木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

ネットの力

2016-07-17 23:59:17 | ネット
一昨日、40代くらいの男性が仕事場にやってきた
この人は終始僕に頭を下げて社員が僕にした行為を盛んに謝る
「その節は申し訳ないことをしました。会社で話題になりなんとしてもお詫びに伺わないと気が済まないということで
 今回突然ですけれど、こうやって改めてご挨拶に伺った次第です」
名刺には覚えのある会社名と取締役の文字が記されていました

でもそれはもう約2年前のことでした
僕からしたら嘘のセールストークで契約書を書かされて、一部だがそれがわかったので契約を破棄しました
実は事業上の契約はクーリングオフ対象外かもしれないのだが、頑なに事業所内への立ち入りを拒否していたので
さすがにそれでそれ以上の措置を諦めた会社です
ですから迷惑はかけられましたけど、被害は受けていません

普通はそれくらいで会社の役員がわざわざこんな小さな事業所に手土産を持参して謝罪になど来るはずもないはずです

僕はその一部始終を順を追ってブログ記事にしました
ご丁寧にタイトルにその会社の名前を入れて

実は自分がされたことはこの会社のあるいはもしかしたら一社員の不誠実の結果なのだから
この会社はこういう仕事をします という警告のつもりもありました
思い上がった行為かもしれません


契約をした直後勿論僕もこの会社の名前で検索を掛けました
不自然なくらいいいことばかり書いてあった
だから余計に自分の経験を文字にしておきたかったのです

前にも一度記事にしましたが「このブログの人気記事」にほとんど毎日この記事の題名が上がっている・・・
それだけ検索する人が多いんだということも何となく思っていました
裏返すと会社にとっては忌々しい記事に違いありません
多分この会社の名前を入れて検索すると1ページ目か2ページ目くらいに僕の記事がヒットするはずです


何故取締役さんがこの記事を書いたのがうちだと分かったのでしょう
多分お客にこの記事のことを指摘されて、二年前のこの時期に記事のようないきさつのあった事業所を逆検索したのでしょう
僕は記事のように電話とともにハガキで契約解除を申し入れています

そして記事は間違いないことを承知で謝る
そこまでしか言われませんでしたが相手の希望はその記事の削除に他ならないと思う
そんなことはするつもりはありません
ありませんが、僕にとってきつい言葉がありました
「社員にも家族がいます」
決して責められたわけではありませんが、少し堪えています

もうあんな嘘のトークで仕事をすることはありません と誓ってくださいましたが
実際のセールストークを誠実にすれば売り上げの目減りを避けられるのでしょうか
その記事の最後に少し付け加えるべき言葉を探すことにします

やっぱネットは力持ちだね
勿論、手土産受け取りは固辞しました

コメント (8)
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