木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

バトンタッチ

2011-11-30 18:00:30 | 人生
野球シーズンが終わり 来年の戦力充実に向けて各チームの補強が始まっています
充実してきた力を見せるべく大リーグに挑戦する者もあれば
FA宣言をして自分の力の評価を確かめようとする者もある
どちらも自信の表れでありチーム内で大きな力を持っている者の特権だ

今日はその人たち主力が抜けた後のチームのことを少し話したい
どこのチームであれ主力が抜けるとチーム力は落ちる
それはほとんどの場合確実なことではある
ただしその主力というのは上り坂というより頂上あるいはまたそこを少し過ぎた選手たちであるともいえる
それが抜ける
戦力の低下はもちろんだけど新しい効果が生まれる
それは新戦力の台頭だ
主力が占めていたポジションが空く
そこをめがけて複数の戦力がしのぎを削る
その結果以前よりも強力な布陣を敷くことができる場合もある
それがチームが活性化されるということである
ロートルの選手の衰えでその現象が起こることもあるが
最初に例を挙げたピークの選手のポジションで起こることもある
「俺を超える選手はいない」そう思ってるその選手が抜けても
結構チームはうまく回ってゆく

これは野球チームを例に考えたことだけど
実際この社会のあちこちで見られる現象でもある
一家の大黒柱を自負しているお父さんがある日突然の引退をする
ただ単の引退かもしれないし 急病かもしれない
もしかしたら不幸にも急逝ということもこの世の中にはある出来事だ

そうなったとき勿論困る家もあるだろうけど
多くの場合困った後に何とかなってゆくものなのだ

もしもその位置にいてどうしても苦しくて苦しくて身の置き場がないくらいだったのなら
潔くその場を後進に譲って 自分の経験を伝えながら指導してゆく道を選ぶべきではないか
そんなことを感じた場面に出くわした

案外自分が思ってるほど自分は大物じゃなかったりする
後を受けた者の方がうまく立ち振る舞ってゆくかもしれない
潮時をどこに持ってゆくのか
いつどこで誰に上手にバトンタッチするのか

そんなことを考えるようになってしまったわけだ




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コメント (4)
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