イルカ なごり雪

10時からの「歌の旅人」って番組を見た
初めて見た
番組表を見てたら　伊勢正三　なごり雪　って言葉があったんでつい引き込まれた
正やんのファン　だったわけじゃないが昔好きだった子がそのファンだったからそれもこころのどこかにあったのかもしれない
そういう見方も許されるんじゃないかな

なごり雪　といえば　イルカ　と思う人が多いかもしれんけど
　　それはイルカのパクリだ
昔のかぐや姫を知ってる世代はそう感じてる
僕もずっとそう思ってた
今日の番組を見て　それを世界で一番感じてたのはイルカ本人だったとわかった

かぐや姫が解散して正やんの2大ヒット曲
「22歳の別れ」と「なごり雪」
前者は正やん自身が作ったバンド「風」が歌い　予想通り大ヒット
後者もヒットするだろう誰もがそう思ってた中　
あえて「風」が手をつけることはなかった
さて誰がそれを手掛けるか
歌わせてやってほしい　と正やんに頼み込んだのはイルカのご主人になる今は亡き神部氏
イルカ自身は最後の最後まで自分の歌うべき曲じゃないと思い続けていたようだ
そりゃそうだ
僕らでも「なごり雪」はいい曲って知っていてそのうち「風」が歌うんじゃないかと思ってた
横取りしたように思われたくはないだろうし　歌手として気が進まなかったその心情は十分にわかる
レコーディングのその場になっても彼女の気持ちは晴れないままだったらしい
そこへ入ってきた　ぶらりと入ってきたのが正やんだった
彼は彼女の目も見ずに「イルカらしく歌ってほしい」って言う
そこで初めて吹っきれたと


ずっとずっと・・ずっと
心の片隅で許してなかったイルカを許したろか　と思った


　聞いたろか　と思った



イルカ なごり雪