木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

思いがけない初詣

2009-01-02 23:50:39 | Weblog
元日の夕方出してなかった年賀状の返事を数枚書いてポストに向かった
夕方と言ってもこの時期もう暗い状態
歩いて2分 ポスト着
少し歩いてみた

家にいたままのトレーニングウェアーにブルゾンをつっかけたままなんで遠くへ行くつもりもない
見慣れた町、生まれてずっと見てきた町を歩いてみる
寒いと言っても例年の寒さでもなく
縮こまった体を解すつもりで歩を進めた

町が暗い ほんの少しだけど明るさが薄い
コンビニと自販機とコイン駐車場の
薄ら明りだけ
人の姿もほとんどない

ここを曲がろうと思わないうちにここを曲がった
また一段と明かりの薄い道へ
小学生の時に分団で集まってた小さな公園に出た
その脇に小さな社の神社がある
子供の頃は公園の中にあった社はどんな柵があったのか知らないけれど
今は公園の脇の直接道路に接した所に移されてる
此処の神様は僕の小さい頃も知っていてくれてる
集合して出発するまでの短い時間に野球をやったりドッジボールをしたり
そうだ小さな容器のふたにコマを回して鬼ごっこしたのも知ってるんだ

こじんまりした鳥居をくぐるつもりじゃなかったけどくぐった
お金も持ってないから手だけ合わせようと社に近付き、首を垂れる
ありきたりだけど、切実な願いを繰り返す
踵を返した瞬間 ズボンのポケットでチャリンと鳴った
そうだ、掃除してた時に見つけたコインがあった
その中の一番の大金100円硬貨
その銀色をさい銭箱に落とした

少しだけ心が軽くなった
初詣が終わったね

さぁ みんなとネコがいる家へ帰るか

コメント (12)
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