里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

里山の山野草2024春 その2

2024-04-25 | ここ里山の草花あれこれ
 
前回に引き続き春の山野草です。


<メギ>

昨年初めて見つけたメギの花、花期が1週間程度と短いため今まで気が付かなかった花です。この花が

醸し出す古風な雰囲気に惹かれてしまいました。

#1










慎ましやかな小さな花だけでなく葉っぱの形も独特で、こちらにも目を奪われてしまいます。

#2










花も葉っぱも小さいのに不思議な存在感を感じる低木です。

#3










昨年見つけて興味を持ったので、このメギの木を1年間見続けてみました。

秋になると真っ赤な小さい実が成りました。

#4










実の形も可愛らしくてこちらもユニークです。

#5










実の成熟と前後して葉っぱも紅葉しはじめました。

#6










暖かい外房の地にある割には色鮮やかに紅葉しますが、如何せん、葉っぱが小さいために

それほど見事な大紅葉という風情にはなりませんでした。

#7










やがて冬になって葉を全て落とすと、この木の真骨頂が現れてきました。

この鋭くて立派な棘です。この棘のおかげでコトリトマラズとかコトリスワラズなんていう別名が

あったりします。同じ仲間にはヘビノボラズなんていうのもあったりしてなかなか楽しい木です。

まぁこんな棘なんか小鳥にしてみれば気にもせずに止まれると思いますが、でも腰を下ろすと

ちょっと痛いかな?

#8










その同じ枝に、春になって若葉が芽生えて来たところも撮ってみました。段々と棘が隠れて

目立たなくなっていきます。でも棘に気づかずうっかり触ると、アブナイ!

#9










<カキドオシ>

花の形がムラサキサギゴケやトキワハゼに似ていて、なかなかユニークな花です。 加えて、

葉っぱの形も面白いと思います。

蔓が垣根を通り抜けて伸びていくのでこの名前があるとか。逞しい生命力を感じる植物です。

#10










<ネコノメソウ>

以前はたくさん生えていた場所でしたが、イノシシに荒らされてほとんど姿を消してしまいました。

大好きな花だけに残念です。

#11










<ヤブレガサ>

面白い植物を見つけました。ヤブレガサです。でも今年は見つけるのが遅かったため、

もうすでにその面影はありません。立派なパラソルになってしまいました。

#12










そこで、ずいぶん以前に載せた写真を再掲してみました。葉っぱが開く前の芽生えの姿が

いかにも破れ傘という感じがします。傘張り浪人とか番傘、蛇の目という世界観を

思い起こさせてくれる草のような気がします。

来年は是非とも葉が開く前の様子を撮ってみたいと思っています。

#13










<タラノキ>

タラの芽として食べるには育ち過ぎましたが、立派なタラノキです。茎の棘を見ると、

人を(猿を?)寄せ付けないこの木の強固な意思がひしひしと伝わってきます。

#14










<コウゾ>

和紙の原料になる木です。初夏にオレンジ色の甘い実が成りますが、美味しいと思えるかどうかは

人によって意見が分かれるような気がします。でも私のような門外漢にしてみると、花が咲き実が

成るその一時期にだけ存在を感じる木のように思ってしまいます。

#15










<ヤマツツジ>

多分ヤマツツジではないかと思います。藪の中にこの一輪だけ咲いていました。雌蕊が長いこと! 

開いた花びらと相まって、ゾウさんの鼻のようでした。

#16










<<おまけ>>

もうほとんどシルエット状態ですが、今年も繁殖のために渡って来てくれたサシバです。

盛んに「ピックィー! ピックィー!」と鳴きながら飛んでいましたので本人確認が

できました。

残念ながら綺麗な写真は撮れませんでしたが、今年も出会えたことが素直に嬉しかったです。

#17



















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里山の山野草2024年春 その1

2024-04-10 | ここ里山の草花あれこれ
 
春の里山に今年も山野草が咲き始めました。


<ウラシマソウ>

ウラシマソウの芽吹きです。この花にとって象徴的な釣竿が最初に顔を出します。

#1










その次に畳まれた葉っぱが顔を出し・・・

#2










その葉を広げていきます。でも同じ仲間のマムシグサとは違って、葉っぱと釣竿を持つ手(仏炎苞)は別の茎に生えます。

#3










ここまで育つとそれがよくわかります。

#4










最後はこんなふうに威風堂々の迫力ある姿に成長します。大きな葉っぱを差し掛けられて、

まるで乳母日傘(おんばひがさ)のようにも見えます。

それにしてもこの釣竿、何のためにあるのだろうとずっと不思議に思っていたのですが、

昨年ブログのお仲間のひめねずみさんにその答えを教えて頂きました。

数年前に神戸大学の研究者によって解明されたそうで、この竿は特定のキノコバエ類にだけ

誘引効果があるのだとか。この釣竿でちゃんと釣りをしていたんですね。下記に詳しい情報が

載っていますので、興味のある方は覗いてみて下さい。

https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/2022_06_28_01/

#5










<クロモジ>

毎年咲くのを楽しみにしている花のひとつです。

#6










とっても清楚な感じがする可憐な花です。

#7










萌え出る葉っぱにも美しい魅力があります。

#8










<ニリンソウ>

たくさんで寄り添って咲く花です。毒草の宝庫であるキンポウゲ科のなかでは珍しく、

若葉を食べることができる山菜です。でもこの葉っぱはトリカブトにも似ていますので

注意が必要です。

#9










ひとつの茎にふたつの花をつけるのでこの名前がありますが、なぜか同時には咲きません。

このふたつもお隣さん同士の別の茎のものです。

#10










中にはピンクがかった花びらのものが少数あるので、いつも探してしまいます。

#11










<ミツバアケビ>

花の色が濃いミツバアケビです。逆光で撮りたくなってしまう花のひとつです。

#12










<キブシ>

舞妓さんの簪を思わせる花です。このときはちょうどアカタテハが吸蜜に来ていました。

#13










アカタテハは成虫で冬越しをしますので、春一番に咲き始めるキブシの蜜は美味しい

ご馳走なんだろうと思います。

他にもミツバチをはじめいろんな虫が吸蜜に来る、虫たちに人気の花です。

#14










<シャガ>

なかなか妖艶な花ですが、とにかく繁殖力が強いのでうっかり庭に植えたりすると

蔓延ってしまい、非常に厄介な花です。

日本のシャガは3倍体の植物で、ヒガンバナと同じくタネができないクローンだ

そうです。原産地はどちらも中国だとか。

#15










<オトメツバキ>

これは山野草ではありませんが、とにかく美しい花なので毎年撮ってしまいます。

#16










この妖しげな美しさに魅せられてしまいます。

#17










<ビロードツリアブ>

今年も出会うことができました。春のほんの数週間の間しか出会うことができない

幻のハナアブです。

#18










ちょっと引いてみるとこんなところに止まっています。周りにもっと目立たない場所が

たくさんあるのに、なぜよりよってこんな目立つ場所に止まるんでしょう? 

平らで止まりやすい場所を優先しているのかもしれません。捕食者に襲われない自信が

あるのかも?

#19





















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秋の日差しの中で咲く里山の山野草 と 美蝶アサギマダラ

2023-11-03 | ここ里山の草花あれこれ
 
忙しさにかまけているうちに季節がそっと動いてしまいました。でも今年はきちんとした秋を楽しむ充分な余裕がある

ようにも思います。今回はそんな秋の里山の山野草を載せてみました。


<<シロバナサクラタデ>>

何度も載せてしまう大好き花です。

上品なカップのような花びらからのぞく3本の雄蕊がこの花の大きな魅力になっていると思います。

#1










そしてもうひとつの魅力がこのガラスのように輝く花びらの繊細さではないでしょうか?

#2










<<ミゾソバ>>

そっけない名前とは裏腹にこちらの小さな花びらにも繊細な美しさが感じられます。

#3










蕾の先端にある薄桃色の色合いが京和菓子にみる上品な味わいを想像してしまいます。(食べたことはないのですが)

#4










<<カラスウリ>>

完全に時期遅れになってしまった感のある夏の花ですが、ま. m(_ _)m。

夜に咲く花ですが朝までに完全に縮れてしまわなかったのは、空気が乾燥していたせいなのかも知れません。

#5










<<ホトトギス>>

毎年里山の薄暗い森に静かに咲く花です。鳥のホトトギスが南へ帰ってしばらくすると咲きます。鳥の思い出を移し残した

花なのかも知れません。

#6










<<チカラシバ>>

私が学生時代にジュディ・コリンズが歌った「青春の光と影(Both Sides,Now)」という歌がありました。今でも原語で

歌えるほど好きな歌でした。あまり流行らなかった同名映画の主題歌でしたが、歌の方は当時の深夜放送で何度も聴いた

ものでした。

そんな、薄暗い森に咲く花に浮かび上がった光と影の妙を撮ってみました。

花の光と影 その1

#7










花の光と影 その2

#8










<<アザミ>>

花の光と影 その3

#9










<<セイタカアワダチソウ>>

蔓延る外来種として嫌われがちな花ですが、こんなふうにアップにして見ると、可愛らしい小さな花がたくさん集まって

咲いている姿に惹かれてしまいます。

この植物の根からは他の植物を枯らす有毒成分が出ているそうですが、やがてその毒で自分も弱ってしまうとか。

ちょっと間抜けな生き方をしているような気もしますが、それでも生き残ってきたのですから、そういう生き方にも

大きな意味があるのだろうと思ってしまいます。

#10










<<蚊柱>>

ススキのそばに小さな小さな虫たちがたくさん飛んでいました。ユスリカかヌカカではないでしょうか?

#11










写真には光の回折のせいかはっきりと写っていますが、実際には陽にすかしてみないとよくわからない小ささでした。

#12









<<狐の嫁入り>>

陽が射しているのに雨が降ることを狐の嫁入りといいますが、そんな場面に行き合いましたので撮ってみました。

でもどちらかというと雪が降っているようにも見えてしまいますね。ちょっとシャッタースピードが早過ぎました。

#13










<<アサギマダラ>>

美しい蝶のアサギマダラです。春から夏にかけては日本列島を北上し、秋になると南へと下っていく渡り蝶です。この時は

南下の途中でこっそり一休みしていたようです。

#14










翅の裏側も表同様に美しい色をしています。そして後翅裏側にはオスの特徴である黒い性斑をはっきりと見ることができます。

この蝶は多くの人に好かれるようで、この子が好むフジバカマを庭に植えて誘うこともよく行われているとか。素敵な話だと

思います。

#15



















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ヒガンバナ、シロバナサクラタデ等 秋の野に咲く山野草

2023-09-23 | ここ里山の草花あれこれ
  
急に秋めいてきた感じがする今日この頃、今回は秋の野に咲く花を載せてみたいと思います。

<<ヒガンバナ>>

オーソドックスなクローンのヒガンバナです。雄蕊雌蕊の長く伸びた美しさが秀逸だと思います。

#1










うちの庭で咲く白系統のヒガンバナです。いきなり野の花ではなくなりましたが、ヒガンバナ繋がりということで

敢えて載せてみました。色が違うとイメージも違って感じられます。

#2










#2と同じ花ですが、構図を変えるとまた違った表情が見えてきます。

#3










蕊が美しい花です。

#4










<<シロバナサクラタデ>>

鄙にも稀なる美人さんです。

写真左上! 蕾がポロポロと落ちている瞬間を捉えた決定的な写真? 

いえいえ、蜘蛛の糸がなせる技でした ٩( ᐛ )و

#5










この花たち、雄蕊をアンテナのように使って、人には聞こえない声でヒソヒソ話を楽しんでいるような気がします。

#6










<<センニンソウ>>

秋になると賑やかに咲く花です。よく知られた話ですが、タネができると仙人のような髭が生えてくるのでこの名前が

ありますね。

#7










クレマチスの原種で毒がある植物ですが、甘い優しい香りがする花でもあります。ただ香りを嗅いで眺めている分には

優しさ溢れる好々爺の花です。

絵本作家でガーデナーでもあったデューダ・ターシャの玄関先にも咲いていた花だったとか。

#8










<<葛>>

クズの花です。この花も美人さんです。

この花を見ると、子供の頃によく葛湯を作ってもらったことを懐かしく思い出します。もっとも原料は葛の粉ではなくて

片栗粉でしたが、優しい味がしたものでした。

#9










どんな花もみんなみんな陽の光がよく似合いますが、この花ものそひとりですね。陽に照らされて輝いていました。

#10










<<キンエノコロ>>

花には陽差しがよく似合うと言いました。でもキンエノコロには逆光がお似合いだと思います。

一番上の花に蜘蛛がいますね。こういう情景を見るにつけ、虫と植物の仲良し関係と敵対関係の長い歴史に思いを巡らせて

しまいます。ものすごい共進化をしてきた仲間なんですね。

もちろん蜘蛛は昆虫ではありませんが、同じ虫編の生き物として切磋琢磨してきた虫と植物の歴史に変わりはありません。

#11










<<チャ>>

いわゆるお茶の花です。野生種です。ツバキの仲間らしい花の形と葉っぱです。

#12










でもツバキとはまた違った可愛らしいコロッとした蕾をつけます。

#13










<<檜>>

今は秋、でも偶然見つけたこの子はもう5月に咲く花を今から準備しているんです。恐ろしいことです。どうしましょ!

余談ですが、最近は(いや、江戸時代も)店売りのスズムシやキリギリスがあったりしますが、その虫かごに入っているのが

このヒノキの葉っぱです。ヒノキの抗菌作用が虫を長生きさせるのでしょうか?

#14










<<おまけ>>

ダイミョウセセリです。学名でも Daimio tethys だそうで、見事にそのまんまです。

この蝶には関東型と関西型があってその境目が関ヶ原だそうで、津軽海峡にある動物相の境界線(ブラキストンライン)を

連想してしまいました。

ご覧のように地味な蝶ですが、白い模様部分に螺鈿細工のような輝きがあって、捨てがたい魅力がある蝶だと思っています。

ちょうどこの子の幼虫の食草であるヤマノイモの葉っぱに止まっていました。卵を産もうとしているところなんでしょうか?

#15




















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里山の春を彩る山野草2023その3

2023-05-08 | ここ里山の草花あれこれ
 
最新の里山春模様にもう少しだけお付き合いください。


ムラサキカタバミやそれよりも色の濃いイモカタバミが咲き始めましたが、イモカタバミの中にシロバナが混じっている

場所を見つけました。

実は2年ほど前にこのシロバナは見つけていてこのブログにも載せたことはあったんですが、そことは別に 5m × 5m ほどの

場所にたくさんのシロバナイモカタバミが咲いていることに気がついたんです。

#1










1列に並んで美を競っている花もありました。

#2










それでも中には花びらがよれているものもあったりします。理由はよくわかりません。でもこれも、か弱いひとつの個性の

ような気もしてしまいました。

#3










中にはちょっとピンクがかった花もありました。花びらも幾分小さめです。

#4










いかにもピンクと白のハイブリッドといった感じのものまで咲いていました。不思議な花園でした。

#5










こちらはどこにでも咲いている小さな小さな花、コメツブツメクサです。

#6










まさにそこらへんに咲いている全く目立たない雑草ではあるのですが、こんな風によく見るととっても可愛らしい花だと

思います。

#7










イロハモミジに赤い綺麗なタネができていました。このタネが枯れてふたつに分かれると、クルクル回るプロペラとなって

遠くにタネを飛ばす装置になります。子供の頃はこれでよく遊んだものでした。

#8










大好きな花のひとつ、ハンショウヅルです。このタネがちょっと変わった面白い姿をしていて、そのタネを見ると

クレマチスの仲間だなーと納得してしまいます。

#9










今、森の中で強く自己主張している花のひとつがこのマルバウツギではないでしょうか? 白い花が一斉に咲いて

目を楽しませてくれます。

#10










朝日に照らされて美しく輝いていました。

#11










今年の森ではノイバラも盛大に花を咲かせていました。どこか賑やかな感じのする花です。

#12










受粉が終わった雄蕊は黄色から黒へと色を変えますね。理由はよくわかりませんが、虫に何かを伝えているような

気がします。

#13










ハルジオンも今が盛りの花です。この後咲き始めるヒメジョオンと合わせて、子供の頃は貧乏草と呼んだりしていました。

雨に濡れるとかなり悲惨な姿になりますからね。

#14










なので今回はなるべく美人さんに撮ってみました。いかがでしょうか?

#15



















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里山の春を彩る山野草2023 その2

2023-04-26 | ここ里山の草花あれこれ
 
いつの間にかそぉーっと季節が動いていってしまいましたので、その分だけ時期遅れになってしまった「里山の春を彩る

山野草2023 その2」です。


もう20年以上も歩いてきた私たちの散歩道ですが、この春初めてこの花に出会ってしまいました。

とっても可憐で小さな小さな花でした。森の中で自己主張することもなく密やかに咲いていました。花はあっという間に

終わってしまい、まさに一期一会の出会いでした。葉っぱの形もかなりユニークで、何もかもが印象的でした。

持っていた分厚い植物図鑑では見つけられず、ネットの図鑑をあっちこち探し回った結果、ついに名前を見つけることが

できました。

その名はコトリトマラズ! 

楽しい名前ですねー♪ 写真にもちょっとだけ写っていますが、鋭く尖った棘がたくさん生えているのでこの名前があるそう

です。ちなみに同じ仲間にはヘビノボラズというのもあるそうで、命名者のセンスにザブトン (ノ・・)ノ))))))))))◆◆◆~です。

正式にはメギという植物です。漢字では目木と書いて、枝を煎じて目薬として重用された木だとか。


前置きが長くなってしまいましたがこちらがその花です。山野草らしい静謐な佇まいにこの花の美しさがあるように思います。

#1










前回載せたクロモジと並んで大好きなサンキライの花です。小さな花の集まりですがキラキラ輝く雄蕊が綺麗です。

#2










葉っぱと伸び始めたツルが醸し出すおどけたような表情にもこの花独自の雰囲気があるように思います。

#3










前回もちょこっと載せたシャクの花です。群れ咲く小さな花の集まりにも惹かれますが、葉っぱの形の美しさにも

巧みな造形美を感じてしまいます。

#4










こんな小さな花にもちゃんと蜜があるんでしょうね。このベニシジミを始め、いろんな虫が吸蜜に来ていました。

意外にも虫たちにかなり人気の花のようです。

#5










足元にシャガを従えて、葉を大きく広げて咲くマムシグサの立ち姿がカッコよかったです。

#6










カキドオシ、ユニークな形の花です。似たような花にはトキワハゼとかムラサキサギゴケなんかがあります。

それぞれみんな科も違うのに似たような姿の花になるのは、もしかしたら何らかのウィルスが科を超えさせる仲立ちを

したのかも知れません。

#7










ミツバアケビです。アケビよりも大きくて立派な葉っぱを持ち、花の色が真紅で美しい色が目を惹きます。

#8










アケビの方は雄花と雌花では色も大きさも違います。花を開くときに香りを放出する巧みな仕掛けを持っているということを

ひめねずみさんに教えて頂きました。動けない植物は想像以上にいろんな工夫をしているようです。

#9










ムラサキケマンは花が終わった後、小さなマメ状の実ができるということもひめねずみさんに教えて頂きました。

まずはその花です。前回載せた花です。

#10










改めてその花が咲いていたところに行ってみました。花と同じぐらいの大きさの実がたくさんできていました。

マメ科ではなくてケシ科の花なのにこんなマメみたいな実ができるんですね。

#11










このマメを触ってみると、皮がクルッと回るように弾けて、中の小さな黒いタネを弾き飛ばしました。ゲンノショウコと

同じようなタネ飛ばしの仕組みを持っていたんですね。またしても植物の巧みさに驚かされてしまいました。

#12










冬から春にかけては、森の寂しさを演出するようなヤマノイモの芸術作品を見ることができます。

#13




















<<おまけ>>

うちの庭に咲いているタンポポ2題。

まずはモモイロタンポポ、毎年タネを蒔いて咲かせている美人さんです。

#14










今年もたくさん咲いてくれました。優しいピンクの花たちが静かに微笑んでいるように見えます。

#15










シロバナタンポポも冬から春にかけて咲く花です。少しずつ庭の中で勢力範囲を広げてくれています。

#16




















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里山の春を彩る山野草2023 その1

2023-03-25 | ここ里山の草花あれこれ
 
いつもかみさんと歩いている里山の散歩道にも顔馴染みの山野草が次々に咲き始めました。

そのトップバッターは私たちが大好きなクロモジの花です。高級楊枝として知られている香木です。

シュッと立ち上がった葉っぱの瑞々しさと淡い色合いの小さな花々の調和がその美しさを演出しているようです。

#1










どの花を見てもその静かな賑わいに目を奪われます。

#2










咲きはじめの小さな鈴のような花からは微かにその音が聞こえて来そうな気がします。

#3










はかない春の妖精ニリンソウ(wind flower)です。まさにスプリング・エフェメラル(spring ephemeral)

そのものです。名前の由来である二輪のもう片方は、咲いている花の根元で咲く時を待ちわびているようです。

#4










ニリンソウは基本的には白い花びらなのですが、中にはピンクがかった花も混じっています。ついついそんな花の方に

カメラを向けてしまいます。

#5










ニリンソウのすぐそばにはハコベの花も咲いていました。

小学生の頃、家でジュウシマツ(bengalese finch)を飼っていましたので、毎朝近所の野原でジュウシマツのために

ハコベを摘んだものでした。私が知った初めての野草でした。

#6









こちらも同じくスプリング・エフェメラルのムラサキケマンです。札幌で生まれ育った私にはよく似た花の

エゾエンゴサクの方がお馴染みでしたが、こちらは毒草だそうです。エゾエンゴサク同様、不思議な花の形に

惹かれてしまいます。以前ひめねずみさんに豆のような実がなることを教えて頂きました。

#7










春になって森の中を歩いていると、このタチツボスミレの紫色が「ねぇ、私を撮って!」と誘ってきます。

まさに春を感じさせてくれる花です。

#8










さて、春の森を歩いているといちばん強く自己主張してくるのがこの花だと思います。毎年必ず載せるので

このブログではお馴染みのマムシグサ(Jack in the pulpit)です。英語の名前もいわくありげですね。

#9










マムシグサの芽吹きの最初はこんな風に笹の子スタイルです。この肌の模様がマムシのようだということから

この名前がついたそうですが、皆さんにはどう見えますか?

#10









やがて最初に仏炎苞が顔を出します。ミズバショウやザゼンソウのようなサトイモ科の植物が持っている仏炎苞と

同じものですね。

#11









そしてそのすぐ後に葉っぱが顔を出して大きく手を広げます。その間1~2日ほど。なかなか撮れない一連の写真を

今年は撮ることができました。

#12










上に載せた仏炎苞が葉っぱよりも先に出るのがヒガンマムシグサの特徴ですが、このように葉っぱが先に

出るのはカントウマムシグサの特徴です。同じ森の中にも何種類かのマムシグサが混在しているようです。

#13









マムシグサと同じ仲間のウラシマソウ(cobra lily Urashima)です。なんといってもこの仏炎苞から伸びた

付属体と言われる長いものが浦島太郎の釣竿に見えることからこの名前をもらいましたね。言い得て妙です。

マムシグサとのいちばんの違いは仏炎苞と葉っぱが別の茎から出ていることです。そのおかげで葉っぱの

日傘をさしているように見えます。

#14










こちらも今回初めて撮りましたが、ウラシマソウのいちばん最初の芽吹きの瞬間です。もう最初から

釣竿の糸が伸びているのが見えるかと思います。毎年思うのですが、この釣り糸ってなんのために

あるんでしょうね。いまだに解けない謎です。

#15










洗いざらしのワイシャツのような花びらが特徴のこの花はモミジチゴです。花が終わるとすぐに大きな黄色い実が

なります。私には美味しく感じられる実ですが、散歩中に出会った人何人かに聞いてみると必ずしも同じ感想では

ありませんでした。けっこう野趣のある味なんだなーと思った瞬間でした。

#16










小さな小さな花びらが美しいシャク(cow parsley)です。まだ咲き始めなので蕾も見えますが、この植物の

一番の特徴は大きく広がる葉っぱではないかと思います。春の野ではよく目につく葉っぱです。

英語でも牛のパセリですもんね。小さいながらも綺麗な花なので最盛期にまた載せてみたいと思っています。

#17










微かに黄色い花が咲いているネコノメソウです。ひと頃はたくさん咲いていた場所でしたが、もう完膚なきまでに

イノシシに掘り返されてしまい、この花もいつまで咲いていられるのか?

彼らも生きるのに必死だとは思うのですが、千葉県のイノシシは人間が狩りをするために持ち込んだものですから、

気持ちは複雑です。

新婚旅行中、札幌の野幌原始林で初めて出会った思い出の花なので、いつまでも咲いていて欲しいのですが・・・

#18










地獄の釜の蓋(キランソウ)です。大きな薬効成分があるのでこの名前があることが面白いです。花の形も人型で

ユニークです。この花も毎年探してしまう大好きな花です。

#19





















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奥の細道 秋模様「ホトトギス、ミゾソバ、白花イモカタバミ、ノブドウ」

2022-10-28 | ここ里山の草花あれこれ
 
   奥山に 紅葉踏みわけ鳴く鹿の

        声聞く時ぞ 秋は悲しき      猿丸太夫

奥の細道で聞く鹿の声は、こんな哀愁を帯びた声では決してありませんが、それでも最近は1年中その声が聞こえて

くるようになってしまいました。そんな奥の細道の秋模様です。

#1










野鳥のホトトギスが南へと帰ってしまった今頃になると咲き始めるのが、この野草のホトトギスです。

野鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることからこの名前がついたとされていますが、野鳥の方は自然に溶け込む

ための迷彩模様、では野草のホトトギスが同じような模様なのは何のため?

今年はいつもの場所だけでなく意外なところにもたくさん咲いていて、どうやら当たり年のようです。

#2










ユニークな形の白い蕾の中に、こんな風にして花が仕舞い込まれているんですね。自然の巧みな仕掛けに

関心してしまいます。

#3










非常に手の込んだ形をした花だと思います。花の根本部分の黄色い色は奥に蜜があるという導標でしょうか?

#4










案の定、この花の蜜を求めてたくさんのトラマルハナバチが吸蜜にやって来ていました。

でも葉っぱがかなり汚れていて、せっかくの綺麗な花なのにちょっと残念な写真になってしまいました。

#5










何回か前に載せたシロバナサクラタデと同じタデ科のミゾソバです。あまり目立たない小さな花ですが、注目すべき

美しい花だと思います。こうやってアップにしてみると、この花の美しさが実感できるのではないでしょうか?

#6










なかなか全ての花が満開に咲いている姿を見ることはありませんが、花びらの透き通った透明感にはガラス細工を

思わせる繊細な美しさがありますね。

#7










横から見るとこちらも雄蕊の先がちょこんと顔を出して、音楽を奏でている音符のようにも見えてしまいます。

#8










白花のイモカタバミです。奥の細道のとある場所にほんの1箇所だけ、ひっそりと咲いていました。

#9










ノブドウも今年は当たり年のようです。こちらもいろんなところでたくさんの実をつけていました。

#10










赤い実だけでなく青い実も発色よく輝いていました。秋を実感させてくれる実のひとつだと思います。

#11





















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我が家の雑草庭園に咲く花と作物

2022-10-11 | ここ里山の草花あれこれ
 
  薔薇の木に薔薇の花咲く なにごとの不思議なけれど

最近はそんな名前のアダルトゲームもあるそうですが、この句は北原白秋の詩集「白金之独学」の中の一節です。

自然界では季節が巡ってくると、その季節の花が咲くという自然の摂理を詠んだものです。

ということで、今の季節に咲いているうちの雑草庭園の花や作物を載せてみたいと思います。


最初はシコンノボタンです。かみさんが近所の園芸店で買ってきて、今一番大事に育てている花です。

ご覧のように見事に色の綺麗な花です。

#1










でも惜しむらくはこの花、咲いているのは僅かに1日だけなんです。朝に咲いて夜には花びらを散らしてしまいます。

それでも幸いなことに次から次へと咲きますので、毎日花を楽しむことはできます。

#2










こちらもかみさんが毎年タネをとっては咲かせているルコウソウです。真紅の色が目にも鮮やかな花です。花びらの

構造にも巧みな工夫がみられます。

この花、意外なことにサツマイモの仲間だそうです。見かけによらない花です。

#3










トンブリがとれるホウキグサです。ホウキギとかコキアとも呼ばれています。秋になるとこうして色鮮やかな

装いに包まれます。かみさんはこの色が見たくて毎年育てているようです。

その向こうではルコウソウが楽しげに踊っているように咲いていました。

#4










赤い花が続きますが、こちらはチョコレートコスモスです。チョコレート色にも見える花ですが、チョコレートを

思わせる香りも持っている花です。

#5










長年赤いヒガンバナのそばで咲いていた白花のヒガンバナが、遺伝子を少し分けてもらったのか、こんな風に

赤みを帯びてきました。朱に交われば赤くなる???

#6










僅かに日差しを受けて、美しく輝いていました。

#7










タマスダレの花です。花びらが光り輝いて、清楚な美しさを感じさせてくれる花だと思います。

#8










あまり目立たない花ですが、ゲンノショウコもなかなかの美人さんだと思います。下痢止めの薬草としても有名ですね。

バネの力でタネを飛ばした後の実の形が、お神輿の屋根にも似ていることからミコシグサという名前も持っています。

自家受粉を避けるために雄蕊と雌蕊の成熟時期をずらす戦略を持った賢い花でもあります。逆に言うと、それだけ

他家受粉の成功率には自信を持っている花だと言うこともできると思います。

#9










後ろに赤いミズヒキの花も写っていますが、この黄色い花がキンミズヒキです。出来つつある実も写っていますが

この実が非常に厄介なひっつき虫なんです。うっかり触ってしまうとすぐにくっついてきてしまいます。

綺麗な花なのに邪悪な根性をしている悪女のような気も。(おっと、すみません。ちょっと例えがよくありませんでした)

#10










ツユクサは古く万葉集の時代から日本人に愛されてきた花で、万葉集にも月草としてたくさん登場しています。

そういえばつい先ほど、岐阜県にお住まいのブログのお仲間から、葉っぱが丸いマウバツユクサを紹介して頂きましたが、

関西以西に多い種類だそうです。

こうして写真でアップに撮ってみると、いつも仔象のダンボを思い出してしまいます。

#11










代表的な雑草のオオバコです。子供頃、この茎をふたつに折って引っ張りあって遊んだものでした。これをオオバコ相撲と

いうそうですが、そのことからスモトリグサの異名もあるとか。

なんといってもこの草の特徴は、人間や動物に踏みつけられないと消えてしまうところにあるそうです。それだけ厳しい環境に

適応して差別化を図っている植物なんですね。

#12










毎年タネを採って育てているモモイロタンポポですが、今年も先日タネを蒔いて発芽してきたところです。

今までは鉢植えで育ててきましたが、タネがたくさん採れたこともあって今年は直播にしてみました。

来年の春が楽しみです。

#13










我が家の庭のクリの木です。今年は例年にないほど多くの実をつけてくれました。おそらくもう40年以上は

経っている老木なのであまり多くの実をつけなくなっていたのですが、昨年バッサリと剪定したことが良かったのか、

結構多くの実りがありました。

#14










それでも老木は老木なので、本来イガの中には最大3個の実が入るのですが、今はもうほとんどが実1つだけ、2個

入っているのは少なくて、3個のものはひとつもありませんでした。

#15










昨年から家庭菜園で育てているふわとろ長ナスです。まさにその名の通り、フワッとトロッと美味しい巨大長ナスです。

4月に苗を植えて、夏から秋遅くまでたくさんの実を成らせてくれています。

#16










こちらも上の長ナスと同じ時に苗を植えたミニトマトのイエローアイコです。居間の前面にネットを張って、そこに絡ませて

グリーンカーテンにもしていました。非常に美味しいミニトマトで、サカタのタネが開発したその最初から手に入れて育てて

いました。でももう秋、さすがに昨日の収穫を持って終了させることにしました。また来年、です。

#17










うちの庭は雑草庭園を自負するだけあって、毎年なんの手入れもせずともオオバが生えてきます。葉っぱを薬味に使って

重宝していますが、こんな風にタネができると、そのタネも薬味に使っています。なかなかの有用優良植物なのであります。

#18










ザクロです。こんなものまでうちの庭にはあります。これもかなり古い木で、毎年朱色の花をたくさん咲かせ、こうして

実もたくさん成るのですが、いかんせん、使い道がなくていつもそのまま成りっぱなしになっている可哀想な木です。

#19










この子は強い日差しを避けるように日傘を差していました。でも小さな日傘なのでずいぶん日焼けしてしまったかも?

#20










もうひとつ、これもうちの華なんです。ピッピ、11歳。

若い頃はチビワル子ちゃんと呼ばれていて、なんとかして外に遊びに行こうといろんな悪知恵を働かせていましたが、

今ではすっかりおとなしい家ネコになってしました。

#21










こうして私の部屋から外を見張りながらうたた寝をするのが日課になってしまいました。怪しいネコが来ないように

見張っているのですが、たとえ他所ネコが来たとしても、彼女には追い払う力も勇気もありはしないのですが・・・

#22










家の中から見るとこんな感じです。この、ピッピの見張り台と呼んでいるこの椅子に座って日がな一日を過ごします。

この椅子、お隣の秘密の花園のご主人が作ってくださったものなんです。このご主人、元々は食堂のご主人で、

若い頃の村上春樹もよく食べに来ていたというお店だったそうです。そんな料理人なのですが、不思議なことに

大工仕事もプロ級で、こんな椅子なんかを作るのはお茶の子さいさいなんです。ありがたいことです。

#23












<<おまけ その1>>

秋冬を象徴する野鳥のひとつがこのモズですね。うちの前の電柱に止まって高鳴きをしていました。メスでもこうして

ナワバリを主張して高鳴きするのが、あまり他の鳥ではみられない現象でユニークだと思います。

#24










<<おまけ その2>>

「ゴホンといえば龍角散」 また最近よくこのフレーズをテレビで見かけるようになりました。昔からある定番の

フレーズですね。もうずいぶん昔のことになりますが、当時の紀伊国屋書店の社長だった田辺茂一がこのフレーズを

もじって、「ゴホンといえば紀伊國屋」と言っていたことを、このCMを見て思い出しました。非常にウイットに

富んだパロディだと感心したものでした。



















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秋の訪れを告げる里山の野草たち

2022-09-07 | ここ里山の草花あれこれ
 
セミの鳴き声に切迫感が感じられるようになり、数が少なくなったキリギリスの音(ね)にも哀愁が漂ってきた、

そんな今日この頃、野の野草たちからも秋の訪れが感じられるようになってきました。

ということで、秋になると必ず撮る大好きな花から始めましょう。ガラス細工のような美しい質感を持った花、

シロバナサクラタデです。

#1










花の中から顔を覗かせている雄蕊のチョンチョコリンの可愛らしさがこの花の身上だと思います。

#2










茎を左の方から這い登った花の子供たちが右にたどり着いてパッと花を咲かせる、そんなメルヘン風なイメージを

思わず連想してしまいました。背景の玉ボケもリズムに合わせて舞い踊っているようです。

#3










咲き始めの花たちも可愛らしいですね。

#4










とにかく見惚れてしまう美しさを持った花だと思います。

#5










次の花も秋の山野草には欠かせないクサギの花です。

クサギはたくさんの小さな花が集まって賑やかに咲きますが、ひとつひとつの花もとっても個性的です。

この花は雄蕊も雌蕊もとっても長くて、そこがこの花のチャームポイントになっていると思います。

これはアゲハチョウなどの大きな蝶や蛾に花粉を運んでもらうための戦略ですね。ヒガンバナも同じ

狙いを持って花を咲かせています。

#6










クサギは自家受粉を避けるために雄蕊と雌蕊が成熟する時期をずらす戦略を巧みに使っています。すなわち

雄性期には雄蕊が、雌性期には雌蕊が上を向き、その相方は下を向いて機能しないようにしているんですね。

この2枚の写真では雌蕊が下を向いているのがよくわかると思います。

ちなみに雄蕊と雌蕊の成熟時期をずらすことで自家受粉を回避する戦略はゲンノショウコでもよく知られています。

#7












こちらも秋を代表する花のひとつ、センニンソウです。この花も長いたくさんの雄蕊を持っていて賑やかさを

演出しています。

#8










咲き始めには爽やかな清涼感さえ感じてしまいます。花の裏ではクモが2匹、デート中でしょうか?

#9










たくさんまとまって咲くのがこの花の特徴でもあると思います。まとまって咲くことでその白さが際立ちますね。

このセンニンソウに巻きつかれているのが次に載せる花です。

#10










それはタラノキの花です。こんな花が咲くんですね。うっかりすると見逃してしまう花だと思います。

#11










ちなみにこちらが春の芽吹きの姿です。山菜の女王としてよく知られていますね。

#12










エノコログサ(ネコジャラシ)によく似たキンエノコロです。

#13










ありふれた道端の草ですが、陽に輝いている姿が美しいのでついつい毎年のように撮ってしまいます。

#14










キノコも見かけると撮ってしまう被写体のひとつです。絶対にとって食べたりはしないのに、何に惹かれるんでしょう?

#15










同じキノコと思われるものがもうひとつ出ていました。ちょっと調べたところによるとタマゴテングタケモドキとか

テングタケダマシとか、そういった種類のキノコのような・・・ 全く不確かですが・・・

#16










今年の6月に木製のベンチに芽生えたハゼノキの新芽の写真を載せました。こちらです。

#17










それがどうなっていくのか、この数ヶ月間見てきたのですが、枯れることもなく、かといって成長するふうでもなく、

なんとなく生き残っていました。もしかしてひょっとして、これって数年も前からこんな状態で生きてきたのかな?

でも6月の写真には双葉も写っていたしなー。よく分かりませんが、もうしばらく観察を続けてみようと思います。

#18




















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