木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

仕合わせ

2010-09-14 15:41:26 | 音楽

この前 チャゲアスの「男と女」を探してるときに脇のほうに出てきた
知ってる曲・・知ってる曲って言うのは知ってるんだけど
奥まで知ってるとは限らなくて
サビの部分だけ知ってたり 歌詞の一部だけだったり
甚だ頼りない記憶のまま頭の中を彷徨っている

今日は仕事しながら中島みゆきを聞いていた
「ん?」そうあの時の曲だ
もう一回聞いて そのあとまた一回聴いた
今日はなぜこんな言葉が突き刺さるんだろう



  なぜ めぐり逢うのかを
  私たちは何も知らない
  いつ めぐり逢うのかを
  私たちはいつも知らない
  どこにいたの
  生きてきたの
  遠い空の下
   ふたつの物語




なんて言う曲かこれだけでわかるかな?
男と女が赤い糸で結ばれるという伝説とは違い
この歌では男の糸と女の糸が布を織る
縦糸と横糸の結びつきが為し得る業を歌う
「糸」という曲だ



    縦の糸はあなた
    横の糸はわたし
    織り成す布はいつか誰かを
    暖めうるかもしれない






中島みゆき編は消されてました




  なぜ生きていくのかを
  迷った日の跡のささくれ
  夢追いかけ走って
  ころんだ日の跡のささくれ
  こんな糸がなんになるの
  心もとなくて震えてた
   風の中



    縦の糸はあなた
    横の糸はわたし
    織り成す布はいつか誰かの
    傷をかばうかもしれない




かつてそういう行為をしてふたりの子供を守ってきたんだろうか
今その布はどこにあるんだろう
もう跡形もなく朽ちて消え去ったのかもしれない

でもその結果だけは残した
また新しい布が織られて未来が続く・・・




   縦の糸はあなた
   横の糸はわたし
   逢うべき糸に出逢えることを
   人は仕合わせと呼びます




「仕合わせ」というものはすべて「幸せ」ではなく巡り合わせ的な意味があるようです
幸せは仕合わせだけど 仕合わせは必ずしも幸せではない・・
縦と横の糸を織り始める幸せは仕合わせの中の一部分
喜びが伴わない仕合わせもある


なるほどです 
幸せな仕合わせに出逢いたいものです
コメント (20)
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