かっつんちのニャミだよ
お久~~
あっしにはどうしても許せない人がいるニャミ。
本当は感謝しなくちゃいかん人なのかもしれんが、どーしても許せない
何故感謝しなくてはいけないかというと、近所のドラッグストアからあっしをこの家に連れてきてくれた人だから
うん、その通りにずっと感謝してたし、大好きだったニャミ
だっていつもご飯をくれるし、トイレの掃除もしてくれてたから
でも仕合わせだったそんなある日、その人は娘だけを連れてこの家からいなくなったニャミ
あっしには一言のあいさつもなければ、その理由を聞かせてもくれなかった
ある日突然いなくなって・・かっつんを一人にしてしまった
だからあの女は許せないニャミ
かっつんがいない時にたまに荷物を取りに来たりしてたけど、あっしは許さなかった
昔のように猫なで声で「にゃみ~~」っていうけど
あんたがかっつんにしたように一言も返してやらなかったニャミ
あっしに触ろうもんなら怒り度100%でうなってやった
先月もアズねぇが帰ってきた時に、ここに来たんで怒ってやった
アズがだっこしてあの女のところへ近づけたんで「Wooooo~~~」言ってやったニャミ
あれから10年くらい経つけどあっしはまだあの女を許しちゃいない
仁義を通さんやつは一生許さないニャミニャミ。
今日初めてかっつんが真面目な顔をして、あっしにお願いをした
午前中、座椅子に寝そべって録画してあった「そこまで言って委員会」を見てたんで
その胸の上に乗っただよ
夏はTシャツ一枚きりなんで胸の上に乗ると落ちたらあかんと立てる爪で痛いらしいニャミ
「もう」と一瞬顔をしかめたかっつんが真面目な顔になった
「にゃみ 頼みがあるんだけど・・・あんなぁ、ばあちゃんが近頃おかしいねん
自分じゃ認知症になったんじゃないかと思ってるようだ
でも、多分そこまではいっていない。
今日もばあちゃん連中と5人でコメダで2時間話してきたらしいし
その話の内容もしっかりオレに伝えてる。
認知症じゃあれはできんと思う。
あんなぁ、ちょっと忘れ物が多くなって、怖くなって、そんでパニックになってるんや
にゃみ 悪いけどちょっとばあちゃんに付き合ってやってくれんか?
マイケルはお家から出るのが怖い子だから、お前に頼むしかないんや
ばあちゃんの相手したってくれへんか?」
そんなことならお安い御用じゃ
だってばあちゃんはいつも大好きな鰹節くれるニャミだから
ちょっとエアコンの調子がおかしくなったXVをスバルに預けて、そのまま営業所までついてきてくれた息子を送るために栄まで行った
帰ってから、昨日調達したビタミンCとか栄養ドリンクをもって母親の部屋を訪ねた
喫茶店でのひと時が楽しそうでうれしそうに僕に話す
話のつじつまが合わないところはない
昼過ぎに、いつものところへ行こうと玄関に立った
すると僕より一歩前にニャミが出た
「行くんでしょ?」みたいな顔で僕を見上げるニャミ
「行ってくれるんか?」とドアを開けたら、一目散に階段を下りてポタの部屋のドアの前まで走って行って
僕を持っていた。
「ありがとう ニャミ」
「ちょっとニャミが出たそうだったんで、連れてきた。 飽きたような気がしたら俺の部屋のドアを開けてやって」
そう言って置いてきた
動物セラピーも効くような気がするんだ
夜11時過ぎに帰ってきたけど、ニャミはここにいる
何があったのかまだ聞いてはいない・・・
お久~~
あっしにはどうしても許せない人がいるニャミ。
本当は感謝しなくちゃいかん人なのかもしれんが、どーしても許せない
何故感謝しなくてはいけないかというと、近所のドラッグストアからあっしをこの家に連れてきてくれた人だから
うん、その通りにずっと感謝してたし、大好きだったニャミ
だっていつもご飯をくれるし、トイレの掃除もしてくれてたから
でも仕合わせだったそんなある日、その人は娘だけを連れてこの家からいなくなったニャミ
あっしには一言のあいさつもなければ、その理由を聞かせてもくれなかった
ある日突然いなくなって・・かっつんを一人にしてしまった
だからあの女は許せないニャミ
かっつんがいない時にたまに荷物を取りに来たりしてたけど、あっしは許さなかった
昔のように猫なで声で「にゃみ~~」っていうけど
あんたがかっつんにしたように一言も返してやらなかったニャミ
あっしに触ろうもんなら怒り度100%でうなってやった
先月もアズねぇが帰ってきた時に、ここに来たんで怒ってやった
アズがだっこしてあの女のところへ近づけたんで「Wooooo~~~」言ってやったニャミ
あれから10年くらい経つけどあっしはまだあの女を許しちゃいない
仁義を通さんやつは一生許さないニャミニャミ。
今日初めてかっつんが真面目な顔をして、あっしにお願いをした
午前中、座椅子に寝そべって録画してあった「そこまで言って委員会」を見てたんで
その胸の上に乗っただよ
夏はTシャツ一枚きりなんで胸の上に乗ると落ちたらあかんと立てる爪で痛いらしいニャミ
「もう」と一瞬顔をしかめたかっつんが真面目な顔になった
「にゃみ 頼みがあるんだけど・・・あんなぁ、ばあちゃんが近頃おかしいねん
自分じゃ認知症になったんじゃないかと思ってるようだ
でも、多分そこまではいっていない。
今日もばあちゃん連中と5人でコメダで2時間話してきたらしいし
その話の内容もしっかりオレに伝えてる。
認知症じゃあれはできんと思う。
あんなぁ、ちょっと忘れ物が多くなって、怖くなって、そんでパニックになってるんや
にゃみ 悪いけどちょっとばあちゃんに付き合ってやってくれんか?
マイケルはお家から出るのが怖い子だから、お前に頼むしかないんや
ばあちゃんの相手したってくれへんか?」
そんなことならお安い御用じゃ
だってばあちゃんはいつも大好きな鰹節くれるニャミだから
ちょっとエアコンの調子がおかしくなったXVをスバルに預けて、そのまま営業所までついてきてくれた息子を送るために栄まで行った
帰ってから、昨日調達したビタミンCとか栄養ドリンクをもって母親の部屋を訪ねた
喫茶店でのひと時が楽しそうでうれしそうに僕に話す
話のつじつまが合わないところはない
昼過ぎに、いつものところへ行こうと玄関に立った
すると僕より一歩前にニャミが出た
「行くんでしょ?」みたいな顔で僕を見上げるニャミ
「行ってくれるんか?」とドアを開けたら、一目散に階段を下りてポタの部屋のドアの前まで走って行って
僕を持っていた。
「ありがとう ニャミ」
「ちょっとニャミが出たそうだったんで、連れてきた。 飽きたような気がしたら俺の部屋のドアを開けてやって」
そう言って置いてきた
動物セラピーも効くような気がするんだ
夜11時過ぎに帰ってきたけど、ニャミはここにいる
何があったのかまだ聞いてはいない・・・