来種として嫌われがちな花ですが、こんなふうにアップにして見ると、可愛らしい小さな花がたくさん集まって

咲いている姿に惹かれてしまいます。

この植物の根からは他の植物を枯らす有毒成分が出ているそうですが、やがてその毒で自分も弱ってしまうとか。

ちょっと間抜けな生き方をしているような気もしますが、それでも生き残ってきたのですから、そういう生き方にも

大きな意味があるのだろうと思ってしまいます。

#10










<<蚊柱>>

ススキのそばに小さな小さな虫たちがたくさん飛んでいました。ユスリカかヌカカではないでしょうか?

#11










写真には光の回折のせいかはっきりと写っていますが、実際には陽にすかしてみないとよくわからない小ささでした。

#12









<<狐の嫁入り>>

陽が射しているのに雨が降ることを狐の嫁入りといいますが、そんな場面に行き合いましたので撮ってみました。

でもどちらかというと雪が降っているようにも見えてしまいますね。ちょっとシャッタースピードが早過ぎました。

#13










<<アサギマダラ>>

美しい蝶のアサギマダラです。春から夏にかけては日本列島を北上し、秋になると南へと下っていく渡り蝶です。この時は

南下の途中でこっそり一休みしていたようです。

#14










翅の裏側も表同様に美しい色をしています。そして後翅裏側にはオスの特徴である黒い性斑をはっきりと見ることができます。

この蝶は多くの人に好かれるようで、この子が好むフジバカマを庭に植えて誘うこともよく行われているとか。素敵な話だと

思います。

#15



















                                  ^ ^
                          ○o。。。 ミ・。・ミ  。。。o○