AFVモデルステップアップ第2弾はどこかで予告したとおり、アーマーモデリング誌のマガジンキット「ファインモールド製 1/35 八九式中戦車乙型」を製作いたします。
今回は少しだけ工作の難易度をあげつつ、ピグメントを使用したウェザリングにも挑戦したいと思います。
このキットはファインモールド製だけあって、部品をなくしたりしなければ非常に作り易いキットです。また、雑誌中に組み立て説明書があって、ポイントを押えた解説が同時に記載されていますので、初心者も安心です。
まずは道具を準備しましょう。今回から写真は掲載しませんが、ニッパー、ヤスリ、ナイフ、ピンバイス、接着剤、ピンセット等は常にセットになるよう道具箱を整理しておきましょう。
今回はこれらに加え、瞬間接着剤、ポリエステルパテ(モリモリ40g)、マスキングテープ(6mm)を使用しました。
それでは作業に入ります。
まずは車体の仮組みから、行ないます。
接着剤を使わずにマスキングテープで固定しています。車体本体が箱になることを確認します。さすがファインモールド製です。変なすき間等はありませんでした。
今回は異常ありませんでしたが、こういう板状の部品を組みたてる、いわゆる箱組みのキットでは必ず仮組みして部品間にすき間はないか、部品は歪んでないか、車体の直角は出ているかをチェックするようにしましょう。どんな異常時にどんな処置をするかはケースバイケースですが、削る、プラ材で補強、部品を変形させるというのが主立った対処法です。部品の変形は難しいので「削る」、「プラ材で補強」で対処出来ないかをまず先に検討した方が良いと思います。
仮組み後は説明書通りに組み立てていきます。
車体前面ハッチの取っ手です。部品の真ん中にパーティングラインがあったので、ピンセットで摘んだままヤスリで仕上げました。もし、それが難しい場合は本体に接着した後に仕上げると良いでしょう。ただし、接着後に仕上げる場合は必ず接着剤が完全に乾いた後に作業するようにしましょう。半乾きの状態では当然部品が取れてしまいます。目安としては1晩は必ず時間をあけましょう。
本体への接着は右側の写真のようにピンセットで取り付け位置に持って行った状態で流し込み接着剤で固定しています。
誌面の作例でも記載されていますが、車体後部のソリ部分を薄く削りました。カッターナイフの刃を立てて削るいわゆるカンナ掛けです。写真右側の上が削る前、下が削った後です。
こちらも誌面で紹介されていますが、マフラーの排気口を空けます。ここでは、紙面よりももう少し手順を細かく紹介します。
まず、排気口部分を0.3mmのドリルで幾つか穴をあけます。その次にその穴をカッターナイフでつなぎます。そのままでは結構ガタガタですしちょっと肉厚ですので、仕上げに紙ヤスリを二つ折りにして瞬間接着剤で貼り合わせたものを使って削って仕上げました。
さて、ここまでやると結構良い時間が経っていると思います。
次回の記事で組み立てを完了しましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます