いまや野良ネコよりも遥かに数が多くなってしまったキョン! ネイチャーセンターの
すぐそばの森に、何匹かのキョンが群れている場所がありました。
あるときは一緒にいたメスが素早く逃げ去ってしまい、若いオスだけがひとりポツンと
取り残されて・・・
私と目が合ってしまいました。
#1
彼も逃げようと向きを変えます。
#2
そしてスタコラ逃げ出しましたが、この時の彼の尻尾に注目してください。お尻にペタッと
付けたままです。(この話は後述)
#3
またあるときは3匹で仲良くたむろしていました。この時も私に気づいた1匹が
素早く逃げてしまったので2匹しか写っていませんが。
#4
手前のメスが起き上がって逃げようとしています。奥のメスの方は余裕の
よっちゃんといった顔で私を見つめています。成熟した百戦錬磨のメス
なのかもしれません。額の黒い模様も立派です。
#5
手前のメスが逃げ出しましたが、この子の尻尾もペタッとお尻に張り付いたままです。
#6
今までに出会ってきたキョンたちはみんな、逃げるときはこんな風に
尻尾を立ててお尻の白い毛を目立たせていました。これは仲間に危険を
知らせるためのものだと思っていたのですが、ここのキョンたちは
みんな尻尾を伏せたままでした。ナゼ?
また新しい疑問が湧いてきてしまいました。
#7
そんなことを考えていたら、ある日、うちの庭にキョンのフンがあるのを
発見してしまいました。あずき粒大のフンがそこここに。
ついにうちの庭にもやつがやって来てしまったかと思い、暗闇でも映る
赤外線カメラを庭に設置して様子を見てみました。
#8
赤外線カメラに写っていたのは、庭の鉢植えのリンドウの葉っぱを
食べているメスのキョンでした。
#9
カメラを気にすることもなく、堂々と庭を歩き回っています。
#10
そしてもう1匹、左のツノが折れたオスとペアでうちの庭を歩き回っては、
そこらじゅうの草を食べ歩いているようです。その後も夜な夜な何度も出没
している姿を確認することができました。
今後ミニトマトやピーマンが育ってきたら食べられてしまうかもと心配して
いるところです。
#11
しかもこいつら、夜中だけではなく朝4時すぎ、明るくなってからも平気で
庭を歩き回っているようです。
#12
まさか、うちの庭がいつの間にか動物園になってしまっていたとは
思ってもみませんでした。ショック!!!
#13
でもこの赤外線カメラに面白い映像も写っていました。
カメラのすぐ目の前に立ったメスのキョンが・・・
#14
目のすぐ下にある臭腺をパカッと開きました。(この特徴から
キョンのことを四つ目ジカと呼ぶこともあるそうです)
#15
そして、めちゃくちゃ長い舌でその臭腺をぺろりとひと舐め。
#16
1度口を閉じて・・・
#17
今度は臭いの付いた舌で頬をひと舐め、頬に臭いを付けているようでした。
この後、臭いの付いた頬をあちこちに擦り付けて縄張りを主張するんで
しょうね、きっと。 う~む、ケシカラン!
#18
ちなみにこの赤外線カメラは動画で撮っていますが、そこから切り出した
スチール写真として載せてみました。
<<おまけ>>
<その1 ハンショウヅル>
奥の細道をいつものように散策中、かみさんが笹の葉の上に落ちていた花片を
目ざとく発見、すぐにハンショウヅルと気づいて上を見上げると、しっかり
咲いていました♪
#19
今年は見つけられないなーと思っていたハンショウヅルでしたが、
季節の終わり頃になってやっと見つけることができました。
私たちが毎年季節になると探してしまう大好きな花なんです。
#20
もうこの花にとっては季節の終わりなので、タネができかかっていました。
同じキンポウゲ科のセンニンソウやテッセン、クレマチスを思わせるタネに
なります。
#21
<その2 白いワンコ?>
普通のモンシロチョウですが一瞬白いワンコのようにも見えてしまい、
ちょっと和みました。
#22
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○o。。。 ミ・。・ミ 。。。o○