里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

探鳥日和「メジロの巣立ち雛 危機一髪」

2019-08-07 | 野鳥・探鳥日和
 
先日日曜日の朝のこと、お隣の秘密の花園でメジロが大騒ぎ!

これはちょっと前にも経験したばかりなので、すぐにメジロの巣がヘビに襲われているための騒ぎだろうと思い

救出にいってみました。

ご覧のように親鳥たちはもうパニック状態!

#1










見慣れたメジロの巣が、ハナミズキの木の枝に巧みに隠されるようにして作られていました。

人家の庭先ではメジロもけっこう人工物も利用して巣を作るものなんですね。

#2










巣を襲っていたのは鉛筆ほどの太さの小さな小さなアオダイショウでした。この大きさならば実害はないのかなとも思いつつ

ヘビを追い払って巣の中を覗き込んでみました。でも巣の中は空っぽ! ヘビにも雛を飲み込んだ形跡はありませんでした。

#3










地上では私が追い払ったヘビに向かって親鳥たちが猛抗議の真っ最中! ヘビが巣から離れると親たちもかなり強気のようでした。

#4










やがて親たちは餌を運び始めたようです。雛が巣から逃げのびて何処かにいるのでしょう。

#5










餌をくわえて雛を探しているような感じでした。

#6










よく見ると餌を運んでいるメジロは3〜4羽いるようでした。きっと親以外にヘルパーさんも混じっているんでしょうね。

野鳥には広くそんな性質があるように聞いていますので。

#7










いましたいました、雛を見つけました。頭に少し傷があるようにも見えます。それに尾羽も抜けてしまっているようです。

ま、尾羽は外敵に襲われるとすぐに抜けてしまうといいますから、そんなに心配はないのかもしれません。

#8










その後も親たちが雛を見守り続けているようでした。

#9










やがて親鳥はまた餌を探しに飛んでいってしまいました。

#10










「あれ、お母ちゃんがいなくなっちゃった!」

#11










「よっこらしょっと!」

#12










「よし、これからは僕一人で生きていくぞ!」 この高さを飛び上がれるぐらいの力はあるようなので、恐らく大丈夫なのではないでしょうか。

#13










もちろん親鳥が雛を見捨てるわけもなく、その後も親鳥たちはヒナに付き添っていました。親鳥の下に雛が写っているのが見えますでしょうか?

#14













<<おまけの1枚>>

今日のおまけはアカボシゴマダラです。

今回の騒ぎの最中に見かけたちょっと珍しい蝶です。それもそのはず、中国産の蝶だそうで、ここ最近関東地方でのみ見かけるようになったとか。

恐らく蝶マニア(放蝶ゲリラ)が人為的に放したのではないかといわれている外来蝶です。

#15


















 
 
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