木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

ゴマ摺り器

2016-06-18 23:54:13 | 仕事
一昨日のゴマ摺り器、モニタリングの結果が出ました



もう一度写真使います
結論から言って右の大きい方は合格 左の小さい方は・・用途としては少し劣る

今回有り合わせの丸棒で摺り棒を作ったのですが、これがヒノキ(前回の小さいのの時は楓)
ヒノキは柔らかい上にちょっとした香木
いい匂いなんですが匂いがあっては食品には向かず、この摺り棒は却下になりました
それと柔らかいゆえに蓋ノ口の丸い部分と擦れて傷がついた
その細かい削りかすがゴマに混じった可能性あり

容器の方は苦労して作った大きい方は中の繰り方が少々荒かったのか
それが幸いして摺り具合はなかなかの物でした

が、小さい方はその繰り方がスムーズで、自分で言うのもなんだが非常にきれいでなめらか
それが命取りになった(ちょっと大袈裟だが)
ゴマがすべって摺り難い これだけだったら気が付かないくらいなんだけど大きいのと比べると摺る行為にはやや不向き
但し、摺り棒の方でもう一度工夫をすれば改善できる可能性もあり


やはり胡麻を摺るという事のみを考えるとすり鉢には敵いません
でもこれが台所の隅にあるという存在感を認めてもらえるかどうか
そこらあたりが勝負の分かれ道です
かわいいと思ってもらえたらいいん







コメント (8)
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