東京公演シリーズは後半戦に突入。この日のライブは、江古田という街にあるバディというお店のご好意と、臼庭潤の地道な交渉によって実現した。会場は140名くらいは入り、ステージも広々としている。サウンドエンジニアの方をはじめ、スタッフの方々にとても親切にして頂く。
この日のステージは5人編成。佐野聡さんがトロンボーンに留まらず、ハーモニカ、手笛を披露してくれ、また普段の4人組とは違ったライブに。彼とは久しぶりの再会でその場で共演できたことに感謝。
サウンドチェック後の腹ごなしは、バンド全員と聴きに来て下さった俳優の大谷さんとそのお友達お二人の大所帯で蕎麦屋で。土蔵の外観をそのまま残した風格あるその店のお品書きには、酒の肴数品と蕎麦のみが。天丼もカツ丼も無かったと思う。コシが強く平たい蕎麦は勿論、飛竜頭も美味だった。
今回に限ったことでは無いけれど、臼庭潤のサックスが聴く人を惹き付け続けた2ステージだった。暖かい音色で、饒舌過ぎず、澱み無いアドリブをやるのだから当然といえば当然。単に自分が勉強したことをご披露するのではない。自分の音楽的嗜好を押し付けない。サックスを吹く音楽家であると同時に、客のいるステージに立つエンターテイナーであるということを決して忘れない。ライブはバンドとお客との会話だ。相手が自分のことばっかり言っていればシラケる。そうかと言って相槌だけされても面白くない。「ジャズは好きなんだけど、サックスソロは苦手なんだよね。」という人でも大抵は臼庭のサウンドを気に入る。
臼庭本人に言わせると、サキソフォーンと言う楽器は近代になって完成された楽器なので、他の管楽器に比べ、極めて機能的らしい。ということは、極めて音数が増え易いそうだ。音数オタク、というかとにかく沢山の音を吹きがちになる。しかし音楽を聴くのにそんなサックスの性質など、知ったことでは無い。
バディの広いステージだけでなく、客席前方辺りまで練り歩きながら吹きまくった臼庭。セカンドセットは文字通り彼のサックスで始まり、曲間もサックスが鳴り続け、そしてサックスで終わった。でもわがままフロントマンでは決して無く、バンドメンバーそれぞれの見せ場はキッチリ作る。4曲しか無いワンステージで、ドラムのオープンソロが2回なんて普段はありえないのに、昨日はしっかりやらせて頂きました。
来て頂いた、何年振りかで会う人、ニューヨークで知り合った人、これからまたしばらくは会えない人達にお礼してからバンドでしばし歓談。西武池袋線上り最終一分前に地下2階から地上に駆け上がり、駅員さんへの「乗りま~す!」の一声とともにすべり込みセーフ。あぁ疲れた、でもまた水曜日に向けて頑張ろう、なんて思いながら帰りました。
この日のステージは5人編成。佐野聡さんがトロンボーンに留まらず、ハーモニカ、手笛を披露してくれ、また普段の4人組とは違ったライブに。彼とは久しぶりの再会でその場で共演できたことに感謝。
サウンドチェック後の腹ごなしは、バンド全員と聴きに来て下さった俳優の大谷さんとそのお友達お二人の大所帯で蕎麦屋で。土蔵の外観をそのまま残した風格あるその店のお品書きには、酒の肴数品と蕎麦のみが。天丼もカツ丼も無かったと思う。コシが強く平たい蕎麦は勿論、飛竜頭も美味だった。
今回に限ったことでは無いけれど、臼庭潤のサックスが聴く人を惹き付け続けた2ステージだった。暖かい音色で、饒舌過ぎず、澱み無いアドリブをやるのだから当然といえば当然。単に自分が勉強したことをご披露するのではない。自分の音楽的嗜好を押し付けない。サックスを吹く音楽家であると同時に、客のいるステージに立つエンターテイナーであるということを決して忘れない。ライブはバンドとお客との会話だ。相手が自分のことばっかり言っていればシラケる。そうかと言って相槌だけされても面白くない。「ジャズは好きなんだけど、サックスソロは苦手なんだよね。」という人でも大抵は臼庭のサウンドを気に入る。
臼庭本人に言わせると、サキソフォーンと言う楽器は近代になって完成された楽器なので、他の管楽器に比べ、極めて機能的らしい。ということは、極めて音数が増え易いそうだ。音数オタク、というかとにかく沢山の音を吹きがちになる。しかし音楽を聴くのにそんなサックスの性質など、知ったことでは無い。
バディの広いステージだけでなく、客席前方辺りまで練り歩きながら吹きまくった臼庭。セカンドセットは文字通り彼のサックスで始まり、曲間もサックスが鳴り続け、そしてサックスで終わった。でもわがままフロントマンでは決して無く、バンドメンバーそれぞれの見せ場はキッチリ作る。4曲しか無いワンステージで、ドラムのオープンソロが2回なんて普段はありえないのに、昨日はしっかりやらせて頂きました。
来て頂いた、何年振りかで会う人、ニューヨークで知り合った人、これからまたしばらくは会えない人達にお礼してからバンドでしばし歓談。西武池袋線上り最終一分前に地下2階から地上に駆け上がり、駅員さんへの「乗りま~す!」の一声とともにすべり込みセーフ。あぁ疲れた、でもまた水曜日に向けて頑張ろう、なんて思いながら帰りました。