木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

入を図って出を制す

2010-03-27 14:04:05 | Weblog
むかし 具体的には中三の時だったのだが知ってるのにわざと間違えた試験があった
それは社会(政経)の問題だった
僕の古い日記で知っててくれる人もいると思うけど
当時の社会の先生は努力をせん人だと思ってた
僕は学習塾に通ってて 塾の先生は「指導書」なる「虎の巻」を持ってた
これは実際学校の先生が普段の授業で使う先生用の教科書だ
他の科目はそうでもなかったのだが、3年の時の社会の先生はこの指導書からいつも出題をしていた
塾の先生はいつもこれを簡単に貸してくれてた
だから僕は社会のテスト、取ろうと思ったら100点も取れる状態にあったわけだ
ずるいやろ  すんませんと今でもおもっとる
その塾には同じ中学に通ってる子が数人いたのだが
なぜかいつも僕が試験の前日に借りれる特権があって ニヒヒ
正直言って社会のテスト勉強は1時間くらいやっとけばOKだったのだ


そして タイトル
( )を図って( )を制す
公の財政の問題の中にこの言葉が出てきた
括弧内を埋めなさい

これを書き込まずに答案用紙を出したわけだ
答えは前日に指導書で確認しておいたから知ってた
でもどうしてもそれを授業で聞いた覚えがなかったのだ
だからそこは白紙で出した
なんかもったいないなぁ と思いながら提出したので今でもこの言葉は忘れてない

しかるにこの言葉は今ますます重要な役割を果たす言葉となっている
意味わかる? っすよね
要するに入ってくる(お金など)物はしっかりとその算段を怠らず
出(いず)るもの(出費)はできうる限り制限をして堅実に生きよ
というような意味です とはっきり断定しちゃうと語弊がありますかな
人によって少しずつ解釈が違うかもしれません

これは彼の二宮尊徳 金次郎はんの言った言葉というか実践した内容というか
藩の財政を立て直した彼のスローガンなわけです
つまり今の国家の予算 実はこういうことが大切・・なのはわかっちゃいるけどなかなかできないということでしょう
今の民主党の政策 だんだんその全貌が見えてきました
僕は基本的には応援しとりますが締めるところ緩めるところ 果たしてこれでいいのでしょうか
全国民が賛成 ってなことは絶対あり得ない
それはわかってるから細かいところは言うつもりもまた知識もありません

尊徳はまず一番下で働いてる者に鍋の煤を落とせから実践させたとあります
煤を落として薪の節約からのスタート
もちろんやがてご主人様の遊興費の制限まで徹底させます
これを現代に置き換えるとすれば 一般市民が節約に勤しみやがて公の大きな節約へと通ずる
もう一般市民はかなりの節約を強いられていると僕は思ってる
これからお上のそれに手をつけようというそのときに・・
逆にもう一回一般市民に甘い汁を吸わせることは理にかなってることなんだろうか
いや今まで苦労してきた一般市民だからそういう政策もいいんじゃないかと思ってきたけど
まだ少し早すぎるってことはないだろうか と思ってしまったわけよ
もっとお上の無駄遣いを是正して 一般市民、公、共に痛みを分かち合って
財政が健全になってから子供手当や高校無償化(うちに恩恵あり)を出さなきゃ
つまり今これをやるとお上の無駄遣い是正のパワーが分散されちゃいそうな気がしてきたんよ
僕が言ってることは今更遅いし 今まさに援助を受けなければ死んじゃう人も現実にはいるんだろうから敢然と阻止できるほどの信念もないんだけどね

わが町の河村市長が議員の定数半減と給料の半減案を議会に提出した
完璧廃案
いろいろな立場があるからここで議員の皆さんに苦言を呈することまではできんかもしれん
でも一人1600万以上の年収っていかにも的を得てないそれだと思う
現に河村市長は同じくらいの給料を半分の800万に自ら落としたと聞いてる
名古屋だけの話じゃなくて これから全国で考えなくてはいかんことだと思います


  入るを図って出るを制す


深い言葉だよ 甘い汁を吸ってる人には不快言葉かもしれんけどね


コメント (12)
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