里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

ジャコウアゲハの飛翔、ミンミンゼミの悲劇、ツクツクホウシの交尾

2021-08-23 | 小動物・虫・魚 & more
 
まず最初はジャコウアゲハのメスです。ご覧のように美しいチョウだと思います。

でもこの写真を撮影したのはもう1ヶ月も前のことになります。暑さにかまけてぐ〜たらしているうちに

今日になってしまいました。この、夏の終わりに近づいた今はもう見かけなくなってしまったアゲハです。

#1










今回はそんなジャコウアゲハの優雅な飛翔を捉えてみました。

#2










このときは卵を産むための草を求めて飛んでいるようでした。いつもより慎重にゆっくり飛んでいました。

#3










ジャコウアゲハの食草はウマノスズクサという毒草です。

#4










ひらりひらりと飛びながら産卵場所を求めて飛び回っていました。アゲハチョウは飛び方にも風格が感じられますね。

#5










でもどうやってジャコウアゲハは幼虫の食草を見つけてるんでしょう? 思うに、触角で匂いを感じて近づき

葉の上に止まってその植物が幼虫が食べる草かどうかを見分けているのかも知れません。

チョウには足の先に味を感じる器官があるので止まるだけでその植物の種類が分かると聞いたことがあります。

#6










飛翔中に一瞬シャープな姿も見せてくれました。

#7










横から見るとマンタが水中を泳いでいるようにも見えます。尾状突起も優雅になびいていました。

#8










アゲハに限らずチョウはみんな腹部もじょうずに上げ下げしてうまくバランスを取りながら飛んでいますね。

#9










さらには前翅と後翅を独立して動かしながら飛んでいるようにも見えます。チョウのあの複雑な飛び方には

巧みな仕組みがあるんでしょうね。

高校時代の物理の授業で一番難しかった流体力学の時間を思い出してしまいました。

#10










次は今奥の細道で一番やかましく鳴いているセミ、ミンミンゼミです。

#11










さすがに、日本最大のセミ、クマゼミには負けますが、それでも迫力のある体格をしていますね。

#12










しかし、さすがのミンミンゼミもオオカマキリには敵いませんでした。弱肉強食の厳しさを見せつけられた瞬間でした。

#13










奥の細道でミンミンゼミの声にかき消されるようにして秘やかに鳴いているのがツクツクホウシです。

#14










オスが鳴いているところへメスが飛んできて交尾が始まりました。このカップルはうまく子孫を残せそうです。

#15







暑かった夏もようやく終わりが見えてきました。























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