木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

2年後には

2017-05-05 23:47:23 | 友達
昨年もGWに会った友達から誘いの電話を受けた
酒でも飲もうじゃなくて喫茶店でお茶でも飲もうだ
僕にとっちゃその方が気が楽だ
いつも書くけどおさらい
Wは中3の時同級生でしかも同じ高校へ進学したのは男子は僕ら2人だけだった(女子は一人)
一緒に浪人したけど僕は弟との別れがあって家業を継ぐことにした
彼は受験頑張って、早稲田の法学部の学生になった
一年留年して卒業した後名古屋市に就職
そのまま堅実な人生を歩んできた
60歳の定年で本庁の仕事から抜け、市の下部組織の中の会社に勤めている
あと2年でそこからも退く予定だ
彼もそうだし同じ高校の出身で高い年収を誇っていたのもいるけど
定年を過ぎると普通の人になってゆく
年収1000万を超えるなんて聞くとビックリしちゃうのだが
その実引かれるものも多そうだ
それはサラリーマンの宿命という事なのだろう
勤め人は良いなぁ と思ってた時期もあるけど僕らには恵まれてることもある
それはたとえ趣味で手に入れてもある程度経費で落とせる特典があるという事だ
例えば車、好きな乗用車を買っても85%は経費 残りの15%が事業主貸しという自腹になる
パソコンなどは多分全部経費で落とせる
仕事があるからのパソコンだから
つまり自分で仕事をするという事はそういうことなのだ

このまえの「金持ち父さん貧乏父さん」じゃないけど普通のサラリーマンで終わるだけではラットレースだと言われる所以
いかに本業以外で生活を豊かにする収入を図るか それは年を取ってからでも遅くない
カーネルサンダースを見よ という事らしい

話が逸れた
Wはあくまで堅実な人間で「投資は俺に向かん」 と言う
「定年後やることがない」と言いつつ何か奥歯にものが挟まったような口調だ
「好きなことを見つけてやるべきだ ブログはどうだ?」などと突っ込む僕に
「実は実現不可能かもしれんがちょっと考えてることがある」

「ただのボランティアでいいから、子供に算数とか数学を教えたい
 俺、自分の妹とか二人の息子たちに算数と数学を教えてきて、ある程度の成果もあったし
 知らない子たちに教えてやりたいんだなぁ・・・」
「すうっげーいいじゃん」
「でも女房も息子も全然バカにして取り合ってくれん」
「自分の楽しみのためと割り切ってやれるならそんなに有意義なことはないと思うよ
 そりゃ事業として始めるのは少しハードルが高いかもしれんから取り合ってもらえんのかもしれんけどね  頑張れよ 絶対やれよ 必ずやるの(笑)」

いくつになっても行動することは一番大切なことだ
あんな実直な人生を歩んできたやつの夢なら何とかかなえてやりたいと思う
いくら無料でいいと言ってもそれなりのハードルはあるだろう
いやむしろ無料だからこそのハードルさえあることだろう
それでも生きがいのために頑張ってほしいなぁ と思った


幸い僕には「らしきもの」がありそうに思う
有り難い




コメント (2)
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