里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

ノハナショウブ? ハゼの木の芽生え

2022-06-14 | ここ里山の草花あれこれ
 
いつものように奥の細道を散歩中に森の中に妖しげに咲く花を見つけました。

#1










最初はハナショウブかとも思いましたが、こんな森の中に園芸品種が咲いているのも不自然です。

カキツバタ? 水辺でもないこんな森の中に? それも不自然です。

不思議な美しさを漂わせている花でした。

#2










そもそも大きく垂れ下がるはずの花被片もご覧のように小さいままです。これが園芸品種のハナショウブの原種の

ノハナショウブなのでしょうか? ふとそんな考えが頭をよぎりました。

#3










花被片の根元の黄色い模様もハナショウブとは違います。

#4










ちなみにこちらがハナショウブの花です。明らかに黄色い模様が違いますね。やっぱりノハナショウブなのでしょうか?

確かなことはよく分かりませんでした。そんなことには我関せずといった風情のカエルが印象的でした。

#5












一方こちらは可愛らしい木の芽生えです。ハイドという野鳥観察用の木製の構造物の座面に生えていました。

#6










左側の芽生えの足元にタネのようなものが見えます。芽生えたばかりの双葉は緑色をしていますが、右側のように

ちょっと時間が経つとその双葉が赤く染まっていました。

#7










この若芽はすぐそばにすっくと立っているハゼの木の子供だと思われます。ハゼの木は和蝋燭の原料になるハゼの実を

実らせる植物で、この実は鳥たちにも大変人気あります。

#8










ハゼの木の葉はもう春先から数枚ほどは赤く色づいています。先ほどの赤い双葉からも推察できるように、赤くなりやすい

植物なんでしょうね。あまりはっきりとした紅葉が見られないこの辺りでは見事な紅葉を見せてくれる貴重な木だと思います。

#9










#7と同じ若芽の1週間後です。左の方は葉を広げはじめていますが、右の方の葉っぱには早くも衰えが見えはじめて

きました。昨年も同じところからこのような新芽が芽生えていましたが、いつの間にか消えてしまいました。さすがに

こんな木の隙間に芽生えても栄養が乏しいためにやがて消え去ってしまうんでしょうね。

#10










<<おまけ>>

今回のおまけは空飛ぶ(?)キョンです。太陽光パネルの柵の中に迷い込んでのんびりしていたのですが、私たちが

通りかかったので慌てて逃げ惑っているところです。顔を見るとそんなに慌てている風には見えませんが、かなり

慌てて右往左往していました。もう最近では前回載せたキジに遭遇するよりもキョンに出会う方が多くなってきた

ような気がします。先日も近所に住む飼いネコのティーナがキョンを追いかけ回している姿をかみさんが目撃した

そうです。昨今では房総半島南部に4万頭以上のキョンが生息しているとか。困ったものです。

#11




















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