木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

80歳

2018-02-16 00:08:08 | 仕事
長いこと仕事してると機械の調子が悪くなる
機械屋に連絡することもあるのだが、修理屋さんに頼むこともある
機械屋はやれることが決まっていて、難しい仕事はその修理屋に連絡することになる
だから難しそうなのは直接修理屋だ

今回も丸棒サンダーにキャスターを付けてもらう仕事のついでに大きい方のサンダーのブレ止めそして今回は轆轤に取り付けるアダプターを頼んだ
その口の部分だけ有ればそれに合わせて加工できるのだがその部分が外せなくて
結局ロクロの機械ごと持って行ってもらうことにした
一人で持つにはちょっと重い機械


いつもこの修理屋さんは二人でやってくる
社長と職人さん
職人さんが車を運転して社長は助手席
今日は社長が一人で来た
「京都にいるお兄さんが亡くなったとかで数日帰ってこんわ」
「あの職人さんいくつくらい?」
「65だったかな・・」
「社長はいくつなの?」
「70、あっ 違った80だ」
僕と息子に受ける でもわざとボケたんじゃなくて自然に呆けた感じ

80と65のおっさんが二人出来て機械を直したりいろんな冶具を作ってくれる
いつも壊れかけのバンで来るが今日はびっくりするような車で来た

「社長若い車に乗ってるね」
「いや~ 今日はTがいないんで息子の車に内緒で乗ってきた
 乗るな乗るなと煩いんで・・留守だったから黙って乗ってきた(笑)」
「気ぃ付けてね」

多分プリウスの一番高い車? 音もたてずに滑り出して行った



80になっても現役で働くおやじ
この時のオヤジさんも80歳を超えて現役だった
80の現役 しかも同姓 実は僕もこの2人のオヤジさんと同姓なのだ
そのくらいまで頑張れるか
これは自営業の一番大きなメリットかもしれない
元気で頑張りたいものです。




コメント (6)
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