里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

想い出の札幌 この10年の記録 (第2弾) 「オシドリの夫婦はおしどり夫婦じゃない!」

2020-07-25 | 心はいまも札幌原住民
 
いろいろと試行錯誤の結果、写真のサイズをもとの大きさにすることができましたので、今回からそのノーマルサイズで

載せることにしたいと思います。

さて、想い出の札幌の第2弾、今回は札幌の街で子育てをしているオシドリを取り上げてみました。

#1










円山公園を流れる円山川でみごとな婚姻色を纏ったオシドリと出会いました。かなりド派手な個体でした。

#2










オスが杉の葉の下をまさぐっています。何か餌でもあるのでしょうか?

#3










今度は同じところをメスがつついています。まさに夫唱婦随ですね。

#4










よく、仲のいい夫婦のことをおしどり夫婦と言ったりしますね。でもオシドリが仲良しなのは交尾のときまで。

交尾が終わるとオスは次のメスを求めてどこかへ行ってしまいます。

#5










そのあとの抱卵と子育てはメスがひとりで行います。でもそれがオシドリのやり方! そうやってこれまで子孫を繋いできたんですからね。

#6












おしどり夫婦という言葉を作った人間の方が勝手に間違っていたということでした。

#7










北大のクラーク会館前ではまた別のオシドリ夫婦と出会いました。 ふたり揃ってなにを見つめているのでしょう? 

でもよく見るとふたりとも両眼視をしていますね。オシドリも両眼視ができることを、このとき初めて知りました。

#8










こちらは北大工学部のすぐ横にある大野池です。落ち着いたたたずまいのオアシスです。

#9










私が工学部の学生だった50年近く前は人の立ち入れないただの湿地帯でしたが、いまはごらんのようにきちんと整備されて、

学生や観光客の憩いの場になっています。

#10










しかもこの池は人間だけでなくオシドリたちにとっても、毎年子育てをする場になっているんです。

この写真には11羽のヒナが写っていますが、さらにこのオシドリ母さんの後ろを2羽のヒナが歩いていました。

#11










噴水の水がかからないところで、みんな仲良く泳いでいます。

#12










こうやって人間のそばに居ることで、カラスやハヤブサなんかの捕食者に襲われないようにしているんでしょうね。

#13










さすがにヒナはかわいらしい姿をしていますね。

#14










背中の模様なんか、木漏れ日が当たっているような感じなんでしょうかね。じょうずなカモフラージュだと思います。

#15










こちらは旧北海道庁の北池です。ここも都会と自然が共存している札幌らしい一角だと思います。

この池でもオシドリやマガモがよく子育てをしています。

#16










こちらのオシドリは3羽のヒナを連れていました。

#17










メスの顔にはヒナ時代の模様が色違いで残っているんですね。

#18










「おまえたちは私がまもるからね!」 カルガモ母さんのそんな気迫が感じられました。

#19










札幌という街は、人間と自然が当たり前のように共存しているすばらしい街だと思います。
















 
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想い出の札幌 この10年の記録「クマゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、ヤマセミ、ハシブトガラ、キビタキ、ミヤマカケス」

2020-07-18 | 心はいまも札幌原住民
 
このところの新型コロナの影響であまり鳥撮りにも積極的に行けない状況が続いていますので、ここしばらくは

私が生まれ育った想い出の地、札幌のここ10年ほどの写真のうちからいくつかを抜粋再録してみたいと思います。

このgooblogに来る前の@niftyココログ時代に載せていた写真の抜粋再録ですので、両者の規格の違いもあって、

サイズは少し小さくなっています。


まずは北海道を代表するキツツキ、クマゲラ♂です。 この子とは野幌原始林で出会いました。

#1










なんといってもこの赤い頭が印象的ですね。ツルのタンチョウと双璧を為す特徴だと思います。

#2










「キョロ コロ コロ コロ」という独特の声で鳴きながら飛んできて、この木の幹に止まりました。

繁殖期には「キョーオ!」と大きな声で鳴きますね。森の中を歩いているとときどき聞こえてくる声です。

#3










しっかりとした尾羽を幹に押し当てて、それを支えにして止まります。

#4










猛々しい名前とはうらはらにかわいらしい目をしていると思います。

#5










木をつついて虫を探しながら、上へ上へと登っていきました。

#6










そしてこのあと、私の真上を飛んでもと来た方へと消えていきました。

#7










こちらはアカゲラです。この子とも野幌原始林で出会いました。

トドマツの幹に巣穴を開けて、まさに子育ての真っ最中でした。

#8










キツツキはみんな、オスメス協力して子育てをするようです。

#9










餌を咥えて戻ってきては、いったん側の木に止まって様子を窺っているようでした。

#10










そして安全を確認したあと、ヒナに餌を運んでいきます。

#11










一方こちらはオオアカゲラです。お腹に広がる薄い赤色がきれいです。やっこさん顔も凛々しいですね。

#12










なんといっても札幌という街のすごいところは、200万人が住む、その人間のすぐそばに豊かな自然が広がっている

という事だと思います。

たとえばここは真駒内公園です。むかし札幌オリンピックのとき、スケート選手として一番人気のあった”銀盤の妖精”

ジャネット・リンが尻餅をついたスケートリンクがある真駒内室内競技場のすぐそばなんです。こんな街中に

深山幽谷に棲むというヤマセミが普通にいるんですから驚きです。

#13










こちらは北海道を代表するカラ類のひとつ、ハシブトガラだと思います。この子とは円山公園で出会いました。

コガラとの区別が難しい鳥でもあります。

#14










こちらもハシブトガラ、かな〜? 

#15










もしかしたらコガラ、かも?

#16










この子はキビタキです。色のきれいな鳥です。野幌原始林にお棲まいでした。

#17










特にこの子は色のはっきりした美人さんでした。 ま、オスだけど・・・

#18










こちらも同じキビタキですが、この子とは円山公園で会いました。ちょっと色の静かな美人さんでした。

#19










ミヤマカケスです。内地にいるカケスと違って頭が黒くなく、目も優しい感じがします。

このときはちょうど、冬に備えて、咥えたドングリをどこかに隠そうとしているところでした。

#20










最後はカラスです。札幌では絶対外せない鳥です。なんといっても、良く言えばものすごく人なつこい、悪く言えば

人間なんか屁とも思ってない、そんなずうずうしいヤツなんです。

触れるぐらい近づいても逃げないんですから、ほんとかよと思ってしまいます。

#21




















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