昨年まで私はヒバリの高鳴きという表現を使っていましたが、高鳴きという言葉はモズに対して使う言葉で
ヒバリに使うのは誤用だという話を目にしたので、使うのをやめることにしました。その代わりというわけでは
ないのですが、俳句の春の季語に揚雲雀(あげひばり)という言葉があることを知りましたので、これからは
こちらを使いたいと思います。
ということで、その揚雲雀のシルエットからスタートです。
#1
巣を飛び立ったヒバリのオスは、早くも鳴きながら空の一点を目指して上昇していきます。
#2
ナワバリの主張もありますがメスへのラブコールが主な目的ですから、なんとも楽しそうに飛んでいきます。
#3
上空のお気に入りの一点に辿り着くと、そこに張り付くようにして鳴き続けます。
#4
巧みに翼を操りホバリングをしながらの独演会です。
#5
どこかにいるはずのメスに向かって、右に左にとラブコールを送り続けます。
#6
気分が乗ってくるとまた少しずつ上昇していきます。やがて空の中に溶け込んでしまい「チュルリ ピチュリ チュリ
ピーチュリー ・・・」という可愛い声だけが降ってきます。
#7
ひとしきり歌い上げると(時間にして5〜6分ぐらいでしょうか)、いきなり地上に向かって降りてきます。
#8
降りながらもまだ歌っています。メスが見つからなかったことへの未練でしょうか?
#9
地上が近づいてくると翼を使って減速します。
#10
最後は音程を下げて曲をフェイドアウトするような感じで終わらせます。きちんと歌っているんですね。一流の声楽家です。
#11
降りるまでけっこう頑張ってピントを合わせて来たつもりでしたが、最後の最後でちょっとピントがずれてしまいました。
残念!
#12
散歩の途中、高い木の上から「ビーン ビーン」という鳴き声が聞こえて来ました。繁殖期のカワラヒワの鳴き声です。
飛ぶ姿の美しい鳥ですから、その飛び出しを狙って撮ったのがこの2枚です。
#13
逆光が絵になる鳥です。
#14
一方こちらは田んぼから飛び立ったムクドリです。
#15
なにかを咥えていますがなんでしょう?
#16
餌のような感じもしますがよくわかりませんでした。
#17
近所の電線にホオジロのオスが止まっていました。
#18
どうやら鳴き始めるようです。特徴的な鳴き方をする鳥ですから、鳴けばすぐに分かりますね。
#19
胸を張って天に向かって鳴く鳥です。よく「一筆啓上仕り候」とか「札幌ラーメン味噌ラーメン」とかと
聞きなされる鳥ですが・・・
#20
この時の私には「チョッピリ チョッチージョ」と聞こえました。複雑な鳴き方をしますので、この鳥には
いろんな聞きなしが存在しますね。愉快な鳥です。
#21
うちのすぐ近く、田植えが終わったばかりの田んぼにカルガモが1羽だけでいました。
#22
すごく小さな田んぼなので、すぐ近くでのご対面となってしまいました。
#23
日本人と同じく虹彩の色はブラウンなんですね。一年中日本にいるカモだから日本人に似たのかな?
#24
あまりに近かったので飛んで逃げるかなと思ったのですが、なんと田んぼの隅にあった穴の中へと入ってしまいました。
分かりづらいですが矢印のところにある穴です。
#25
寄ってみるとこんな感じです。これは巣穴なんでしょうか? 今まさに抱卵中?
いずれここでカルガモのヒナたちが見られるかもしれません。
#26
<<おまけ>>
今回のおまけは白花です。
まず最初はこちら。カタバミの白品種でしょうか? ミヤマカタバミという白い花が咲く品種もあるようですが
中の雄蕊の色が違うみたいです。よく分かりませんでしたが、花びらが内側にカールしていて、独特の存在感を
漂わせていました。
#27
そばにはムラサキカタバミがたくさん咲いていましたが、この白花はここにだけ10輪ほどが咲いているだけでした。
いつものようにかみさんとの散歩中に彼女が道端で見つけた”謎のお花畑”でした。
#28
もうひとつの白花はずいぶん前にさなえさんから頂いたタツナミソウの白花品種です。毎年弱々しく咲くのですが、
不思議と消えずに残り続けている花です。タツナミソウ、漢字で書くと立浪草。葛飾北斎が神奈川沖浪裏で描いたような
波を彷彿とさせる花です。野生のタツナミソウはもうずいぶん昔にネイチャーセンター奥の細道を散歩中に見つけて、
その当時センターの職員だったMさんという博識の女性にその花の名前を教えて頂きました。それ以来好きになった花です。
#29
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○o。。。 ミ・。・ミ 。。。o○