まだ大雪になっていなかった先週の日曜日、27丁目のレキシントンアベニューとパークアベニューの間にあるジャズスタンダードというクラブへライブを聴きに。バンドリーダーはドラマーのマット・ウィルソン。そしてフリューゲルホーンも吹くトランペッター、オルガンも弾くピアニスト、クラリネットも吹くベーシストのカルテットだった。
さあ一曲目が始まるっていう、受付のお姉さん曰く「完璧なタイミング」で客席に着いてステージを見ると、あるか無いか分からないほどの細いストライプ入りのジャケットを着てピシっとネクタイをした銀髪のドラマーが、赤く輝くドラムの後ろに座っていた。
ドラムセットの内訳はジャズドラムの王道といえるもので、口径18インチのバス・ドラム(一番大きくてドラマーの前に横倒しになっている)、同14インチのフロア・タム(ドラマーにとっての右側にあり、脚が付いている深めのドラム)、同12インチのタム・タム(バス・ドラムの上にセットされている)、同14インチ深さ6インチ半のスネア・ドラム。
彼とドラムセットの見た目から容易に想像できそうな、モダンジャズ調は最初の一曲目だけで、次はサイケデリックロック調、そしてファンク調、最後がボサノバ調だった。終わりの挨拶後の客出しソングで3人の歌うお姉さんが加わり、リーダーのウィルソン氏はストラップを着けたスネア・ドラムを抱えてサンバらしきリズムを叩きながら、客席を練り歩いた。
この後僕は自分の仕事に向かわなかったため、彼とお姉さん方の練り歩きは殆ど見ずにあたふたと退出したが、ドラマーとしてもバンドリーダーとしても色々参考になった。
割合多かったドラムソロでの、ユニークな奏法から出る音色。その中で印象的だったのが、ドラムの打面を擦っても音が出るブラシを、まず静かに打面に置き、毛先だけ持ち上げ、一本ずつパラパラパラっと打ち付けていた。
リーダーとしては、バンドの楽器編成に相応くて、変化に富んだ選曲だったこと。ステージにはグランドピアノと本物のハモンドオルガンがあり、ピアニストは二つの大きな楽器を交互に弾き、ベーシストは最後の曲直前にサクッとクラリネットを組み立て、サラッと吹いていた。
次回は最後の練り歩き終了まで、腰を据えて聴きたいもんです。
さあ一曲目が始まるっていう、受付のお姉さん曰く「完璧なタイミング」で客席に着いてステージを見ると、あるか無いか分からないほどの細いストライプ入りのジャケットを着てピシっとネクタイをした銀髪のドラマーが、赤く輝くドラムの後ろに座っていた。
ドラムセットの内訳はジャズドラムの王道といえるもので、口径18インチのバス・ドラム(一番大きくてドラマーの前に横倒しになっている)、同14インチのフロア・タム(ドラマーにとっての右側にあり、脚が付いている深めのドラム)、同12インチのタム・タム(バス・ドラムの上にセットされている)、同14インチ深さ6インチ半のスネア・ドラム。
彼とドラムセットの見た目から容易に想像できそうな、モダンジャズ調は最初の一曲目だけで、次はサイケデリックロック調、そしてファンク調、最後がボサノバ調だった。終わりの挨拶後の客出しソングで3人の歌うお姉さんが加わり、リーダーのウィルソン氏はストラップを着けたスネア・ドラムを抱えてサンバらしきリズムを叩きながら、客席を練り歩いた。
この後僕は自分の仕事に向かわなかったため、彼とお姉さん方の練り歩きは殆ど見ずにあたふたと退出したが、ドラマーとしてもバンドリーダーとしても色々参考になった。
割合多かったドラムソロでの、ユニークな奏法から出る音色。その中で印象的だったのが、ドラムの打面を擦っても音が出るブラシを、まず静かに打面に置き、毛先だけ持ち上げ、一本ずつパラパラパラっと打ち付けていた。
リーダーとしては、バンドの楽器編成に相応くて、変化に富んだ選曲だったこと。ステージにはグランドピアノと本物のハモンドオルガンがあり、ピアニストは二つの大きな楽器を交互に弾き、ベーシストは最後の曲直前にサクッとクラリネットを組み立て、サラッと吹いていた。
次回は最後の練り歩き終了まで、腰を据えて聴きたいもんです。