木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

最初で最後の

2008-07-28 23:49:52 | Weblog
昨日お友達巡りをしてたら 美容院の話をしてた
みなさんは 美容院で 悩みがありますか!?  とかいう一文があったので思わず反応してしまった
はっきり言って僕の人生にそのようなものは一切関係なかったし
これから先も関わるということは考えられなかった
だが昨年の4月にこんな日記を書いてしまった

 僕が名古屋にいることを彼女は知っていて
 彼女が名古屋にいることを僕は知らなかった


この不公平を逆手に取った

つまり僕は彼女の店を知っていて
彼女は僕を知らないままだった
この日記までも見せたけど・・
そしてそれから3か月・・4か月くらいたった頃
お店のメールアドレスに予約を入れた
  ・・僕じゃない名前で

約束の時間 ちょっとドキドキしながらお店のドアを開けた
僕にとって53歳になって美容院なるものは初体験
そちらのドキドキと彼女に会うドキドキの二重奏

このお店は一対一
一人のお客さんに最初から最後まで彼女の手が係る
本当は違うのだがその時の僕は山本さんになった
入ったとき、まだ先客の女性がいた
30分くらい待った

「じゃ山本さん どうぞ」と言われたがピンとこない
 だって山本さんじゃないんだもん
でもずっと我慢してた 山本さんになろうと。。
ふ つ う に喋れたよ
彼女はやはりプロだ
お客を飽きさせることはない
僕もその辺は無口ではないから 天使は飛ばない
彼女の情報も少しずつ暴き始めてる
 あ それ 知らんかったなぁ・・・ とか



そうそう簡単に時間は過ぎて行った
ずっと山本さんのままええ男になって帰ろうとしたが
「お茶入れますから 飲んで行って下さい」
二つ並んだ椅子の後ろにカウンターがこしらえられていて コーヒーとか紅茶とかくつろぐ時間をくれる
「DM出したいので 住所とお名前教えていただけませんか?」 ときた

もうそこで白状しました
 「(僕のずっと使ってるハンドルネーム)かっつん だよ」


 「やっぱりそっかー 予約のメールから  じゃないかなぁ って思ってたよ」
またそれからしばらく話をして店を後にしました

「かっつんさんの日記に出てくる私が すごく素敵に見えた」
そう自分のことを言ったけど 彼女は確かに素敵な人だと思う
でも
僕はもう彼女の所には行かない
美容院は僕には似合わないからね


時々仕事の帰りにそのお店の前を通る
一瞬彼女の立ち姿を確認する
  頑張れよ
ひとこと言ってから僕は又アクセルを吹かす
コメント (2)
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